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生田神社

電車で三ノ宮の駅に着き、駅から徒歩5分くらい。
街中のわりとザワザワした場所にある。

約15年前、神戸に宿泊。
目の前は神社だった。
立ち寄ってお参りしたのが生田神社。
今ほど、神社ブームでもなく
誰しも鳥居の前で一礼するような習慣も
ご記帳なども浸透していなかったような。
今は神社の価値観や参拝の意識が
随分変わったなと思う。 

実は
廣田神社の名前を聞くたび
あ~行ったことあるなって
超勘違いしていた神社が生田神社。
私の中では、生田神社が廣田神社。
そんな程度のわたくしが
この度、初『廣田神社』参拝後
勘違いしていた生田神社にも
再度お参りすることにした。

両社参りでそれぞれ全く赴きが違うとわかる。^_^メ
とは言うものの
全く関連なしということでもなさそう。

 なんとなく記憶にあるような入口
周辺はビル


入口左手の末社
神戸の地主神として最も古く祀られた猿田彦大神 
大海神社 
【御祭神】 猿田彦命 さるたひこのみこと
この地もかつては戦いの拠点だったとか
生田神社記念はがき 通りで合戦の図か・・・


松尾神社 入口右手
【御祭神】 大山咋命  おおやまくいのみこと
酒の神 松尾神社 【御祭神】 大山咋命 おおやまくいのみこと
神功皇后の外征以来 賓客に振る舞ったのが生田神社で醸造した神酒を振る舞うようになった


楼門周辺
梶原の井梶原の井「かがみの井」
壽永の昔(800年前)源平生田の森の合戦の折、梶原景季がこの井戸の水を汲んで生田の神に武運を祈った。また、この井の水を掬った時、咲き盛った箙のうめの花影が映ったと伝わる。
生田神社境内見取り図
結構 縦に奥深い敷地


生田神社 本殿

華やかな楼門
季節柄七五三と正月飾りが混ぜ合わせ
ご本殿
とても手足の長い筋肉質な狛犬さん
絵本から飛び出してきたみたいに鮮やかな寅ちゃん
塗が豪華で注連縄はシンプルですっきりと

生田神社とは
伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神あまてらすおおみかみの和魂にぎみたまあるいは妹神と伝えられ、稚くみずみずしい日の女神様であり、物を生み育て万物の成長をご加護する神様として、ご崇敬を集めています。

稚日女尊    わかひるめのみこと
稚日女尊は神代の昔、機殿はたどので神服を織っておられました。稚日女尊は国民の生活の豊になる様、一般の方は基より各企業、団体様の更なる繁栄とご健康また諸々の災いがなく家庭生活をお守り下さるご神徳があり広く信仰されております。


由緒   稚日女尊、活田の地に祀る~
神功皇后
じんぐうこうごう元年(西暦201年)三韓外征の帰途、今の神戸港にて船が進まなくなったために神占を行ったところ、稚日女尊が現れ、
「私は活田長峡国に居りたい」と申されたので、海上五十狭茅うながみのいさちという者を神主として祀られた。

生田神社HPより

稚日女尊が現れ、「私は活田長峡国に居りたい」と申された・・・・
ちょっと唐突感がありすぎる感もあるし
海上五十狭茅 うながみのいさち という者を神主として祀られた。って
あれ、主祭神は稚日女尊じゃないの?とちょっとした不思議。

御祭神 稚日女尊
生田神社HPより


姫が御祭神のためか艶やかな内装
本殿の中にもお社が

①生田神社本殿 【御祭神】 稚日女尊  わかひるめのみこと

②住吉神社   【御祭神】 表筒男命  うわつつのおのみこと
              中筒男命  なかつつのおのみこと
              底筒男命  そこつつのおのみこと

