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【EDH】《軍団のまとめ役、ウィノータ》【デッキ解説】



0.この記事について

この記事は自分の所属するEDHコミュニティ内での
「自分の構築を記事を介して見直す」という目的のもと書かれています。
疎い文章、説明不足などなどありますがご容赦ください

1.《ウィノータ》って何するの?

とりあえず《ウィノータ》のカードをご確認ください。

4/4/4 ガチャ能力持ち

簡単に説明すると「人間以外の生物が攻撃すると人間がライブラリーから出てくる」です。
固有色は赤と白、ボロスカラーの統率者となります。
青や黒といった「統率者において強い」と言われている色とは少し違った構築をしなければなりません

・1-1デッキリスト

現在使用しているリストはこちら、MH3発売前のリストとなります。
土地の枚数をなるべく削り3ターン目の統率者の着地、及び能力の誘発を目指します。

・1-2 構築思想と目指す動き

《ウィノータ》はその性質上「統率者ダメージで勝つ」という手法が取りづらくシステムクリーチャーとして運用します、立てたままブロックもせずに置いておくことが多いです。
しかし、他のシステム系統率者に比べて《ウィノータ》はその能力の出力を他の生物に頼る「1体では動かない」統率者といえるでしょう。

そのため構築段階では《ウィノータ》の能力を活かすためにデッキの中身は生物主体となりその生物も《ウィノータ》の誘発元となる「非人間生物」と誘発効果でライブラリーから出る「人間生物」の2つに主軸を置いて構築を行いました。

また、「統率者ダメージで勝つ」という手法が取れない為
EDHでは珍しく「他プレイヤー40点3人分=120点を削りきる」という勝ち方を目指しています。
統率者自身の展開力を武器に戦闘でのプレッシャーをかけ
白のスタックスをばら撒くことで対戦相手の速度を落とし
120点を削りきるのが目標です。

2.採用カード解説-土地編

採用カード解説に関しては長くなりすぎてしまうので一部のみです。

土地枚数は31枚、通常の60枚構築で考えると18~19枚程度になります
統率者自身が4マナとそこまで重くないこと、後述のマナアーティファクトによるバックアップがあること、そして土地税の採用によりなるべく
数を減らしています。
正直土地に関してはあまり書く事がありませんので3つほど
余り土地にはお金をかけてません、誰かPlateauくれ

《眠らずの露営》

所謂、ミシュラランド

タップインですが赤白どちらの色も出すことができ3マナで2/2の非人間になることができます。攻撃時誘発は《ウィノータ》と同時にスタックに乗ります、その為《眠らずの露営》が攻撃したことによって《ウィノータ》効果で出てきた人間には+1/+1カウンターは乗せられませんので注意(n敗)

《灼陽大峡谷》

キャノピーランド

1点のライフロスがありますが赤白どちらも出すことのできるアンタップインランドです、既に十分なマナがあるのであれば生贄にささげることで1ドローへ変換することができます。
EDHにおいて1点のライフロスはないのと変わらないのでありがたく使いましょう。

《聖なる鋳造所》

実質Plateau

説明不要のショックランド、2点払えば実質Plateau
現在のリストではフェッチランドが1枚しか入っていない為
あまり効果的に活用できていません
MH3にてフェッチの採録があると思いますのでフェッチ増量を検討中です

3.採用カード解説-アーティファクト編

ほとんどが加速系アーティファクトになります。
また、アーティファクトクリーチャーに関しては
後述の[採用カード解説-非人間編]にて解説します。
前述のように3ターン目での《ウィノータ》着地を目指しているため
2→4のマナジャンプが可能なアーティファクトがいくつか採用されています

《魔力の墓所》

イクサランverしか持ってないのでいつかこっちの柄もほしい

言わずと知れた無から有を生み出すアーティファクトです。
生み出すのが無色2マナのため《ウィノータ》の最速着地には是非とも動きに絡めたいです。
また、0マナでキャストできるため意表を突いたマナ加速から
突然《ウィノータ》を着地させることができます。
実戦では後述する《ギャンブル》や《悟りの教示者》からサーチする筆頭候補となります。
割られたら泣き叫びましょう。

