見出し画像

セカコロ2次予選分布とファイナリストの持ち込み戦略まとめ

こんにちは、ソーというものです。RAGEまで2週間を切りデッキ選択で悩んでいる方も多いと思われる今日この頃。
かくいう私もその一人で、今回は一つの参考材料とするためにスイスドロー827名10回戦もの長期戦が行われたセカコロ(Sekappy COLOSSEUM)2次予選結果とファイナリストになった方々の構築をまとめました 

https://sekappy.com/sekacolo/sv/


ファイナリストの方がどんな方なのかというバックボーン多めのまとめかつ、私が構築に疎いので的外れな考察があるかと思います。気になる点や指摘点などありましたら気軽に私のTwitterに連絡いただけますと嬉しく思います。

私の個人的なまとめが皆様の助けとなれば幸いです

セカコロ二次予選デッキ分布



4/30レートメタレポート GAMEBOX より引用

レートメタレポートと同様、連日の採用率TOPのネクロマンサー勝率TOPのロイヤルが選択デッキ筆頭となった。

また今回の大会でネクロマンサーの内訳がフラムグラスネクロが過半数であったこと、ロイヤルは進化ギミックなしの連携ロイヤルが大部分であったことが判明した。

同日行われたJCGでは進化ロイヤルが優勝をしており、ロイヤルミラーの場合は進化ロイヤルが優勢になる(個人の感想です)ことを考えると、この分布を見た際には選択肢にするプレイヤーも出てくると予想


ファイナリストと2次予選使用デッキ紹介

順位 プレイヤーネーム (Twitter名)▲使用デッキ ★所属チーム

1位 Beita (Beita)▲スペルW・フラムグラスNc ★Hr's(ヒールズ)

今大会の最多突破数、【スペルウィッチ】と【フラグラネクロ】の組み合わせで1位を獲得した。

特にウィッチは9-1という破竹の勢いで勝利を収めており、イザベルを意識したスペル種類配分、《グリモアソーサラー》の不採用は今後のスタンダードになっていく可能性が高い。

2位 マンダ(iDeal|ドボ)▲フラムグラスNc・連携R ★iDeal

本大会における王道構築【フラグラネクロ】&【連携ロイヤル】の持ち込みでの2位突破。

デッキ内容も特別なカードの採用はないにも関わらずネクロが無敗の9-0(最終戦は不戦敗)というのはこのデッキにおける理解度の高さと言えるだろう。

Twitterアイコンがぺコリーヌであることや言動からロイヤル愛の深さを感じられる。真に練度が高いのはネクロではなくロイヤルかもしれない。


3位 SGA|churu(churu)▲スペルW・連携R ★SGA

5位の『あ』選手と同じSGAに所属している選手で本大会唯一の同チームからの複数名進出となった。

あ選手と共通した持ち込みは【スペルウィッチ】で10-1という高い勝率を出したことからも自信のある事が伺われる。

第一回大会では17位リザーバーという惜しくも決勝に進めなかったという背景があり、セカコロに浅からぬ因縁を持つプレイヤーとして次こそは勝つという思いがあったかもしれない。


4位 あさり出汁うどん(ゆずぽんず)▲セッカE・フラムグラスNc ★無所属?

チームに所属せず(推定)独力で勝利をもぎ取った選手。

目を見張るのはセッカエルフに投入された3枚のカード《ブロッサムルナール》《幻惑のラクーン》《凍土の王女・ピアシィ》

いずれも汎用性のあるカードではあるがルナールとピアシィはアマツをサポートできるカードとしてカウントでき、アリアが引けない場合のサブプラン的な勝ち筋としてみた採用とみることもできる。

真意は本人にしか分からないがこのセッカエルフはフルプレミアムデッキである。あさり出汁うどん氏がエルフを愛しているプレイヤーであることは間違いない。


5位 あ(あや)▲進化ラスワNc・スペルW ★SGA

SGA所属でレート杯3回出場の猛者。

そのリストはフラムグラスに対しての受けとなる《マッドネスリーパー》を採用した【ラスワネクロ】と、スペルを散らしつつもイザベルの融合先フォロワーにもある程度意識した対応力重視の【スペルウィッチ】という玄人好みの形となっている。

