初めて声をかけてくれた君に。
「なんでそんなにいい加減なの??他の人のこと全く考えてない!ほんと、信じられない」
半泣きで声を荒げた。
周囲が凍りついた。
友人なのに。
同じ目標を目指しているのに。
大好きなのに。
「あっ、ごめん」
怒鳴り返すわけでもなく彼は答えた。
ココロが空っぽになるような、
ストローで吸い取られるように全部がなくなっていった。
そしてそれを埋め尽くすように後悔という波が押し寄せてきた。
何もできない。声がでない。
重い重い何かに押しつぶされる恐怖。
「おまえ、すげー頑張ってるじゃん、頑張ってるからムカついたんだろ。みんなわかってるから大丈夫。あいつだってわかってるよ」
君に話しかけられたのは、この時が初めてだったね。
ありがとう。ずっと感謝しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?