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10月2日(日)東京都1部リーグ第21節vs朝鮮大学 マッチレポート #39

残暑も和らぐ、和らぐどころか無くなり朝晩は長袖が必要となってきた10月の1週目、我々は朝鮮大学とのリベンジマッチに臨んだ。

前節は学習院との一戦。負ければボトム2でのフィニッシュが決まってしまう一戦であったが、序盤からゲームをコントロールできず、前半で4点差を付けられてしまう。後半1点を返すもまたしてもリードを広げられ、1-5でのタイムアップとなった。

対する朝鮮は帝京との一戦。一進一退の攻防が続いたが、終盤のゴールで2-1と競り勝った。関東POに向け望みは薄いものの、全勝ペースならばまだ数学上食い込むことが可能だ。絶対に負けられない戦いが続く。

前回対戦は2節、春先のマッチアップであった。ボールを上手く保持していた上智であったが後半の序盤にPKを献上。これを沈められると、その後の反撃も及ばず0-1で敗れた。今季残り3ゲーム。なんとしてもリベンジを果たしたいところだ。

ラインナップは以下の通り

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
髙野 陽(C) (4年/#5/DF/県立川和高校)
中村 宥翔 (1年/#42/DF/桐蔭学園高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
小山田 直人(1年/#26/MF/昌平高校)
中尾 竜吾 (3年/#72/DF/國學院高校)
小笠原 可成斗 (1年/#77/MF/東京武蔵野シティU-18)
鈴木 陽太(3年/#37/MF/市立橘高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
伊藤 大心(4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)

サブは以下の通り
来栖 巧弥 (2年/#12/GK/日立第一高校)
佐藤 蒼太(1年/#78/MF/駒澤大学高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
神田 辰丸 (4年/#14/MF/國學院久我山高校)
野田 祐成 (3年/#48/DF,MF/國學院久我山高校)
三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)
堀口 大翔(3年/#52/FW/専大松戸高校)


18時半に上智ボールでキックオフ。

立ち上がりはなかなかボールが収まらない上智。セカンドボールを拾われ少し押し込まれる展開になる。

8分、サイドからクロスをあげられ、頭で合わせられるが高野がしっかり身体を当てて枠に飛ばさせず。

上智のファーストチャンスは12分。左サイドのスローインを大山が丁寧に小山田に落とすと、小山田が斜めのランニングをする鈴木へスルーパス。鈴木が小山田へリターンのクロスを入れるが惜しくも合わず。

前半15分を過ぎた当たりから、上智はいつものように関、高野、古山を中心にボールを握る時間を増やし、徐々に主導権を握りに行く。

20分、相手のクリアボールを奪った中村がエリア手前からミドルシュートを狙うも、これは相手ディフェンダーに阻まれる。

その1分後上智にアクシデント。今日先発に抜擢された鈴木が負傷し、交代を余儀なくされる。上智は代わりに三井を投入する。

31分、大山が激しいプレスで相手のパスミスを誘発しボールは小笠原の元へ。小笠原がダイレクトでシュートを放つもキーパーに防がれ惜しくもゴールならず。

45分、上智は相手陣内右サイドでフリーキックを獲得。キッカー中村がファーサイドの古山に合わせると、古山はマイナスの中尾に下げ、中尾がダイレクトでクロスを上げるも味方とは合わず。

前半終盤は両チームセーフティを意識してあまり繋がず、大きく前に蹴るシーンが増え、球際の攻防が多くなるが、上智はしっかりと身体を張り決定的なシーンは作らせず。逆に前半終了間際には中尾が大山に長いボールを入れ、大山が納めあと少しで決定機になるシーンもあり、惜しくもシュートまではいかなかったものの後半への期待が高まる前半となった。

スコアレスでの折り返し


同点のまま迎えた後半戦。両チーム積極的に攻撃を仕掛ける。

前半7分、コーナーキックを獲得した、朝鮮大はファーサイドの選手に合わせ、ヘディングでシュートを打つ。しかし完全にミートせず緩いシュートであったためGK小堀が難なくキャッチ。

後半22分、またも朝鮮大ボールのコーナーキックとなるが、関が跳ね返し、難を逃れる。

後半26分、神田が左サイドでボールを持ち、2人を交わす。そのままカットインから強烈なミドルシュートを放つが、得点ならず。

後半32分、相手が左サイドからアーリークロスを上げるが、高野が頭で弾き、ピンチを未然に防ぐ。

ここでアクシデントが上智大を襲う。後半31分、伊藤がジャンプヘッドの着地時に足を痛め、無念の途中後代。だがその伊藤と変わって入った野田が素早い適応を見せる。

ここで上智大学はFWの大山に変え、堀口を投入。タイプの違うフォワードを入れ、流れを変えにかかる。

だがここで後半最大のピンチを迎える。後半35分、上智大学のクリアボールを相手に拾われ、ミドルシュートを打たれる。ボールはいいコースに飛んだが、GK小堀のファインセーブがチームを救う。

だがここからピンチは続く。その1分後、右サイドのクロスから相手がシュートを打つ。完全にミートはしなかったものの、ディフラクションもあり、際どいコースに飛んでしまう。がまたも小堀のファインセーブで難を逃れる。

後半41分、1年小山田に変え、同じく1年佐藤を投入。なんとしても一点欲しい上地は推進力のある先週入れ、勝ち点さんを狙いに行く。

後半アディショナルタイム、途中出場の堀口がサイドからのアーリークロスをトラップし、シュートを打つが、相手に阻まれる。

そしてこのまま試合終了。最後まで一点が遠い、そんなゲームであった。


ひりつくようなセカンドボールの奪い合い、中盤でのせめぎあいが続くゲームであった。自分たちの時間はなかなか作り出すことができない苦しい展開ではあったものの、シュートブロックやクロス対応の正確性は今季随一のゲームであった。しかしボールを保持し、ゲームをコントロールすることができず忙しいゲームとなってしまったこと、ファイナルサードでのアイデアの欠如は依然課題だ。残りは少ないが藤田監督が言っていたように最後の1秒まで上手くなることができるはずだ。泣いても笑っても残り180分。勝利以上のなにかをつかみ取ってシーズンを終えたい。

次節は10月9日(日)に帝京大学と朝鮮大グラウンドでのマッチアップ。ついに今季ラストマッチ。有観客開催となるので多くの人のご来場をお待ちするとともに、各種SNS,Player!での熱い応援よろしくお願いします!
※この試合の次の試合は山梨学院大学戦ですが、リリース日の関係で次々節の情報を載せております。山梨学院大学戦のマッチレポートは鋭意作成中です。

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