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「4年生へのサポート」 3年・和泉太郎


​私の今シーズンへのリーグ戦への意気込みは、4年生のサポートです。具体的には、シューティングの手伝いや、練習で人よりも走る姿勢を見せることでチームの雰囲気を上げることです。
この1年間、4年生がコロナ禍において練習場所の確保、試合の取り付けのために奔走する姿や、練習メニューの組み立て、後輩の育成のためのアドバイスを行う姿を見てきました。特に鈴木キャプテンは、彼個人の都合を多く犠牲にして、チームのためにコート内外で動き回っていた印象を受けています。私自身、試合会場確保のために5時間を要した場所がキャンセルされて苦心しましたが、彼の場合は学校が使えない間、ほとんどの練習場所の確保のために動き、他県の場所を確保するまでの働きぶりでした。個人的な見返りが一切ない中で、チームのためにここまで動ける人がいるのかと思わされた時が何度もありました。他の先輩方も同様のことやそれ以外のことを行ってチームを支えていました。表には出ない小さなことの積み重ねが、大勢のあたりまえを支えていることを行動で示してくださいました。
​組織の人間として大切なことを、残り少ない期間で続けていきたいと考えています。就職活動に集中しなければいけないという個人的な都合によって練習を欠席させて頂くことも多い私でも出来ることは、少ない機会でも、一度でも多く4年生にシュートを打たせることや励ますことだと思っています。「もっと自分がシュートを打ちたい」そう考えることも多々ありますが、現在せっかく注力させていただいている就職活動が終了し、企業で働く際に、学生時代にやりたいことだけをやってきた経験が生きるとは思えません。少し億劫に感じたとしても、100%やりたいことではなくとも人のために時間をかけた学生時代の経験があれば、やりたくない仕事を積極的にこなせる原動力になると捉えています。
​このような考え方が出来るようになったのも、バスケットボールのみならず、個人的な相談にさえ乗ってくださった4年生の支えがあればこそだと考えています。感謝の意を行動で示すべく、練習に参加している時は、私なりの価値提供を継続していく所存です。

3年・和泉

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