【家庭菜園】畑の土のPHが7.8もあった話
こんにちは、そらまめです。
今年の3月、当選した市民農園の区画のPHを測ってみると、なんと「7.8」もありました。これは良くない数値ではなかったか?
ちょうどいいいPHは弱酸性
野菜の栽培とPHの関係として必ず出てくるのが、PHと肥料成分の溶けやすさの関係を示した下のチャート。
黒いバーの太さが溶けやすさを表しています。全成分がベストというPH帯はないのですが、栽培的にこの辺がバランスいいよ、というところがPH6.0~6.5(弱酸性)。
7.8はだいぶ外れてますね。カリと鉄などの微量要素が足りなくなる可能性が。(チャートによってはカリは溶けるとしたものもありました。どちらが正しいかは不明…)
なんでこうなった?
区画の前の利用者が、PH測らずに石灰入れてたんでしょうね。困るなぁ。
日本の土壌は、ほおっておくと酸性に傾いていくとのことなので、露地栽培であればアルカリに傾くことはないのだろうなと今まで思っていました。石灰を相当量入れたか、多めの量を長期間入れ続けたか…
そういえば、周りの区画の方たち、石灰ゴンゴン入れて土が真っ白になってたな。だいじょうぶかしら。
もちろん、今年は石灰入れませんでしたよ。このまま石灰入れたらPH8.0超えてたかもしれません。
栽培上どうだったのか
さて、PHの基本は弱酸性ですが、野菜によって好むPHが違います。詳細は以下をご参照ください(ファイルが開きますのでご注意)。
えんどう、ほうれんそう(アルカリ性)、さといも、しょうが、にんにく、じゃがいも(酸性)あたりを除けばだいたい弱酸性に収まってますね。
さて、この土で育てた春作とその結果は以下の通り。まったく育たない訳ではなく、そこそこ収穫はできました。そこそこ採れるからPH過剰は意識しづらいのでしょうか。
結果はもちろんPHだけでは語れないのですが、全般的にやや不調といった感想です。
秋作は大丈夫か?
これから育てたい作物は以下の通りなのですが。
えんどう以外はPHを下げた方がよさそうですね。PHを下げるにはどうしたらいいんだろう。
次回に続く(かもしれない)。