《太陽の指輪》

EDHは太陽の指輪と99枚で構築されます

1マナ設置で2マナが出続けます。
統率者といえば《太陽の指輪》です。《魔力の墓所》とは違い
1マナでキャストの為、なるべく早く置きたいアーティファクトです。
割られたら泣きましょう。

《秘儀の印鑑》《確信のタリスマン》など

色マナが出るって偉大

全部合わせて7枚の採用です。
これらは2マナで設置し1マナを生み出すマナアーティファクトとなります。
これは設置したターン中ではマナが増えませんが次ターン以降の動きを
強力にサポートしてくれます。

《ウィノータ》を3ターン目に着地させるという目標がある以上3ターン目に設置していては間に合いません。
そのため自分の構築では2マナで設置できるアーティファクトをアンタップイン、タップイン問わず多めに採用しています。

構築の改善点もあり例えば《エボニー・フライ》や《面晶体の這行器》、
≪マナキン人形≫などの採用は検討中です。

D&D出身のため再録はないかも…
手に入らねぇ…

4.採用カード解説-非人間編

全10枚です。
《ウィノータ》の能力を誘発させることはもちろんですが、戦場に出すためには通常通りにマナを支払う必要があるためあまりコストの高い生物は入っていません。

《エメリアのアルコン》

特殊地形のタップインと呪文回数の制限

強力なロック性能を2つ持っており《ウィノータ》の始動までの時間をかなり稼いでくれます。
有翼生物なのも非常に強力で《ウィノータ》の着地後は能力誘発回数を稼ぎながら他プレイヤーのやりたいことを妨害し続けることができますし、
除去を代わりに受けてくれるのでありがたい存在です。

《威厳あるバニコーン》

かわいい、つよい

土地以外のパーマネントに等しいP/Tを持つ非人間生物です。
《ウィノータ》は横並びする速度が速く、P/Tがかなり高くなります。
後述する戦闘ダメージを増やす人間と非常に相性がよく、120点を削り切るのに活躍します。

5.採用カード解説-人間編

《ウィノータ》の能力の当たり枠となります。《ウィノータ》による
踏み倒し時はもちろん素キャスト時でも強力であることを意識しています。

大きく2つの種類に分かれており
・非人間トークンを生み出し《ウィノータ》のさらなる誘発に貢献する人間
・その人間自身が強力であり120点を削ることに貢献する人間
の2パターンに分けて採用しています。

《霊誉の僧兵》《歴戦の紅蓮術師》《無私の勇者、レナ》など

バニコーンと似た能力持ち
歴パイさん、墓地からも仕事できます
全体除去を避けれるかもしれない

《ウィノータ》からの踏み倒し時に2体以上のトークンを生み出すことが可能な人間です。
《霊誉の僧兵》は2体のスピリットを出しつつ高い打点が期待できます。
《歴戦の紅蓮術師》は先捨てのルーティングが可能で、その際に土地以外のカードを捨てることでその分のエレメンタルを生み出すことが可能です。
手札が1枚以下であれば2枚まで回復しますし、息切れしやすいこのデッキでは貴重なリソース回復の手段でもあります。
《無私の勇者、レナ》は登場タイミングにもよりますが爆発的な横並びが可能な上、自身を生け贄に捧げることで《レナ》よりもパワーの小さいクリーチャーに破壊不能を与えることができるため大量のトークンを守ることも可能です。

