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『新チームの抱負』 4年・#75 児島希

こんにちは!上智大学男子バスケットボール部新 4 年の児島希です。

気づいたらあっという間に最終学年になっていて、正直いうと、未だにラストシーズンという実感がなく、来年もまた同じようにバスケしよーみたいな感覚です(笑)

とはいえ、現実は待ってくれないので、学生バスケの終わりが近いことをもっと意識しなきゃと思ったり、 思わなかったりという今日この頃ですね。 そんなこんなで、一応今シーズンが最後の学生バスケにあたるので、意気込みを述べたいと 思います!

それは、「バスケを楽しむ」です!

はい、めちゃくちゃ単純でありきたりです。けど、とても大切なことだと思うし、至って真 剣です。遊びに走って、勝利を諦めたとかでもないです。断然勝ちたいし、勝ちにいきます。 じゃあ、どういう考えで、上記のような意気込みを述べたのか。それはこれまでのバスケ経験から来ています。

私は中学校でバスケ部に入部してから正式にバスケットをやり始めました。それまでは、根っからのサッカー少年で、友達からバスケの面白さを知るまでサッカー一筋。だから、中学の部活動では、経験者の先輩、同期、後輩に全く敵わず、ずっと苦しかったのを覚えています。もちろん、そこで腐らず、練習もしました。顧問の指導を愚直に聞き、月バスや動画を見ては、練習し、確かにある程度の小手先のテクニックは上達しました。でも、上手くはなれなかったのです。どうしても納得がいかなかった僕は、無謀にも高校は強豪校に進学して、 今度こそ活躍してやると意気込んでいました。けど、現実はやはり現実。1 年でドロップアウトです(笑)
自分の実力を嫌というほど思い知らされ、メンタルダウン(笑)今でこそ笑い話ですが、当時はとても凹みました。きつかったです。それでも、バスケを諦められなか ったので、大学でもやるぞと決め、運良く上智大学に進学でき、今に至ります。

しかし、大 学でバスケを再開したとて、実力は変わるはずもなく、むしろもっと下手くそになったのでは?と思うくらいの有様でした。一方で、経験というものは嫌でも積み重なっていくもの。 これまで多くの時間をバスケに費やしてきたからこそ、気づくことができたことも色々と出てきました。

例えば、シュートについて。私は身体が比較的小さく、筋力もあまりありま せん。さらに、ロングシュートが苦手で、大学 1 年の時はスリーポイントも満足に打てませ んでした。故に、身体能力が低いから届かないものと考えていた時期がありました。しかし、 シュートが上手い人を見ると、どうやらそんなことはないように思えたのです。そのことに気づいてからは上手い人にコツを聞いたり、自分で感覚を磨きながら試行錯誤し、今では昔の自分では考えられないくらいシュートが上手くなりました。

こういった成功体験を段々と感じられるようになっていき、当然、まだまだ下手くそなのですが、これまで得ようとし ても得られなかった上達の実感は、試合で思うような活躍ができなくても、私にバスケを頑 張らせるのには十分であり、ここまで頑張って来られた大きな理由だと思います。

このように、バスケを始めてからというもの、色々な苦悩があり、辛いこともたくさんあっ たけれど、その分色々なことに気づけ、バスケの奥深さをどんどん知るたびに、バスケってやっぱりおもしろいなと強く実感していきました。そして、最終学年になった今、ラストシ ーズンをどう送りたいのか。そう考えたときに思うのは、やはり「バスケを楽しむ」ことに 尽きるかなと思うわけです。

ここまで、⻑々とまとまりのない文章を書き連ねてしまい、申し訳ございません。もう少し だけお付き合いください。

私は、上記のように、上手いチームメイトに劣等感を感じ、試合で活躍できないことに落ち 込み、そのようなことに多く苦しんできました。しかし、今思うのは、自分より上手い人、 優れている人、分かっている人がいるおかげで、今の自分の成⻑があると思うのです。彼ら がいなければ、向上心も、張り合いもない。さらに、よりバスケを知りたい、よりバスケを 楽しみたいという感情も湧かなかったと思います。幸い、上智男子バスケ部には、頼りにな る OB、OG、先輩、同期、後輩、さらには、偉大な OB であり、監督である阿藤さん、バ スケを極められたといっても過言ではない、スーパーコーチである、藤原さんなど、たくさ んの優秀な人が揃っています。このような環境で自分のラストシーズンを過ごすことがで きることは本当に恵まれています。有り難うございます。

⻑くなってしまいましたが、今こうやって自分が当たり前のようにバスケットをすること ができるのは、間違いなく、日々ご支援して頂いている OB、OG の皆さんのおかげにより ます。本当にありがとうございます。今シーズンも精一杯バスケットに打ち込んでいきます ので、今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します。


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