行く道は決まった


さあ決戦の日がやってきた
数ヶ月間行かなかったリハビリにやっと 行く気になった 朝、相変わらず意識があるのかないのかわからないが、起きがけに唸っているというか唸されている夫

5年前に 脳出血で 倒れ、コロナになってからは 外にも出ることなくめっきり体が弱くなった
朝になるとうなされているのは きっとわたしにはわからない辛さが、そうさせるのだろう

あまりにリハビリ休んでばかりいるのでどうしたらいいかわからなくなっていた
どこか悪いかもしれないから病院に行こうよと 半年前から 誘う
あんなに行きたがらなかった病院にやっと行ってくれた 夫の心臓は、長年の高血圧のせいで壁が分厚くなっていて可動域を狭くしていた

まだ心不全になる心配は少ないが体を動かして痩せる
そして高血圧に注意していくようにと 先生から言われる

それでも結果がでたことはこれからの進む道が定まったということ
脳卒中になった夫のリハビリは、最大の治療法と思っているわたし
重篤な病気でないならリハビリ行ってもらいましょう
自分のことはなるべく自分でやってもらいましょう

なぜあんなに行きたがらなかった病院に行く気になったのかって?
それはわたしのため

夫がリハビリ行けなくなってしまったことについて 泣いたり怒ったりが激しくなったわたし
わたしが鬱になりかけていて、夫はわたしかこれ以上酷くならないように病院に行く気になってくれた

私は 夫の気持ちを察して
夫は私の気持ちを察して
やっぱりわたしたちは二人三脚だなと再認識させられた 出来事だった


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