公開したデッキ名を見るとスペルウィッチは『最強』という名前になっており、SGAの中ではこのスペルウィッチが一つの結論デッキと考えられている可能性がありそうだ。


6位 歌を忘れたカナリア(Tartaros|ぱんろ)▲フラムグラスNc・スペルW★Tartaros

こちらも人気の高い【スペルウィッチ】&【フラグラネクロ】の組み合わせ。

スペルの枚数は殆ど2枚積みで《グリモアソーサラー》や《マジカルキャット》を3枚投入していることから、イザベルに対する融合と条件達成の意識はかなり高い構築となっている。

churu選手同様、第1回大会でも18位リザーバーに入っており、確かな実力のある選手であることは間違いない



7位 ゆなき(yukizawa)▲進化ラスワNc・守護B ★零極

唯一の【守護ビショップ】を使用したファイナリスト。
《ホーリーセイバー》を用いた横展開は【バフドラゴン】【スペルウィッチ】へのメタとなっており、確定除去の豊富さも相まって特に相性のいい【バフドラゴン】を通さなかった立役者だったのかもしれない。

進化ラスワネクロにはRumoiプロがJCGスイスドローで優勝した際にピン採用されていた《包帯の絡みつき》がリスペクトされつつ《マッドネスリーパー》も投入されており、このことから自身の考えと周囲の情報を混ぜた柔軟な思考ができるプレイヤーだといえるだろう。


8位 ういんがる(ういんがる)▲フラムグラスNc・連携R★無所属?

セカコロ決勝大会進出をきっかけにTwitterを始めたプレイヤー。結果とともに様々な形で新たな選手が現れてくれるのは個人的にとても嬉しい。

リストは13*3+1の綺麗な【連携ロイヤル】とテンプレ構成から《マッドネスリーパー》と《天使の恩寵》を減らすことでメインエンジンの枚数を確保した【フラグラネクロ】。根幹の動きを大事にする姿勢が感じ取れるリストで、共感を得やすい形と言える。


9位 ホットドッグ(タクティカルドッグ) ▲バフD・進化ラスワNc ★無所属?

バーサ選手の配信によくいる公認ペット(らしい)

バフドラゴンには託宣の代わりに《オラクルドラゴン》を採用。序盤はデッキバフの動きが大事であること、このカード自体にバフが乗るという2点においてオラクルドラゴンの方が優先されるというのはバフに重きを置いた場合は理にかなった選択である。


10位 ゆーき(ゆーき)▲連携R・進化ラスワNc ★Lag

アマチュアチーム『Laugh and get fat(笑う門には福来る)』所属の選手
チーム紹介noteにて『様々なデッキに知見を広めて誰よりもシャドバに向き合ってる』と称される通り、王道の構築であらゆる対面に対応して勝利を収めた。

リストはどちらも12*3+2*2の構築
不利の少ない両デッキだからこそ、あらゆる対面と戦える隙のない形


11位 ストレルカ(ストレルカ)▲セッカラティカE・フラムグラスNc ★TER

今期は姿を潜ませていたラティカ採用型のエルフを使用。

今期エルフ負けパターンのパーツ欠損をしっかりと理解し、BO3の仕様を活用した試行回数と相方のネクロの安定感を駆使して決勝大会を決めている。

所属チームのTERには今期JCGでも結果を残しているメンバーがおり、決勝大会では大きくリストを変えてくる可能性も高い。

12位 マサル(マサル)▲フラムグラスNc・スペルW ★sword

アマチュアリーグ(SAリーグ)で総合優勝の実績のあるswordというチームの選手。

構築最大の特徴はスケルトンレイダーの採用枚数を落としてフラムグラスを3枚採用しているという点。ファイナリストの中で最もフラムグラスのリアニメイトに重きを置いているプレイヤーと言えるだろう。

13位 HAJI(HAJI@NAT)▲セッカE・バフD★FJ eSports

【バフドラゴン】で決勝大会を決めた2人目のプレイヤー。チーム所属はないと思われていたが大会前日に富士通のシャドウバース部門であることが判明した。びっくりした。

こちらは託宣・コーラルシャーク・ローウェン・ブルータルの枚数を散らすことで全ての要素を取り入れた構築。
相手のケアの絞らせない公開性の利点を巧みに利用した枚数配分と言えるだろう。

