【家庭菜園】「ECメータ」を買って土壌診断してみた

こんにちは そらまめです。

 土の中の肥料成分量を「多い⇔少ない」でざっくり確認する方法として「EC(電気伝導度)測定」というのがあるのですが、そのECを測定するためのECメータを購入しました。約2000円。

ECメータ


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 ECの他にもPHが測れたりして、土壌診断にピッタリです。まだ使い込んではいませんが、校正機能(ECとPH。PHは4,6.8,9の3点校正、2点でも可)もちゃんと付いています。どこかの製品レビューで「すぐ壊れた」みたいな書き込みがありましたが、今のところ大丈夫。

 保存液に付けるタイプではありませんが、プローブが交換式なのでまぁいいかな。校正液は付いてないので別途必要です。

 以前の記事で書いたPHメータの校正機能はアナログ式(精密ドライバーでボリュームネジを回して調整)でしたが、これは自動校正式。楽ですね。ECの校正はアナログ式です。

測定してみる

 さっそく測ってみましょう。土に水を入れて良く振って混ぜます。水の量は土の5倍。結果は0.3mS/cmと出ました。

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 EC測定は、水の中の肥料成分が多いほど電気が通りやすい、という原理を利用しています(あってる?)。数字が大きいほど肥料成分が多いということになりますが、この「0.3」という数字はいかに?

EC診断

 診断方法は以下の資料を参考にさせていただきました。(PDFファイルなので開くと重たいかもしれません)

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 この表を見ると、0.3は少ない、というか入ってないレベルでしょうか。確かに元肥を全然入れてない区域の土だから当然か。ちなみに土は黒ボク土です。

 ECでの診断は、窒素、リン酸、カリのどの成分が多いのか少ないのか分からないのと、それ以外の成分の成分量が反映することもあるので過信は禁物ですが、大体の状態を見るのには便利ですね。

PHと組み合わせた診断

 物の本などを読むと、「PHとECを組み合わせた診断」ということで、下のような9マス図をよく見かけます。

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が、図にすることで逆に分かりにくくなっていると思うのは私だけでしょうか… 

 結局のところ、以下を押さえていれば良いのだと思っています。

①作物にはちょうど良いPH値とEC値がある
②ECが高いのにPHが低い場合は「窒素過多」かもね

ちょうどよいPHについては過去記事をご参照ください。

 ちょうどよいECについては以下の資料を見つけましたので、野菜のところだけ抜粋してみました。

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ECメータはあった方がよい?

 さてこのECメータ、というかEC診断ですが、あくまでも目安ということなので、単機能のメータを買うのは個人的にはちょっと迷いますね。

 今回買ったのはPHメータ機能もついています。PH診断は必須、ついでにECも測れる、測るのも簡単というところで、PH測定機能も併せ持ったものならお勧めしたいと思います。逆に、これからPHメータ買うのだったらECも測れるやつを買いましょう。

Aliexpressについて

 上に貼った製品リンクはAmazonなんですが、実際はaliexpressという中国のECサイトで買いました。そっちのリンクを貼ろうと思ったんですが、記事をアップしようとするとエラーになります。がっちりブロックされてます。noteと協業しているサイト以外を排除してるのかな。同じ製品のAmazonへのリンクを貼ってます。アフィリエイトとかではありません。

 Aliexpressは中国ではNo1、Amazonが競争に負けて撤退したというトップサイトなのですが、色々とトラブルが起こることがあるとかないとか。

 リスクがありつつも、なんといっても安いのでたまに利用します。このECメータも日本の半額以下で買えました。

 いまのところ困ったことには遭遇していません。5インチモニタを注文したら、液晶がバキバキ状態で届いたことぐらいでしょうか。写真を送ったらちゃんと注文キャンセルできました。

 Aliexpressで買うときは自己責任でお願いしますね。それから、説明書は英語のみでした。Google翻訳で頑張りましょう。ご了承ください。

つぶやき

 参照資料、PDFのばかりですみません。ソースを提示したいのと、できるだけ信頼できる参照先を、と探すとこんな感じになってしまいます。
 あと、noteにリンク貼るとスペースとるのと、表が作れないの、なんとかならないのかな。







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