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創作センスが壊滅的にない私でも大手エンタメ企業の内定を総ナメできた訳

私がどうしても成し遂げたいと思えたこと

「好きなことで生きていく」

「理想の仕事」を指す言葉ですが、就活生にとっては一番身近にある言葉ではないでしょうか。
就職活動で求められるのは徹底した自己分析。

「なぜ私は働くのか」
「どうしてここで働きたいのか」
「何が好きで、何をしていると幸せなのか」
「私の好きなことは何か」

といった質問は何度も何度も問いかけて深堀していくことだと思います。

私も就職活動が始まる時期は自己分析をやる際にこういった問いとは向き合ってきましたが、どうしても就活をしていると

「安定した仕事に就きたい」
「自分を必要としてくれてうまく働けるのならそこでいい」

と漠然と考えていました。これも一つの軸ではあると思いますけどね!

私自身留学経験もあったので「英語使える仕事なら続けられるのかな〜」とかとにかく自分が今まで得てきたスキルベースで考えていました。今思えば浅いですけれど!

その考えが一転したのが大学3年生の時に参加したフェスで海外のアニメファンの方々とお話をした時でした。それまでもSNS等で海外にアニメファンがいること自体は認知していましたし、テキストでの交流もあったのですが生で会うと彼らの熱量に圧倒されてしまいました。

コンテンツについてとんでもない熱量で話す彼らをみて「言葉の壁を超えて人をこんなに熱狂的にするってなんて素晴らしいんだろう」と思うようになります。

(その時のフェスについて打ち合わせしている時の私)

私も海外の、いや、世界中の人全体を熱狂させられるようなコンテンツに携わりたい!そう思い、コンテンツを制作するエンタメ業界を志すようになるのです。

エンタメ企業で活躍する自信は全くなかった

とはいえ、不安はつきものでした。エンタメ業界の就活について調べれば調べるほど、活躍している人は「いい意味で狂っているオタク」や「天才」が沢山いると感じたからです。

私には彼らのように言いたいことを言語化したり、絵にしたり、モデルを生み出したりする能力はありません。これから育てるとしてもスタートが遅すぎます。彼らはそれこそ幼少期から天才で、オタクなのです。

今までうまく大学生活を過ごしてきた自負はありましたが、エンタメ業界で勝負ができるほどのカードが揃っている自信はありませんでした。美術の成績は晩年5段階評価中の2~3。文章も教授に「拙い」とはっきり言われるほどヘッタクソなんです。この文章も上手いこと書けているか本当に不安なんです・・・笑。これでは自分一人でコンテンツを生み出すことなんてできません。出来たとしても、「世界を熱狂させるほどのエンタメコンテンツになるか」といったら答えは限りなく【NO】に近いです。

それでもどうにかしてエンタメ業界で輝きたい。そのためには採用されたい...! 諦めたくない...! そのためには今就活生が誰もやっていないことを成し遂げて自信をつけたい…!
そう考えた時に目に入ったのが

【株式会社ソラジマでのインターンシップ】

でした。

私自身ソラジマ以外でもインターンシップはしていたんですが、割と以下の状況に当てはまる会社が多いです。

・紹介で入らないとそもそも選考してくれない
・インターンシップといいつつ雑用担当になる
・そもそも無給労働になってしまう

どれだけ探しても「そもそもスタートラインにたてない」ということがめちゃくちゃ多いんですよね。

その点ソラジマはしっかりと目標に向かって努力できる人を採用しているのと、WebToonに関しては積極的に採用をしているので上記のような懸念は少なかったです。正直な話、有給ってだけでも嬉しかったんです当時は。笑

何かみんなとは違うことがやりたい。エンタメ業界でも私が働いていていいっていう証明が欲しい!そんな想いで飛びついたソラジマのインターンシップでしたが、確実にソラジマで活躍できる人はその「証明書」をもらえる人だと思いますよ!

入社してからやったこと

2021年の3月からWT事業部が本格的に開始したのですが、私に任されたお仕事は「WebToonをスタジオで制作するのでその仕組みを作り、連載開始させよ!」

というものでした。

今ソラジマでWebToonを制作するスタイルは、最初からあったわけではなく、私をはじめとしたたった4人の事業部メンバーが自分の足を使って開拓した唯一無二のスタイルなのです。

人物を描く人は着彩もやった方がいいのか、それとも分けるべきなのか…背景の人は何人採用すると上手く回っていくのか?原稿をより綺麗に魅せるにはどのような技法を使うと良いのか…

でも、金額はどうしよう?私が勝手に決めたら迷惑かな・・・。上長はもっといろいろ知っているかもしれないしなあ・・・。情報もなく、知識もない。単価も分からず毎回迷ってしまい、一時期私自身が足踏み状態になってしまったこともありました。

そんな私に上長が一言こういったのです。

「正解は気にせず、ソラジマにとってベストだと思ったことならなんでもやってほしい」

衝撃的だと思いますが、私はビジネス経験もないいち学生です。何よりも大切なハズの会社のお金を任せてもらえている。自由に自分のセンスで物事を回すことができる。なんでもやっていいんです!ソラジマベストなら!!