《アングラスの匪賊》《刃の歴史家》《黄金夜の指揮官》

2倍だあああああ
二段攻撃だあああああ
パンプだあああああ

《ウィノータ》による踏み倒しで最も強力な3体です。
《アングラスの匪賊》と《刃の歴史家》は戦闘ダメージを大幅に増やし
対戦相手のダメージコントロールを大きく狂わせることができます。
同時に出れば4倍です。
《黄金夜の指揮官》は《ウィノータ》による多面展開時に味方生物のP/Tを大きく修正してくれます。
誘発の元となるトークン群も同時に修正されるため生還が期待しやすくなりますし、そもそもP/T修正が入った状態で《アングラスの匪賊》や《刃の歴史家》がめくれてしまえば受けきること自体が不可能になることも多々あります。

6.採用カード解説-その他編

スペルやエンチャントなどです。
生物主体のデッキのため枚数は多くありませんが固有色が白である
強みを生かすためスタックス系を採用しています。
また、《ウィノータ》の誘発元を確保するためにトークン群を出すスペルも採用されています。

《土地税》

実質基本土地

アップキープに自分より土地が多いプレイヤーがいれば基本土地を3枚サーチできます。
赤白という土地自体を加速する事が出来ない色の為条件達成は容易ですし
2~4番手の手番の場合は自分より先行のプレイヤーが土地事故を起こさない限り毎ターン土地をサーチすることができます。
何よりも通常ドローより前の為、不要な土地を引く確率を下げつつマナの安定性をあげることができるため非常に強力な1枚となります。

《耳の痛い静寂》

唱えてなければOK

ノンクリーチャースペルをターン1に制限できます。
自分も適用内なので注意。
相手の行動を大きく制限しつつ自分は《ウィノータ》により多面展開を行えるので非常に有利になります。
また、続唱やチェインコンボに対して滅法強く一部デッキを機能不全に
陥らせる可能性がある為、卓によっては抜きましょう。
設置後はとんでもなくヘイトを受けることが確実なのであまりに早く置くと
その後のゲーム展開に影響を及ぼすため使いどころには注意が必要です。

《軍勢の集結》

毎ターン非人間を供給してくれる

アップキープ開始時に集結カウンターを置き、その個数分の
1/1速攻兵士トークンを生み出します。
毎ターン確実に非人間生物を生み出すことができ、その数も毎ターン増えていくため《ウィノータ》との相性がかなり良いです。
エンチャントのため除去されずらく生み出すトークンもターンをまたいで生存可能なため置くことができればかなり有用です。
問題は5マナと少し重めなこと、置いたターンは何もしないことの2点です。

《急報》《荒野の確保》《トーテンタンズの歌》


最速パターンでとても強力
インスタントタイミングでX体出せる
出てくるトークンも速攻が得られる

《急報》は2体のみですがインスタントであることと2マナという低コストで誘発元を確保でき、最速で展開を行ったときに「《平地》+《魔力の墓所》⇒下家エンド時に《急報》⇒《山》置きで《ウィノータ》、コンバットで2回誘発」といった動きができます。
《荒野の確保》は《急報》が+1マナになった代わりにXマナ呪文となり、X体のトークンが展開可能になっています。上記の最速パターンは《荒野の確保》でも可能です。
《トーテンタンズの歌》は上記2枚とは違いソーサリーとなっており、メインフェイズ中にしかキャストすることができませんが、代わりに全体速攻付与がついた《荒野の確保》となっています。

まとめ

一部カードのみを抜粋した紹介となりましたがどうでしょうか。
簡単に言えば「トークンと非人間ばら撒きながらウィノータ着地させてぶん殴りましょう。大当たり引いたら相手が椅子から転げ落ちます。」がコンセプトのデッキです。
人間という部族はかなりスポットライトが当たりやすいですし種類も多く
「あの人間試してみたいな~」がたくさんあるとても楽しいデッキです。
自分で1から作ったのはこのデッキが初めてでしたし晴れる屋TC東京に向かいながらスマホでいろいろ考えていたのを記事を書きながら思い出しました。
疑問点や質問、「この人間おもろいで!」などあればお気軽にご連絡を。


最後に

MTGを介してできた友人、そしてその機会をくれたwizardsへ感謝を

この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.


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