ママに届け! 2

産後、数カ月おきにある乳児検診。最初は成長を確かめて喜ぶ機会だったけど、途中から嫌いになった。
ミルクか母乳か?量はどのくらい飲んでる?
離乳食は進んでる?あんまり食べない?
………
で、体重の増え方が少ないから来月もう一度、測定だけ受けに来てと言われる。
明らかに同じ月齢の子の中で小さい。なんなら翌月の再測定で、ひと月遅く生まれた子に混ざっても小さい。

【グラフから外れた子は要観察】というのがベースにあるんだろうけど
毎回毎回、本当に苦痛。正直ストレスだった。
そんな意味はないと今は思えるけど、責められてるみたいで嫌だった。

だけど、あーまたなんか言われんだ…と渋々行った再測定で会った先生の言葉で、私はすごく嬉しくなって救われた気持ちになって安心して…ちゃんとみてくれた!と思った。
数字ではなく、この子を、私たちを、みてくれた!と思った。
その先生は娘をみて「うん、いいね!目がキラキラして表情がとってもいい。この子なりに精一杯成長してる。何か病気が隠れてるとは思えないな~。こう言ったらアレだけど、お母さんも…ねぇ…」と笑った。
そう、私も生まれた時こそ標準サイズだったけど、その後はずっと小さいサイズ。この私から生まれたんだから、子どもだけ大きいわけない。
この日の出来事は日記に書いてあるし、記憶からも消えない。
ただでさえ心配して、不安が多くて必死な育児。そんな中で私の心を救ってくれる先生の言葉に出会えて本当に良かった。

それから少しだけ自信が持てるようになった気がする。子どもが熱を出しても慌てない。水分摂れてる?しっかり寝られてる?ってしっかりみる。熱が高くても、そこが大丈夫なら見守る。他に症状があって苦しそうなら受診したり解熱剤を使ったり…。
普段食べる量が少なくたって、元気に動き回っていれば大丈夫。よく笑ってよく遊ぶなら心配し過ぎない。食べさせなきゃ!って気にしない。

いつも一緒にいるママが「おかしい」とか「なんか元気がない」と感じた時はきっと当たってる。
だけど数字とか成長の目安に惑わされて、必要以上に不安になるのは疲れちゃう。
自分を責めたり、子どもを責めたり、イライラしたり落ち込んだり…
これを書いてたら言葉の発達に関しても同じような事があったのを思い出した。
小さかったり、ゆっくりだったり、当時は言われる度に気にして悩んだけど
結果【大丈夫】だった!!
検診で引っ掛かる項目に関して、個別に対応されたから気にし始めたと言っても過言ではない。
数字や成長の平均、何か月でどうなる、何が出来る、情報が多くて嫌でも入ってくると思うし
「早めの対応が大事」と言われるのもわかるけど…
言われたママが受け止める不安やプレッシャーこそ子どもの発達に悪影響、というレベルで気にしてしまっていた私。
当時「あ、へーぇ」って流すくらい気楽に考えられていたら、私の子育てはもっともっと楽しいものだったかもしれない。

この子を一番よくみているのは自分!って程よい自信を持って
最高にカワイイ時期を楽しんで一緒に過ごして下さいね(^^♪



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