月光浴
中秋の名月をめでに、公園の小高い丘の上にいる
仕事が終わって、先に来ている友だち4人と合流したのが18:20
もう月は地平線の上で
月が地平線から顔を出すのが見たかったな
友だちに聞くと、まだ明るい時間に出始めたので、白い月が上がってきたとのこと
わたしが着いた頃には、黄色に染まり
西の空には夕焼けが、東の空には月が顔を出して幻想的な中秋の名月だった
今年は満月が一日ずれてるのが少しだけ残念だけど、月は雲に掛かることなくわたしたちの前で微笑みかけている
出たばかりの月は、やはり黄色くて大きくて
でも 去年も思ったんだけど、こんな素敵なところで誰もお月見しないなんてもったいない
友達がご主人に「お盆に水を張って月を眺めてみて」と言われたそうだ
持ってきたお盆に水を張り、私たちは向きを変えたりしゃがみ込んだりして、その小さなお盆を覗きこむのだった
その中には、小さな別世界に小さな月が 輝いていた
薄暗闇のなか、友だちが持ってきたおにぎりやお菓子をつまんで、 井戸端会議に花を咲かせる
あと何年こんなことができるのだろうか
大切な友と大好きな月を眺めながら至福のときを過ごすのだった