この一言で私自身の意思決定スピードがあがりました。普段考えることは「ソラジマにとってベストかどうか」

それだけ。

普段の他愛もない疑問もこれを軸に考えるとかなり動きやすくなりました。「人に動かされるのではなく自分で考えて動く」第一歩です。

そうやって自分の意思で決定できるようになってからも失敗は沢山ありました。

単価を間違えそうになったり、文章の作り方もつたなかったり、大事なところを曖昧にしてしまってたくさんの人に迷惑をかけたり・・・その度に「自分の責任だ」「この世の終わりだ」と落ち込みました

だけど失敗した私に対しても上長は

「失敗は財産。失敗した理由を分析して次に繋げよう。失敗すること自体は問題じゃない」

というスタンスでした。

一人でプロジェクトを回すのを頑張れたのは、こういった「失敗は怖いことじゃない」という共通認識も出来ていたからなのかなと思います。失敗すればするほど人は強くなれます。その分、辛いこともありますがきっと「就職活動を成功させたい!」と思う人ほどこうやって失敗して、考えて、成長していく過程が周りと差をつけることになるんじゃないかな〜と想ったりしています。

失敗は怖くないとはいえ、ミスを連発させるのは良くない(自分の精神衛生にも良くない)ので今は積極的に周りの人にフィードバックをもらいに行くようにしています。ソラジマのカルチャーの一つでもあるのですが、今WebToon事業部で働いている方たちは私より社会人経験があり、もしくはコンテンツに深い理解がある頼もしい方々ばかりです。そんな人たちのアドバイスを聞かないわけにはいかない!と迷った時は相談しています。ミスしていた時も「成長しているなあ」と感じていましたが、フィードバックをいつでもいただける今でも「タメになるなあ・・・ありがたいなあ」と実感します。

そうやって仕組みづくりが終わった後、色んな方の作画協力や助言、そして面白すぎる原作のおかげで私がリリース時担当していた「婚約破棄された悪役令嬢は荒野に生きる」はデイリー1位、また女性ランキングも1位とかなり好調な滑り出しをすることができました。同作品は国内でも6プラットフォーム、海外でも2か国で配信されており、特にアメリカでもドラマ部門で1位を獲得しました。(2021年12月24日時点)

絵が描けなくても、作文がへたくそでもコンテンツを生み出して世界中の人に読んでもらえる!楽しんでもらえる!そう確信出来たからこそ、就職活動という大事な時期に自信をもって行動できました。

ソラジマの経験が就職でどう活きたのか

自信が持てたのは結果がついてきてるからでしょ?って思わないでください!そうかもしれないですけれど大事なのはそこではありません。

就職活動、ことさら日本の新卒採用において一番大切なのは「学生時代どんな力を付けたのか」こと以上に「私は何者なのか、私は何を考えているのか」という事だと思っています。

ここからは個人的に人事の気持ちになってみているんですけど、今から「手塩をかけて育てよう!」という気持ちで採用している時に

「これやりました!、あれやりました!」

ってやったことばかり語る人よりも、面接で一言重みのある、その人らしい言葉が垣間見えるほうが学生らしくて魅力的に映るんじゃないかな〜と思っています。できることをアピールするのは転職するときでもいいですしね。

だからこそ、何を成し遂げたかよりも何を考えているかを大事にしていました。

ソラジマは学生に1プロジェクトを任せるからこそ、相当な時間自分と向き合い、自分を信じ、そして自分にとって、ソラジマにとって、そしてその作品にとって最適な方法を見つけて物事を進めていく必要があります。

私が就職活動において一番役に立ったなと思っているのはその自己内省と思考力です。コンテンツをどういう目線で見て、どういう風に自分の作品に活かすのか。問題が起こった時はどう対処するのか。自分は何が得意なのか、何が好きで何に惹かれて何に惹かれないのか・・・・。

そういったことにとことん向き合えたからこそ私は「自信」が持てていると思います。ソラジマは結果が出せる環境ではありますが、活躍できるかわからないな、と悩む前にまずは応募するだけでも価値がある。そう思っています。

終わりに

学生時代にソラジマで働けたこと。これは私のかけがえのない財産です。
日本で、スタジオ型制作で作品をリリースする第1弾になれたこと。
誰もやっていないことをやれたこと。
自分でもコンテンツを作って色んな人を楽しませられると気づけたこと。

そのどれもが就活だけでなく、これからのキャリアに必要な土台となりました。

私が大学生として作品を作っている今、ソラジマでは現在たくさんの大学生が作品制作を行っています。次の「新しい」を開拓し、日本のエンタメ業界にワクワクをもたらすのは今、エンタメ業界に少しでも興味を持っているあなたです。

結果が出ても出なくても、行動することに意味があります。
狭き門である「漫画編集者」を体験することは財産になります。
絶対に第一志望に内定したい!好きなことを仕事にしたい!

その夢が叶った私だからこそ心の底から「ソラジマで漫画編集者やってみようよ!」と言えます!

待っています🌸


ソラジマでは世界ヒットを目指し、Webtoonを一緒に創るマンガ編集者を募集しています!

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是非ソラジマメンバーのエントリを読んでみてください!

皆様にお会いできることを楽しみにしています😊

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