もう味合わせたくないという思いは

知り合いに料理好きな子がいた。
行事、お祝い、そんな日は
多くの人なら買って用意するような食べ物も
自宅で作り用意する。

ほぼゼロといっていいくらい
スーパーの惣菜や、冷凍おかずを
食卓に出すことはないと言っていた。

惣菜も、冷凍おかずも使う私にとっては
すごいとしか思えず、自分には到底無理なので
尊敬の眼差しだった。

惣菜とか使わずにやってるなんて、すごすぎるなぁ!

そんな話をしてみると
料理が好きなのもあるけど
自分が子供の頃、
親が惣菜や冷凍食品ばかりを出すから
それが嫌だったので
自分も好きではないし
子供にそういうことをしたくないから。

ということを教えてくれた。

なるほど
自分が嫌だったことは
子供にはしたくない
同じ思いはさせたくない。

そういうのは確かにある
そうやって自分が嫌だったこと
辛かったことなど
それを味わう連鎖を断ち切るかのように
もう、同じ思いはさせない、と
子供に、もしくは他の誰かに、しないようになる
自分が嫌だったことを
ただそれで終わらさず
そのおかげで同じように
嫌な目に合う人を出さない、と
活かすことができる。

一方で、自分が嫌だったのに
同じことを誰かにしてしまうこともある
わかってやってしまう人もいれば
なぜかやってしまい、罪悪感を抱えたり
これは簡単に説明はできない
色々なものが絡み合ってそうだと思う。

もう同じ目に合わせたくない
また同じ目に合わせてしまう

この差が、自分もまわりも軽くしていくか
重くしていくか、わかれてしまうのかなと。

で、とってもひどいこと等は
確実にされたくないことだから
別の話として、

たとえば、この料理好きな子でいうと
惣菜、冷凍食品を使わず
子供を育ててきた。

商品の内容によるけど
添加物等が多く含まれていそうな物は
体にいい気はしないので
あまり食べない方が良いと思うから
きっと体にも
美味しい料理を食べれることも
お母さんのその気持ちも
子供にとっては嬉しいことだと思う。

ただ今度は、もしかしたらだけど
惣菜ってどんな感じだろう
冷凍おかずってどんな感じだろう、と
逆に興味がわいて
反動で、大はまりするかもしれない。笑
それはお母さんの思いとは
反対の結果になっていく。

でも、大きくなったら
美味しくて便利なのだから
お母さんが気にせず堂々と使える
体に良い、惣菜、冷凍おかず
というものを開発するぞ!と
そんな素敵なストーリーが生まれるかも。

まぁこれは1つの想像ですが。

自分が受けたもの
他の人にしたこと、の
反動で生まれる行動、というのか
それは、思いもよらない展開を
みせてくれるのかもしれないなと思いました。

私の話でいうと
親に半ば無理矢理つれていかれた習い事が
ほんとうに嫌だったので
自分の子供に、やる?と聞いても
いやだ、と言うものを
無理矢理やらせないようにしていました。

それが今になって
無理にでもさせてくれてたら
今頃特技とか開花してたかもしれないのに
そうして欲しかったわー、と結構上の子は言います。

この子はきっと将来、自分の子供には
将来自分のような思いをさせないようにと
無理にでも何かさせようとするんじゃないかな
と思います。

ただ、下の子は
いやなものはいや、なので
無理矢理させられることは絶対嫌と
これまた意見は上の子と違うので

あぁ、人によって違うのだなと感じます。

結局は、自分が嫌なことを人にしない、は
たいていは多くの人が嬉しくなるようなことが
多いと思いますが

いきすぎた場合は、押し付けや自己満足になったり
もしくは
相手にとっては、そうしないでおこうとすることが
逆にされたくないことだったりする場合も
あるかもしれない。

等々、思いを巡らし
とりあえず、自分がしたいようにしつつも
いきすぎないように
お互いが、いい感じでいれたらいいなぁと思います。

でも、いきすぎた場合もまた
相手にとってはそういう体験をしたからこそ
生まれる思いや、行動があったりで
いきすぎることが、良くないかだけかというと
そうではなかったり

結局、よいか、よくないかなんて
私には何もわからないということです

何より、どんなことも
思い次第で、よかったに変えていけたりしますしね。

今思いつきましたが
惣菜が嫌だったその子は
惣菜が、というより
子育てを面倒に思っているかのような
お母さんの愛情が感じられないことが
惣菜、と繋がり
味が嫌というだけではなく
その寂しい思いが、惣菜というものに
つまっていたのかもしれないなと思いました。

お母さんからの愛情は、普段たっぷりで育ち
ご飯作りだけは苦手だから惣菜でごめんね!
という感じだったなら
また違っていたのかもしれません。

ちなみに、その子に直接聞いたわけではないので
またまた想像ですが。

それぞれのストーリーがありますね。

お読みいただきありがとうございます🌟

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?