撮影マニュアル
前提
普段の撮影環境・時間について
→昼間(夏〜16時 / 冬〜15時)の太陽光&室内灯(電球色)
基本的には太陽光に頼って撮影すること。
雨天時はスポットライトなどの活用も構わないが、
大きな商品(具体的には3辺で160cm以上の家具)の撮影は晴天or薄い曇天時が好ましい。
基礎知識(ルーメンによる比較)
太陽光 →雨天時2000ルーメン・曇天1万ルーメン ・快晴X万ルーメン
LEDほか電球→高機能でも数百ルーメン
対象物が大きい+暗室にて撮影を行なっているわけではない(外からの灯りを遮断しているわけではない)ため、少ない電灯に頼って撮影する方法を当店では推奨していない。
①撮影に入る前に)・カメラ以外の用意。
1.撮影前に出品引き継ぎ書(紙媒体)が完成していなかったら先に採寸する。
2.撮影対象物(以下・商品)の撮影構図を考える。
考えがまとまらないor自信がない場合は出品引き継ぎ書の類似アーカイブを参照する、または商品名から類似商品をヤフオクにて探し、他社さんの撮影を参照する。
※iPadを触れるようにしておくと、随時確認できるのでなおよい。
②撮影に入る前・カメラの用意
1.カメラ本体にバッテリー、SDカードが入っていることを確認。
万が一いずれかの「読み取り不可」などの表示があった際は電源を落としてから抜き差しすると解消する。
2.撮影モード
→撮影モードダイヤル(図3)にてPにあわせる。(基本的にはPとなっている)
※P→プログラムオート
(シャッター及び絞り値をオートで行う)
※それ以外の撮影モードは商品撮影時には使用しない。
3.メニュー
メニューボタン(図21)を押して4.画像サイズと5.ホワイトバランスを設定
4.画像サイズ
→商品撮影時はサムネのみ1:1、ほか2枚目以降は4:3の2MBでの撮影。
5.ホワイトバランス
→AUTO1 or AUTO2を活用(これら2つのみがカメラ任せ。文字通りオート。)
うまくいかない時は晴天 or 電球も活用。
(いずらも規定値の設定)
基準は背景の色ではなく、商品が実物に近い色か。
※背景が黄色っぽくなるからNGなどの考え方はよろしくない。
「商品の天面を撮影する」「商品を過度にズームして撮影する」「暗部を撮影する」際は色味に注意。
どうしても、うまく色が発現できない場合は、色温度調整 もしくは プリセットマニュアルにて。
プリセットマニュアルを活用する際はホワイトシートを活用すること。
6.フォーカスモードの確認
マルチセレクター(図22)の下を押して確認。
通常はAF
小さいものをズームで撮る際はマクロAF
※MFでの撮影については割愛する。
7.補助線(ディスプレイ上の□の表示)
万が一見えない際はDISPボタン(図18)を押すと出現。
③-a 撮影(大きいものの事前準備)
壁を背に、商品を置く。
真っ直ぐおくことが基本だが、サムネイル画像を撮影する際は1枚で商品の立体感を出したい→ゆえに斜めに置くことも。
商品をやや斜めに置く際は、東の窓側に開くこと。
正面からの写真を撮影したい場合は、床の目地を参考にすること。
撮影時は水平、もしくは水平よりやや上から撮影することを意識。
撮影時には商品からやや離れた箇所からズームして撮影する。
商品と自分とが真っ直ぐ(かつ壁から見たら直角)にあることを意識。
これは商品を斜めに際も同様。斜めに置いた中央からと、自分とが真っ直ぐ(かつ壁から見たら直角)に身を置くこと。
撮影。
(④へ)
③-b 撮影(小さいものの事前準備)
撮影台の上に商品を置く。
直立させて壁を背に真っ直ぐおくことが基本だが、場合によっては床に平たく置いて平面として撮影した方がいい場合も。
その際も線を意識。
「商品は斜めだけど床の線は真っ直ぐ もしくはその逆」が心地よい。
正面からの写真を撮影したい場合は、壁と撮影台との境(地平線)を並行の目安とすること。
撮影時は水平よりもしくは水平からやや上から撮影することを意識。
