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この歳になってロイヤルホストに初めて行って感動した話。

人生の約半分を過ごしてきても、行ったことのないお店はもちろんたくさんある。それがファミレスであっても。

夕飯時に妻と撮りだめていたTV番組をみていた。
有名芸能人にモザイクが掛かって、お気に入りのお店をどれだけ好きなのかをプレゼンする。 モザイクは終盤になるにつれて薄待っていく中で、この芸能人は誰なのかを当てていく番組となっていた。

その芸能人の方は、20年以上通いつめていると言っていた。あまりに好きすぎてディナーショウでお店を貸し切ったり歌を出したり、メニューに関しては名前の由来やお肉の割合までなぜか精通していた。

飲食店なので食レポをしていたのですが、おいしいものを食べた後って私の場合は顔がにやけたり、間が長かったり、すぐに言葉は出てこない事が多いので、「とろけるようなとか、芳醇な香りとか」さも考えてきたような言葉は胡散臭すぎてしまう。でも一緒に来た後輩のリアクションは私のそれと同じだった。ハンバークとかスープとかでそのリアクションが出るって、相当なんだろうなと思い、すぐにでもお店に行ってみたくなった。

食べ物だけではない。お店のスタッフは片腕にトレーを3つ乗っけて移動している。お客に提供する時間を少しでも短くする為だと話していた。

千葉県中央部以下にはロイヤルホストはない事を知った。四国にもない。
たまたまいった八王子の駅ビルにロイヤルホストが入っている事を知った私は子供の様にテンションが高くなった。普通のファミレスと違って少し高級感を感じたし、大体のスタッフの対応は丁寧だった。何よりもテレビで絶賛されていた黒×黒ハンバークを食べられるってだけで、嬉しかった。

床にはじゅうたんが敷かれていて、静かに店員が食事を届けてくれた。
もう顔は食べる前からにやけていたんだと思う。
実際食べてみると、肉肉しかった。マックのハンバーグではなく、ちゃんとしたアメリカのハンバーグ屋で出るハンバーグ つなぎをあまり使わない手作りハンバーグだった。ソースで味をだまさない 肉の味を感じられるものだった。

あとその方が絶賛していたオマールエビのスープは、何も薄める液体の入っていない交じりっけなしオマールエビ100%の汁だった。
レトルトをチンして出すことはなく、エビの殻を砕いて一緒にに出していると話していた。

別の席にはしっかりとした服装の背筋の伸びた紳士が一人で、ゆっくりと食事をしている様をみて ロイヤルホストの風格を感じた。

その後も事あるごとに地方のロイヤルホストを見つけては入店した。
ルバイトと思われる高校生ぐらいの少年も凄い対応が丁寧でそれもあって 千葉市まで行けばにもロイヤルホストがある事がわかったので何回か通っている。気持ちよくおいしい物を食べられる。なかなか最近では見かけないので贅沢だなぁ~と思いながらロイヤルホストのお話をさせて頂きました。

ちなみに紹介していた方は藤井隆さんです。


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