見出し画像

THE FIRST SLAM DUNKについて(ネタバレあり)

こちらはSUZURI Advent Calendar 2022、14日目のエントリーとなります。
昨日はミルテさんの今年観た映画で振り返る2022でした!
ミルテさんこんなに映画観る人だったんですね〜!ホラー多め…。
そして最後のフリ…僕が何を書くか察知していたのか??


改めましてこんにちは!!!(元気)
GMOペパボでSUZURIのマネージャーをしているヒルティと申します。

今回は12月3日に公開された映画「THE FIRST SLAM DUNK」を1週間遅れの10日に観てきたので熱が冷めないうちに大変暑苦しいスーパーエモーショナルレビューを記したいと思います。

ネタバレも書きます、これから観に行く方、情報をインプットしたくない方はここでそっ閉じしてください!(観たあとに読みに来てください)
※観たい人は原作以外は何も知らずに観た方が良いです





結論 THE FIRST

最高です、ありがとうございます。
この映画に関わったすべての人たち、バスケットボール、井上雄彦先生に感謝します。
スタッフ全員と握手して実家に美味しい梨を送りつけたいです。

「映画を作ってくれてありがとうございます」という気持ちになったのははじめてです。

本当にありがとうございます

感謝の気持ちをh2タグにしました。

パンフレットを読んで驚きました。
なんとこのプロジェクトはプロデューサーの松井俊之さんが2003年に打診、2009年からラブレターのように一方的にパイロットフィルムを送り、井上先生のYESをもらえたのは2014年だったそうです。
※最後のパイロットフィルムの桜木の顔が良かったとPodcastで話されています

そこから公開まで8年…制作陣はずっと山王戦の40分間の試合の中に居たと思うと感に堪えません。

井上先生が"YES"と応えたのは「喜んでもらえるんであれば」というのが動機との事でしたがそれでいうとめちゃくちゃに喜んでおります、大喜びです、スラムダンクがきっかけで小中とバスケに明け暮れ、単行本が出る度に読み直していた自分にとっては人生のご褒美、#生きててよかった2022


CGアニメーション?そんなの関係無かった

多くのシーンはCGアニメで構成されています。
驚いたのがどのシーンも井上先生の『SLAM DUNK』なのです。
桜木のリバウンド、宮城のドリブル、三井のスリーポイント、赤木のダンク、流川のペネトレイト、河田の屈強さ、沢北のしなやかさ、木暮のTシャツ、キャラクターの表情、動作中のシルエットが原作のままなのです。

アニメーションでは無い、史上初の"動く漫画"でした。

この5人がかっこよすぎる

冒頭、井上先生のタッチで両チームのメンバーが少しずつ形作られる印象的なシーンがありますが「CGぽさ」や違和感で萎えるなんて事はなく山王戦の観客のひとりとして最後まで没入できました。

バスケの動きとして違和感無し、原作読者の記憶とリンクして「知ってるぞこの試合…だけどこんなの観たこと無い!」と脳汁がドバドバ出続けました。

映像のテンポ、スピード感はバスケの試合そのもの。
どうやってあの手法にたどり着いたのかドキュメンタリーがあれば是非観たいです(Blu-ray特典にしてください🙏)。


目から水が止まらない

正直に云うと最初から最後まで目から水が止まりませんでした…完全に水のトラブル。

つーーーと静かに目から水が流れ続けていました。
このトラブルの原因はすぐにはわかりませんでした。

しかし帰宅して以下の井上先生の言葉を見た時に納得しました。

キャラクターたちは、連載が終わってからも引き続き自分の中で生きている感じがあります。
新装版やイラスト集などで新しく描き下ろすたびにどこかから呼び出して、命を新たに吹き込んでいる感じで更新されていく、歳は取らないけど生きている、そういう感覚があります。

出典:井上雄彦つれづれの記より

井上先生の中で生きているキャラクターたち、同じく自分の中でも生き続けていたんだなと、連載が終わって26年…ぶりに(一方的ではあるが)友達に再会したようなものです…水が止まらないわけです…。


例のストーリーについて

まさかの宮城リョータを軸としたストーリーでした。

情報統制が行き届いていたのでしょう、リークも無し、これを予想できたファンはほとんどいなかったのでは?

