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心を揺さぶる芝居がしたい


みなさま、こんにちは。
ソフィー優美です。


聞いてください!!


また新たに大発見がありました。

5月11日に勉強会を行ったのですが、
そこで得た新しい発見をシェアします。


その勉強会のテーマが、ずばり!!!

『心を揺さぶるお芝居がしたい』 



俳優なら、誰しも、

『誰かの心を揺さぶるお芝居がしたい』

そう思っていますよね?


一流の役者は心を揺さぶるお芝居をする。

しかし

どうすれば、
感動や興奮を届けるお芝居ができるのだろうか。


研究したい。

これは、やるべきだ!!
と開催したこの勉強会ですが


想像以上の学びを得てしまった。


私自身この勉強会を通して勉強になったことが山ほどあり、仕事中に感じたことと繋がる部分も多かったからこそ伝えたいことが沢山あるんです。


ですが、今回は

得たものの中で特に大事なことを1つだけお伝えしたいと思います。


結論だけ、シンプルに。


残りの学びは今後深めてUPする予定でいます。



それでは早速。

心を揺さぶるお芝居をするには?



結論 = 

本音とのギャップが大きい目的をもつ



最後にシーンワークをやった女優さんで
芝居がとても良くなった方がいて、


何をしたのかという話になった時に

「大きくて明確な目標を1つ持ってやった」

とおっしゃっていたのが印象的でした。


これはみなさん実際にやっていると思うし

「目的を持つ」ということを

大事な要素として理解していると思うのですが


私から見てそれがうまくいった理由が
別のところに1つちゃんとあったんです。


それが

本音とのギャップが大きい目的

をもっていたことでした



例を出して説明していきます。


今回の勉強会で使用した台本は

設定として

・振られた主人公が一年後に1人で戻ってくる
・それはプロポーズをされた思い出の場所で高級レストラン
・しかし結局は結婚詐欺で騙されていた


このようなもので

終盤に
◯レストランに残された相手からの手紙を読んで涙する


という見せ場があるものでした。

台本を読む上でのポイントとして、

*どういう気持ちで思い出の場所に戻ってくるか
*相手に対してどのような目的を持っていれば涙に繋がるか


(もちろん他にも山ほどあるが)今回はここにフォーカスします。


となった時に
劇的に良いお芝居を見せてくれた女優さんが
最終的に持ってやった目的が

相手に今の自分が幸せであることを見せつける

という目的でした。


ですが、
果たして主人公は本当にいま幸せ?

この時の主人公の本音はどこにある?


今の自分が幸せな人は、
振られた相手との思い出の場所に戻ってくるでしょうか?


きっと主人公は
・幸せではなく、過去の思い出にすがっている 状態

しかし、それを「認めたくない」のが本音だと思います。


これは主人公自身が
自分の本音に「気づいていない」可能性もありますが、


本音と目的の間に

大きなギャップ

が存在していますよね?


私が思うに、

ここが超ミソ。


その相手役に対して持っている目的が、
役の本音と大きな差があればあるほど良い。
(あるいは「気づいていない潜在意識」としても良いと思います)

そのギャップに役は混乱して、
さらに衝動や感想が生まれることになる。

カットがかかっても涙が止まらなかったその女優さんを見て、適切に目的を選んで利用することの重要性をめちゃくちゃ感じました。


ここが一番難しい部分で、

目的を選んでも、適切かどうかわからない。
選んでやってみたけど、芝居中に全然入り込めない。
芝居をやってみたら、頭を使ってしまってうまくいかない。




これを解決する判断材料として

「本音とのギャップがあるかどうか」 

が使えると思う。


これでやってみると
意味のある台本に変わっていきます。


騙されていたとわかっている相手からの手紙を読んで涙する主人公は
どんなことを相手に思っているだろうか?

なんでわざわざ一年後に同じ場所に戻ってくるのか?


いろんな疑問を解決するための視点として
「本音」を探ったあとに、

台本を意味のあるものにするためには
「目的を本音と乖離させる」必要があると感じました。


設定する目的を本音と距離があるものするには

役の本音自体や潜在意識を正しく読み解く必要性もあります。


台本を実際にお見せできないので伝わりにくい部分が多いかもしれませんが

これらだけの要素でも

・プライドが高く見栄っ張り
・執着心が強い
・弱さを見せられない

などなど…
役の人物像まで見えてくるので

役作りと芝居の構築の仕方の方向性としては間違いないと思います。


もちろん正解はない。

ですが、ひとつの方法論として

自分がお芝居しやすく
感情が動きやすい状態を模索していくべき。

本音との葛藤を利用することで
台本上の役は豊かになるし、より面白くできます。

その方法を知らないだけ。

私も今回の勉強会を通して
すげー!!!った思う発見ができたので

別の台本でうまくいくかまた試してみたいと思います。


今回の学びはここまでです。

お芝居って深すぎる。学べば学ぶほど自分の浅さに気付く。

勉強会を重ねたことによって自分の中でも得たものをどんどん濃くなっている。点と点がつながり、独自の手法を見つけられている気がしている。

ここでは終われないので、まだまだ勉強会をやっていくと思います。

個人的には、
俳優としても役をその場で生きれる方法で
かつ求められているもののクオリティを出せるものを模索したい。


今後の告知を知りたい方は個別にコメントください。
いつもご購入いただいている方は勉強会の参加を優先的にしたり、今後出す有料のFinding Recordをこっそりシェアしたりしようと思ってます。


ちなみに前回の内容はこちら↓
合わせてお読みいただけるとより具体的に演技力を学ぶポイントを押さえられるかと思います


きっとやり方は人それぞれ。
それをいいとこどりしちゃおう!

ってことで
今後も俳優の皆さんと一緒に必死になって
勉強していく所存です。(笑)

もちろん、それをきちんとシェアしていくとも。



誰かの心を揺さぶることのできる芝居へ

また一歩近づけただろうか。

勉強会に関わった全ての方が
今日も1ミリでも進んでいたら。

これからも一緒に学んでいきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。


Thanks for reading folks!!!!
Stay tuned ;)



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