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詩集 月光読書 弍

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何気なく思いついた詩を書いていきます。最初の月光読書はノベルデイズにあります。https://novel.daysneo.com/author/lunagon/
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2024年3月の記事一覧

【詩】寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて

寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて 愛を問いかけ 愛を知り 愛によって裏切られる 世界は荒廃するばかりなのか 気分次第で 人を許せず そして許し 君たちは前に進む そんな中救ってくれるのは どんな救世主なんだい 寂しい時に抱きしめてくれる手もない 悲しい時に一緒に泣いてくれる人もいない 孤独の中生きる 新しい出会いを信じて生きる それがいまの世界 順序よく並ぶ行進が テレビに映ってる それを見て腹正だしく感じるのは 病んでいるからだろうか 蝿が頭の上を飛んで

【詩】夢

夢みたいなこと 何時迄も考えて 子供の時間は終わったんだよ 大人になった君は僕にそう言った ランドセルに詰め込んだ たくさんの思い出たちは 宝箱にしまわれて出てこない そろそろ先に進もうか だってこのままじゃあ 辛いだけでしょう? 君は沢山の常識を鎧にして生きている とてもじゃないけど壊せそうにないな 夢なんて言葉で終わりにすることのできない自分が 空回りして体が宙を浮きそうになる 愛だけじゃ食べていけないって 聞いたようなセリフを吐いて 追いやってしまうのを許した

【詩】冷たい君の涙

冷たい君の涙 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの 凍てついた心が確かな言葉を信じるよ そっと触れて あの優しい月みたいに ああ 過ぎ去っていく青春よ ああ 無口な影よ 貴方となら どこにでも行けると信じた過去よ どうかこの愛を受け入れて 涼しい顔の猫のような そんな顔をしないで 報われるなら 何処にでも行けると信じたあの日々よ 帰ってきて 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの あの丘に登ってみても 答が出ないんだ それは永久に出ないのか 教えて欲しい