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性食同源

性欲も食欲も生きていくために必要なものだから大切に扱わないといけない。

好き嫌いせず、暴飲暴食せず、生きていくため、健康のため、幸せのために適度に必要なものを感謝して頂かなければならない。

相手の命を頂く、すなわち食べる行為においてのみ生かされている我が身は罪深い。だからこそ、お命を頂いて生きる感謝を欠かしてはいけない。

性行為も、相手への愛や感謝の気持ちが大切だ。相手の同意なく性行為をすることは、犯罪以前に相手への冒涜となる。

性愛をビジネスにする人たちは性職者として敬うべき存在だ。一流の本当の性職者は、人を癒し幸せにする。金蔓やヒモになって相手を不幸に陥れるようなことはしない。安直に禁止するよりも、医療行為と同じく、その価値を認めて、性病や妊娠などのリスクから性職者を守り、生活を支援すべきビジネスなのだ。性すなわち猥褻として蔑み、刑法罰を課す国は、心が卑しい。

国は一夫一妻だけでなく、あらゆる性愛の形をサポートすべきだ。異性間だけでも、一夫多妻、一妻多夫、多夫多妻、LGBTなど同性間も加えたらさらに多くの愛の形がある。シングルマザーが生きにくい社会では、少子化を止めることはできない。

性をコミュニケーションの道具として乱婚し、戦をせず平和に暮らすボノボや、多夫多妻社会で長年平和に暮らした縄文人の方がはるかに成熟した愛に溢れた社会だ。

男女交合の妙適を清浄なる菩薩の境地と説く理趣経は、きっとこういうことが言いたかったのだと思う。

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