③八幡神社   【御祭神】 応神天皇  おうじんてんのう

④諏訪神社   【御祭神】 武御名方命 たけみなかたのみこと

⑤日吉神社   【御祭神】 大山咋命  おおやまくいのみ

https://ikutajinja.or.jp/precinct

応神天皇と神功皇后はセットでお祀りされていることが多いような
気がするけれど。こちらでは神功皇后は森の中にご鎮座。


生田の森

ここから本殿裏にある 生田の森
こちらの方が重みを感じるのは気のせいでしょうか。

由緒・歴史
神酒を醸す宮新羅からの客人に当社で醸造した神酒を振舞っていたことが伝えられている。その由縁から毎年神酒を醸造し、新羅の客人が来朝するたびに邪気を祓う為、生田の地で醸された神酒を振舞った。新羅の客人の罪穢れを祓い心身共に清々しくさせ、心を和ませるといった朝貢外交以上に平和外交上重要な役目を担っていた。

砂山の大洪水 生田神社、今の場所に遷る
当初は砂山いさごやまに鎮座していた。延暦18年(西暦799年)に洪水で布引の渓流が氾濫し、砂山西端が崩壊し、社殿が傾斜する被害が及んだため、生田村の刀禰七太夫なる者がご神体を背負い7、8日間鎮座地を探し巡り、生田の森に至った時、突然背負ったご神体が重くなりこれ以上歩けなくなった。これはご神意であろうとその場所安置した。

神戸の地名は生田神社から
大同元年(西暦806年)朝廷より当社の為にお供えする家、世話をする家、守る家である神戸かんべ44戸を頂いたとあり、この「かんべ」が「こんべ」となり現在の「こうべ」となったと伝わっています。

https://ikutajinja.or.jp/history


蛭子神社 
狛犬さん 兎か狐か犬のミックス感
【御祭神】 蛭子命ひるこのみこと
恵比寿ではない蛭子
森の手前に鎮座


さざれ石
戸隠神社
【御祭神】 手力男命 たぢからおのみこと
折れ鳥居と礎石折れ鳥居と礎石この鳥居は江戸時代初期建立。安政元年(1853年)の大地震で支柱を残して崩壊した。 爾来、支柱が道路脇にあって「生田の折鳥居」は「交通安全にご利益あり」
として信仰されたが、以後生田の森に移転され、森の中に鎮る。
「生田の池」
生田の池生田の池拾遺和歌集を始め、順徳院百首、夫木和歌抄などに多く
「生田の池」の詠歌が載せられており、名だたる名勝として知られた池。
市杵島神社
【御祭神】 市杵島姫命 いちきしまひめのみこと

竹林をみつつ生田の森入口へ

ここから森の散策
入口の大木
一部折れても力強く成長中
囲いの中は大木が育ち
整備された小道を巡る


森の中にもお社

生田森坐社 森の守護
【御祭神】 神功皇后    じんぐうこうごう
     息長帯比売命   おきながたらしひめ
竹林の傍に生田森坐社


ここでおみくじをため池に浸すらしい

金龍泉の元?
ここから水が流れ出る
湧き水なのか?
金龍泉の小川


驚くことに 海に囲まれたこの地は かまぼこの発祥地だとか
神功皇后が三韓遠征時にすりつぶした魚を矛先に塗焼いて食べたのが始まり・・・
コンパクトな森の中には 立派なご神木が何本もある
森を抜ける小道
楠の神木 切り株
樹の生命力


手水所が現れる 生け花が施され
森の敷地外に稲荷神社
短いながら稲荷社の風情が漂う朱鳥居


巻物をしっかり加えておられます 森側
もちのような球を加えておられます  ビル側
稲荷神社
【御祭神】 稲倉魂命  うがのみたまのみこと
お魚  くわえた どらねこ
巻き物 くわえた おきつね

一緒にしたらおこられるかな
天井や花柄がポップ


本殿を後ろから眺める


後ろ姿も凛々しい狛犬
帰りの風景 楼門裏側



五色塚古墳→廣田神社→生田神社

どこも三韓征伐 神功皇后様がらみの由縁あり
神功皇后はあまりにも広範囲にお祀りされ
由縁も多々ある。
奥深い謎な歴史上興味深いお方である。

生田神社はやはり本殿裏の生田の森のエネルギーが
この土地のパワーの源なのだと感じた。
昔お参りした折は 
なーんも考えずに、森も散策したか記憶にうすいものの
二度お参りできたということは何かのご縁でありましょう。


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