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「主人公の絶対条件」


いつもお疲れ様です。 
ソフィー優美です。


突然ですが、

「主人公の絶対条件」ってなんだと思いますか?


主人公に

きっと誰もが一度はなりたいと思っている


私も小さい頃に
この仕事を始めたきっかけはそうでした



みんなに注目されたい
キラキラした世界の中心になりたい
唯一無二の存在になりたい


そして…

主人公になりたい



俳優は特にそうなんじゃないかと思う


自分自身が主人公になれることはなくても

いつかは
映画やドラマ、舞台の主人公を演じたい

メインキャストで抜擢されたい


夢は大きく!
だからこそ主人公になりたい。


でも…

「主人公になれる人は特別な人だけ」
「生まれ持った才能を持っている人ならなれる」
「これといった特徴もないし、無理だよな」


なぜなら、
「主人公って完璧」というイメージがあるから。

主人公はみんなの中心にいる存在で、
明るくてキラキラしていてなんでも器用にできて…


私もそう思ってました


でも、違うらしい。


著作が次々と映画化されている大人気小説家の方が「主人公を描く時に何を考えているか」
というところからこの話は始まるんですが、

主人公になるには絶対条件があって、
その絶対条件は私たちがイメージするものとは
全く違ったものでした。


ということで
今日は「主人公の絶対条件」について話します。


私が理解した中でも
主人公の絶対条件は2つありました。



1. 主人公には必ず不幸が降り注ぐ


大ヒットしている映画やドラマ、漫画、アニメ
なんでもそうなんですが

おおまかな作りとして、
「主人公に不幸が降り注ぐところからスタート」
する

しかも、
だいたいその不幸ってめちゃくちゃな不幸(笑)

見てられないほどの不幸が主人公には降りかかるようになっている

その不幸をどう乗り越えるかがストーリーで観客はその主人公と道のりを一緒に歩むことになり、

その不幸を乗り越え
成長した主人公の姿に心を打たれる。


言われて見れば、
確かにヒット作品はこのような構図になっている気がする…


今流行りの
不倫ものや復讐劇・王道の恋愛ものでも

必ずといっていいほど
ハプニングや不幸は起きますよなぁ〜…


主人公の設定として

胸が張り裂けるような環境に置かれていればいる
ほど、

そのあとの人生をを面白いものにできる。

しかも
伏線の回収の仕方が劇的になる…!


闇が濃ければ濃いほど
後に当たる光は輝かしいものになるし


壁を乗り越えた先で強くなった主人公は
正真正銘の主人公になる


だから主人公は
始めから弱いキャラクターの方が多いそうです



確かに見ている人としては
成長を見るから感動できるよな…と腑に落ちました。納得。



2. 主人公には短所がある


普遍的に愛される大ヒット作品には、
サブキャラにまで長所と短所がセットとしてあります。


例えば、ドラ◯もんを例に挙げると、

・四次元ポケットでなんでも道具が出せる、人助けができる(長所)
・ポケットの整理整頓ができないいざというときに道具が出せない、ネズミが苦手(短所)

のび太
・優しくてあやとりが上手(長所)
・泣き虫で不器用(短所)

しずかちゃん
・可愛くて勉強ができる(長所)
・バイオリンが下手、お風呂に入りすぎてしまう(短所)

スネ夫
・超お金持ち(長所)
・腰巾着キャラ(短所)

ジャイアン
・運動神経が良くて、喧嘩に強い(長所)
・音痴、お母さんに弱い(短所)


こんな感じで
よくよく見てみるとキャラクターが愛される要素がきちんとあるじゃないか!


キャラクターには短所が必ず必要で、

短所があるから愛される


読者にとって
そのキャラクターが身近な存在になって
自分ごとのように感情移入できる


いわゆる「推せる」っていう状態。


「欠点こそが武器になる」


というのはまさにそうなんだな…


でも、
この記事で私が伝えたいことは
もう一歩先の話。


主人公の絶対条件は
小説や映画、ドラマだけの話ではないということ


きっと私たちがいま生きている世界線でも同じことがいえるんじゃないか


私はそう思う


自分の映画を上映するなら、
ここに立っている自分が主人公。


私たちは短所があってはじめて
人間らしさを愛されるし、


あの人のことを忘れられないのはきっと短所まで愛せたからだ


今日も
自分の短所を責めてしまいそうになるけれど

きっと誰もが主人公になれる可能性を秘めている


短所は英語で weakness.


弱さ です。


逆にいえば、

「弱さがないと主人公になれない」
「不幸が降りかからないと成長できないし、幸せを掴みに行けない」


主人公の絶対条件はこれです。


もしも

自分の存在を否定しそうになったら

自分の声、顔、性格、特性…

自分の全てが違かったらよかったのにって
思ってしまいそうになったら

この魔法の言葉を思い出したいと思う


弱さがあるおかげで主人公になれる

愛されるために完璧でいる必要はない



なんでこんな嫌なことばかり自分に起きるのだろうか

って思ってしまったら

主人公としてストーリーをこれからいくらでも創造し紡いでいける


そう信じたい



主人公は

必ず災難に巻き込まれ、
弱さを抱えながらも前に進んでいく


その過程で成長を見せられるから
愛されて魅了されるんだ


忘れないようにしよう


そして、

通行人Aじゃなくて主人公にしてくれてありがとう



自分の弱さと降りかかった不幸に感謝できる人間でありたいと思う!




いつまでも自分の映画の主人公であれ




今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

Stay tuned! ;)



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