辻褄の合う設定をここで持ってくるなんて脱帽すぎます…。
赤のリストバンドを持ってインターハイに挑むシーン、宮城姓は沖縄に多い事、引っ越した時期もおそらく小学校高学年でヤスとは小学校からの親友で中学も一緒という部分もクリア…ヤバすぎます。

書き下ろしのスピンオフ作品の「ピアス」と融合してますが連載当時にこの構想があったかどこかで喋ってください先生〜。

宮城にはあやこさんという存在が居ましたが他の湘北メンバーに比べ応援してくれる人が居ないという事は盲点でした。

試合中のお母さんの登場、あやこさんとのシンクロ…あの演出はヤバすぎでしたね。
(あやこさんがエアマックスペニーを履いてたのテンション上がりました)

そしてあのバックボーン、26年の時を経て宮城リョータに大型アップデートが来た訳です。インストールに失敗するファンも居るでしょう。
これをやってくる変態的勇気、ファンサの有段者、井上雄彦恐るべしです。

キャラクターそれぞれに濃いファンがいる作品ですから宮城にスポットがあたり自分の好きなキャラタイムに物足りなさを感じた方も居たかもしれませんが個人的には満点です。
これでスラムダンクが完成したんだ!という充足感に満ちています。

という事で以上が鑑賞直後のレビューとなります。
テンションぶち上がっているのでエモーショナルみが過ぎるかもしれません…。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

まだ観ていない方は映画館へ!
漫画を読んでいない方もそのまま行っちゃって良いと思います、鑑賞後に原作漫画を読めるというのもおつな贅沢。

良い映画を勧める常套句ではありますが映画館で観ることを強くオススメします!
IMAX最高〜!!!
スラムダンク最高〜〜〜!!!
(Dolby Atmosも良さそう)

それでは明日のSUZURIスタッフのエントリーも楽しみにしていてください〜。

バイ✋


おまけのコーナー

劇中でもディテールに気を配られていた流川のAJ5
セガレ(AJ1)奥さん(AJ6)

寝かせておいたAIR JORDAN5をおろすのは今日しか無い!という事で家族でスラムダンクコーデで行きました。

漫画やアニメに一切興味を示さなかった小6のセガレもスラムダンクだけは熟読、映画も大変楽しんでいました。


『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』

 なんと、劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』の驚異の完成度を実現させた“土台(ベース)”と言える要素を1冊に集約された本が出ます!
12月15日(木)なんと明日発売します!

Amazonはこちら

12月15日(木)に『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』(ザ ファースト スラムダンク リソース)を発売致します。
発売に先駆け、本書の書影(表紙~背~裏表紙)を初公開致しました。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の驚異の完成度を実現させた大きな理由のひとつに、制作スタッフとのイメージを共有するため、井上雄彦氏が描き起こした、膨大な点数の“絵”と“文字”があり、映画の【土台(ベース)】となりました。本書では、本来ならば見ることのできなかったそれら“絵”と“文字”を豊富に収録・解析しています。
さらに、井上雄彦氏の約1万5,000字に及ぶロングインタビューを収録。映画に挑戦した動機、『SLAM DUNK』ファンへの思い、制作を終えて…など、その想いに迫っています。

また、登場人物のひとり、宮城リョータの映画の物語の部分的下敷きになった作品で、「週刊少年ジャンプ」1998年9号と、「週刊ヤングジャンプ」2001年49号に掲載され、単行本未収録だった幻の読切漫画『ピアス』が初収録されます。

出典:映画THE FIRST SLAM DUNK公式サイト

ピアスが収録!!!!!買うしか無い〜
しばらくスラムダンク熱がおさまりそうにありません😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?