大会ルールに合わせた枚数配分と相性のいいデッキ選択は非常にクレーバーであり、決勝大会でも周囲の持ち込みに合わせたデッキ選択を行ってくる可能性がある選手の一人。


14位 エルフの女(ラーミア)▲セッカE・ラスワ進化Nc ★Asterisk

エルフで10-4という高戦績を残した名前の通りのエルフマスター。

両リストに《記憶の軌跡》をピン採用しているのが特徴的で、どちらのデッキにもそれぞれ異なる役割で活躍している。

所属しているAsteriskはチーム名ではなくギルド名。
ゲーム内システムのギルドを活用していて、ギルド対抗のリーグ戦も存在している。

恥ずかしながら私はこのリーグの存在はおろか、ギルドで活動するチームの存在の知らなかった。独自の環境で行われ調整されたリストが決勝大会でお披露目する可能性もあるため非常に楽しみな一人。


15位 Utatomo (Utatomo) ▲ハンドレスV・進化ラスワNc ★EvK

唯一【ハンドレスヴァンパイア】でのファイナリスト。3月21日の福岡地方大会の優勝者でもある。

《天使の加護》・《殺意の塗布》の採用がテンプレートデッキとの差異となっている。この2枚はハンドレスヴァンパイアが苦手とする【連携ロイヤル】の《アトス》を乗り越える手段となっており、ネクロに有利だが、ロイヤルに不利というジレンマへのUtatomo選手なりの回答と言えるだろう。

環境初期にハンドレスヴァンパイアが台頭した理由の一つが初動の遅いネクロマンサーへの優位性だったため、この持ち込みは決勝大会でも有効な可能性は高い

16位(リザーバー) あ(Twitter不明)▲スペルW 進化ラスワNc ★???

招待選手枠の都合上惜しくもリザーバー枠となってしまった。

実は上位16名の中で唯一【進化ラスワネクロ】&【スペルウィッチ】の組み合わせ。進化ラスワを持ち込んだ選手の相方は【連携ロイヤル】と【ハンドレスヴァンパイア】【バフドラゴン】【セッカエルフ】の4種であった。

【フラグラネクロ】の相方が【連携ロイヤル】と【スペルウィッチ】に集中している事と比べるとかなり分散していることがわかる。

これを良いと見るか悪いと見るかはBO3単位での戦略で考える必要がありそうだ。



Krone 前回大会王者


今大会はシードにより決勝大会から出場

前回大会では《ラミエル》と《オーバーヒートデーモン》を両デッキに採用した【機械ネメシス】と【ヤテラントゥビショップ】を用いることで当時台頭していた【撤退ミストリナベイリオン】と【ラスワネクロ】に対して勝利を収めていった。

単独での調整力と環境を読んだカード採用に長けたプレイヤーであることから、決勝大会のような事前情報のある限定的な人数の環境において、特殊な持ち込みでかなりの実力を発揮できるプレイヤー。



(5/10追記)セカコロ配信を終えRAGEに向けて

セカコロ大会の配信を無事終えることができました。

専門知識の少ない素人実況ではありましたが、ご一緒した解説のSurreさんと配信と大会進行をして頂いた運営スタッフ様のサポート。そして何より全力のベストプレイを魅せてくれた選手の皆様のおかげで見応えのある配信になったと思っております。この場をお借りして改めて感謝したく思います。
本当にありがとうございました。

学びのある試合が多くありました。
RAGE前に真剣勝負が見れる貴重な映像です。ご視聴頂けますと幸いです。

特に決勝戦は今大会最大母数のネクロとウィッチ両方が観れる内容となっております。

また今回の記事を今大会の優勝者である歌を忘れたカナリア選手(Twitter)に取り上げていただきました。

記事の内容とは離れたものであるにも関わらず嬉しかったからという思いで紹介してくれたことは、この記事の冒頭で述べたこの言葉の達成に他ならず胸に込み上げるものがありました。

私の個人的なまとめが皆様の助けとなれば幸いです

ありがとうございます。


私はローテーションでの実績はなく、私から役に立つ情報を出すことはできませんが、代わりに今回の実況に先駆けて準備した今回参加した17名の選手の2次予選から決勝大会へのデッキ選択の推移とリーダー選択を載せておきます。


自分用にメモ書きしたもので見易いものではありませんが、勝ち上がった選手がどのような意図でこの形に変化したのか、800名以上が参加したRAGEの形式に近い2次予選ではどのような持ち込みだったのかなど参考になる部分はあるのかなと思います。

歌を忘れたカナリア選手同様、今回の内容が誰かの助けになれば幸いです。


17名リーダー選択一覧

ネクロ14名(フラグラ8 ラスワ6)
ウィッチ8名
ドラゴン5名
ロイヤル3名(連携2 進化1)
エルフ2名
ヴァンプ2名
             計34

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?