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(2019 秋冬)ソウル、そしてノテヒョンに思いを馳せる年末頃のお気持ち


2019年の秋、冬。

その頃私は相変わらずNCT127などを追いながらもProduce101 JAPAN (通称“日プ”) を消費していた。韓国のあのアイドルオーディション番組がついに日本版となって、吉本興業のお膝元でスタートしたのだ。感想としては、

『くっ言葉がすべて、“わかる”。』

そして、

『この世代の若者たちはなんてフラットな精神をしているのだろうか。。』

といったところだろうか。つい思わざるを得ない、『思考を停止したまま老いたくないな』。私たちはこの子たちを見習って、いつなんどきでもアップデートし続けなきゃならないね。

しかし、日々の労働に魂を奪われ、日プでは推しが早々に姿を消し、年末の帰省も近づいてきて、私は盛大に憂鬱をこじらせてしまっていた。私はつまらない人間で、なぜか何を見てもなんだかそんなに面白くない。何が好きなのかもわからなくなってきた。このままあと何十年くすぶって生きなきゃならないのだろうか? 友人が見かねて、「本当に辛かったら京都にいるから新年早々遊ばないか?」とも言ってくれた。(私現在都内在住) 実家への帰省も、いにしえの同級生たちへの連絡も、嫌なことは無理にしなくていい。そんな励ましももらって、私は私を気遣ってくれる周りのオタクやインターネットフレンズたちに支えられながらなんとか日々をやり過ごしていた。


さてそんな時に推しの1人、 ノテヒョン がミュージカルの主演に抜擢、というニュースが飛び込んできた。

私はついその半年ほど前に推しの1人、ドギョムの主演ミュージカルを観劇しに渡韓したばっかりだ。悩みに悩む。前のnoteにも書いたが、ドギョムの初陣といったらなかなか興味深く、いつかドギョムと比較できるような別の舞台を観てみたい、と思ってはいたが、その機会がこんなにも早く訪れてしまうとは…!


ノテ(と呼んでいる)

に関して言うと、実にコントロールされている逸材だ。まるで座標をなぞるかのようなダンスをする。得意とするジャンルはクランプ。体を使って人々を惹き付ける巧妙な演技。

https://youtu.be/6Q_hCT5XKyQ
https://youtu.be/jJud0x6kQ3A

喉は細いが高音がすごく良く伸びるしなかなかに歌える。MCも得意だし、安定した喋りができるからラジオなんかに呼ばれた時も安心して聴いていられる。所属グループにおいてなかなか日の目を見ることのできなかった苦しい経歴があり、だからこそ、本人はすごく辛抱強いし、謙虚でいようという姿勢もちゃんと垣間見える。年上からは可愛がられ、年下への指導は惜しまない。そして一歩一歩とはいえ貪欲に舞台へと食らいついてきた。

――――素朴な、素材のようなドギョムとはまるで正反対の魅力が彼にはある。



さてノテ主演のミュージカル、演目は

〈아이언 마스크 アイアンマスク〉

あらすじ→http://ticket.interpark.com/Global/Play/CBT/GoodsInfo_CBT.asp?GoodsCode=18010724&lang=jp

主人公のルイ、は双子だ。王位に就き権力を乱用して遊び呆ける狂人ルイ14世と、鉄仮面つけたまま地下に幽閉、存在を亡きものとされているルイフィリップ。つまり、一人二役なのだ。こんなの観たいに決まってる(早口大声)

実はノテ、ミュージカルデビューは一足先に終えていて、それが2019年5月末頃だった。(からのドギョム…なんですが、発表はドギョムの方が早かったんですよね) 私は唇を噛み締めながらこれは見送っていた。

アイアンマスクもまた主演トリプルキャストであり、代わる代わるのスケジュールが公開された。11月末から始まり、年末から年始と数日休息を挟んでからまた引き続き…といったような日程だ。韓国は新年が1月半ばとかだから、心持ちとしては西暦跨いでも年末の掻き入れ時、って感じなのだろうか…? 気になる。


そして気を揉むような年末年始ムードの中、私はMAXになったストレスを餌にして超直感を目覚めさせ、

12月31日 友達と葛西臨海公園鳥類園を散歩→そして帰省
1月1日 19時頃のフライトでソウル凸→チムジルバン泊
1月2日 散歩、ミュージカル観劇→ゲストハウス泊
1月3日 散歩、買い物→帰国
1月4日 渋谷で友達とお茶

という現実逃避スケジュールを強行することに決めたのであった。

前回の初・単身渡韓を教訓とし、更なる高みへと己を導くことができるのか――――。


続く!


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