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車いすママの日常27(立てるってすごいこと!)

今朝の朝ご飯はチンするだけのオムライス。
オムライスには昔から何かしらのメッセージを書いてきたため、中学生になった今でも息子は「今日は何書くつもり?いつも通りLOVE?」とニヤニヤして聞いてくる。ので、今日は漢字で「愛」にしてみました。私の重い愛を受け止めろ。息子よ。



実は昨夜、洗濯機でレシートを洗ってしまいましてね…(T . T)
底の方にいくつかの破片を見つけ、もう本当に何年振りに、よいこらしょ、と立ちあがろうとしてみたわけです。底の紙切れを取りたくて(T . T)

いや、立とうとして立てるものでもないのだけどね、私の場合。右足は全廃なもので、頼りなのは左足。それも全体重をかけることは到底無理で(たぶんそんなことしたら骨が本気でやばい)、だからこの左足でヨイショと踏ん張って、腕で体を持ち上げ、体を洗濯機にもたれかけ、一瞬目線が上がったその間に洗濯機の底の紙の破片を取る、という、一か八かのプロ級の技をやらなければならないわけです。

で、久しぶりにそんなことをしたら腰が伸びてしまって、車いすに着地してからいたたいたたとしばらく悶えた。そこで息子が一言。

「ちょっとやめてよー、何年障害者やってんの、わかってるでしょ自分の体」

と冷ややかに言われたことに大笑いした件。

さすがうちの息子。面白いこと言うわー!
はい、たしかに産まれてこのかた、43年も障害者やらせてもらってます😅そうねぇ、無理か無理じゃないかは判断しないとケガにつながるわね。気をつけます。しかし腰がいたた、いたた。。

しかし改めて思った。
人間とは、自分にできないことは想像の域でしか体験できないわけで、だからそれをやってのける人のことを「いや大変ねぇ、すごいわねぇ」と思いがち。

私もよく「車いすで日常生活していてすごいわねぇ」と言われるけど、私にとったらそれは当たり前で、いやはや、立ってる人ってすごいわねぇ、と思う。だって!たった二本足でバランスとって立つって!すごいことよ…私にとったら。それに腰を伸ばして背中を伸ばしてバランスを取らないと立位って維持できない。すごいわーそんなことを普通にやっているんだから、すごい。と、私の目線からは「立ってるなんてすごいですねぇ」となったりするわけです。おもしろいですねぇ、生きているって^^

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