商品からはやや離れた箇所からズームして撮影する。
ただし大きなものに比べて少しの体の揺れがブレとして反映されることもあるため、腰掛けなどを利用して体を固定する。
商品と自分とが真っ直ぐ(かつ壁から見たら直角)にあることを意識。
これは商品を斜めに際も同様。斜めに置いた中央からと、自分とが真っ直ぐ(かつ壁から見たら直角)に身を置くこと。
撮影。
(④へ)
④撮影
持ちやすい持ち方で構わないが、体がぶれないことが重要。
※注意
ファインダー(図13)に手のひらや額を近づけると自動でファインダーモードに移行し、ディスプレイ表示がされなくなる。(熱感知)
その際はファインダーから手や額を離すこと。
1.露出補正
マルチセレクター(図22)の右をおし、露出を調整する。
目安となる数値は特にない(天候、対象物やズームによって変わる)が、「画面が適正な明るさになる」が一応の目安。
通常引きの画像(商品全体を写す)の際は+0.7ほどで撮影する、寄って撮影(ズームして商品の一部分を撮りたい)際はマイナスの値になることが多い。
また、2.にて後述も行うが撮影した際に「シャッタースピードが遅い→明るすぎる(マイナスしなくてはならない)」「シャッターはすんなりきれるが画面が暗い→暗すぎる(プラスにしなくてはならない)」
2.撮影する際はシャッター半押し→全押し
シャッターを半押しすると緑の□がファインダー上に表示される。
緑の□が表示されたのを確認してから全押しする。
半押し→ピント合わせ の役割
※半押しした際に赤の□が表示される際は「ピントが合っていない」の意味、寄り方、角度などを工夫して何度か「ピントが合う方法」を探す。
MFで合わせる方法もあるが今回は割愛する。
3.撮影したら
1枚撮影したら再生ボタン(図23)を押して確認する。(必ず一枚ごと行う。)
画像を確認する際はズームすると画像を拡大して確認できるのでそれを活用して「ブレてはいないか」「暗くはないか・明るすぎないか」「構図はおかしくないか」を確認。
場合によって削除。
確認が終了したら再度④1.に戻り撮影。
「商品を通して撮影終えた」際には再度通して画像を確認し、「漏れている構図はないか」「通してみた際に色調や明るさに難があるものはないか」を確認する。
⑤撮影構図について
1.撮影構図のルーティン
順番は後から変えられるが
1枚目(サムネがゆえ1:1にて)
はやや斜めに立体的に
2枚目以降は正面・天面・側面・背面・側面
7,8,9,10枚目でギミックや良いところ・悪いところの紹介。
単価が低いもの(10,000円以下の売価)は10枚で収める。
構図に関しては現在販売中のものでも400点ほど、アーカイブでも1500点ほどある。
それらは常に見ておくこと。
(本来梱包時にも確認で見ているはずなので頭に入っていないということはありえない)
2.撮影構図の注意点
1.壁と床との地平線は水平に
2.余計なオブジェクトは構図に入れない(他の商品、建物の構造)
3.斜めのアングルを多用しない・するなら水平感覚を理解した上で
4.自分の影を入れない、止むを得ず入る場合は撮影した画像にて確認
5.写り込みに注意する、鏡を撮影する場合は写り込みが白くなるように構図を工夫する。
6.構図に困って立ち止まらない。構図に悩んでます、というのはもってのほか。撮影してから考えるor参考画像を探してから考える
7.他の商品が光源にあるということがないようにする(影にならなくとも暗くなることを理解する)
EX番外 ebayの撮影
ebay用の撮影は以下が異なるだけ。
・1:1でのみ撮影を行う
(普段)サムネのみ1:1
・背景は黒が好ましい。暗幕(黒幕)を利用。
(普段)壁
☆普段の撮影方法と同じ環境で背景が違うだけ
と考えられるとよい。
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