啼泣少女

啼泣少女

独りの夜に落ちる時が
冬の風にのる 多分 そんな感じ
意味もない涙とかウソとか
なんの証でもなくて

泣くな少女よ
涙なんて似合わない
泣くな少女よ
そんな言葉が嫌いで
泣くな少女よ
明るくなんてそんなやめてよ
泣くな少女よ
今夜は少し酔う風

痣作って朝つくって
花束は毛布みたいなもので
抽象的なことばっか きっとそんな感じ
臆病な性格
跳ねる足音塞いで
あのフリージアが羨ましかった

こんな夜だから言うけど
とかそんなことばっか言うなよ
ちょっと変わった雲を探す
そんなノリで言ってほしい

泣くな少女よ
涙なんて似合わない
泣くな少女よ
そんな言葉が嫌いで
泣くな少女よ
不器用さが愛おしいこの日々
泣くな少女よ
今夜は少しの夜風
今夜は少し酔う風