見出し画像

SHOUTING SPRING

SHOUTING SPRING

桜が舞う度に
永遠を願うの
落ちたら廻って
また春になる

作ったものから
離れるのが苦手で
逃げるのが得意で
吸い込んだ 甘い

春ってこんなだっけ
ああまた忘れた
いや忘れたかった?
別れるのなら出会いなど

叫んだ 喉から花びら
踏み場にさくら色が滲む
かき集めて零れたいち枚 あの子の
散る季節に散らぬ ひとつ

違う歩幅みる度
永遠を誓うの
散らばったリズムが
私の心拍になる

春ってこんなだった
纏い付く風
目をゆっくり閉じて
PKのフィルターがかかる

叫んだ喉から花びら
分かる 届かない 誰にも
「綺麗」と呟いて拾った あの子の
散る季節に散らぬ ひとつ

敷き詰めた思い
抱きしめた君
音は響かないけれど
今 手のひらへ

叫んだ 喉から花びら
踏み場にさくら色が滲む
かき集めて零れたいち枚 あの子の
散る季節に散らぬ ひとつ
散る季節に散らぬ ひとつ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?