【家庭菜園】肥料が多くてイチゴの苗が枯れた話

イチゴの苗が枯れた

 ホームセンターで買ってきた土にイチゴの苗を植えたところ、みごとに枯らしてしまいました。苗を引っこ抜いてみたところ…

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 ポットであったであろうエリアから、根がまったく外に伸びていません!

 最初は葉っぱの周りから枯れ始め、当時忙しくて水やりを良く忘れていたので、それが原因だと思っていました。でも、水分不足であれば水を求めて逆に根が伸びているはず。どうやら違うようです。

 買ったばかりの培養土、なんでも入っていてPH調整済み、植えるだけでいいよって書いてあったのに…。

 そこで、培養土の袋をよく見てみると「種まきや若い苗には適していません」的な説明が書いてありました。読んでないよこんなの。赤字で書いといてよ。しかしどんな理由なんだろう。

栽培初期には肥料は不要

 肥料成分がたっぷり、が良くなかったんだろうな。と、ここで思い出したのが以下のブログでした。あれ、確かそんなことが書いてあったよな…

 タイトル通り農業従事者に向けたブログですが、アマチュアにとってもとても参考になる記事が多くて勉強になります。近年は土壌硬度をテーマとしているようですが、初期の記事では肥料過多の害を繰り返し説いておられます。

 記事を探してみたら該当する説明がありましたので引用します。

(略)苗を植える場合も同じ。苗を定植するときに、土壌の肥料濃度のECが高いと活着しにくい。理由は、浸透圧です。
 土壌のECが高いと浸透圧が高いために、作物が水を吸収しにくくなり、根を伸ばしにくくなります。つまり活着しにくくなります。
 (略)つまりその後の成長は別にしても、初期は肥料は必要ない

 土壌のECが高いというのは、肥料成分が多いという意味ですね。まさに今回のケースに当てはまります。浸透圧の説明は省きますが、要は肥料が濃いと水が吸えないということです。

 普段、いかに少ない肥料で野菜を育てるかを考えながらやっているのですが、今回は横着してしまいました。そこそこ育った苗だったので、育ちにくいことはあっても枯れるまでとは思っていなかった。甘かったですね。購入した培養土には肥料成分の表示がなく、忙しさにかまけて成分測定をしていませんでした。

市販の培養土は全部入り

 ホームセンターなどに売っている培養土は、栽培に必要な肥料、堆肥があらかじめ入っているものがほとんどで、入ってないものを探すほうが難しいです。全ての銘柄でこのようなことが起こるとは思いませんが、気を付けるにこしたことはないのでは。

 緩効性の肥料が入っているものの方が、肥料の効きが穏やかなのでリスクが少ないかもしれませんね。





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