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6/5(土) 東京都2部リーグ戦 第6節vs成城大学マッチレポート #4

6月に入って、雨が降ったり急に熱くなったりと変わりやすい天気が続いてる。そんな中我々は東京都2部リーグ第6節 成城大学との一戦に臨む。

先週は東京理科大との一戦。開始早々に先制点を許した上に、なかなか攻撃のペースを掴めない苦しい展開。それでも地道にボールを保持し続け、徐々にゲームの主導権を掴む。後半は怒涛の攻撃を仕掛けるも反撃は後半40分の池田の一撃のみに留まり、1-1の痛み分け。立ち上がりの戦い方や決定力など課題が残る反面、流れの中から良い形を作ることができたという収穫もあった。

対する成城大学はここまで1勝1分2敗。前節は創価大学と引き分け。ここで勝利し、浮上のきっかけを掴みたいところである。

上智のスターティングメンバ―は以下の通り。
羽藤 宏太朗(C)(4年/#1/GK/國學院久我山高校)
古宮 由視 (4年/#4/MF/東京武蔵野シティFC U-18)
三井 慎司 (3年/#82/DF/藤枝東高校)
関 大陽 (3年/#6/MF/湘南ベルマーレU-18)
林 陵(1年/#20/DF/桐蔭学園)
菅 雄太郎(2年/#55/MF/八千代高校)
神田 辰丸 (3年/#14/MF/國學院久我山高校)
羽鳥 颯 (3年/#17/MF/昌平高校)
野田 祐成 (2年/#48/DF,MF/國學院久我山高校)
大山 諒(3年/#88/MF/武南高校)
松本 浩己(4年/#9/FW/東京都市大学付属高校)

サブは以下の通り。
小熊 崚介(2年/#28/GK/暁星高校)
浅野 健太(1年/#49/DF,MF/青陵高校)
小堀 耕太郎(3年/#38/MF/桐蔭学園)
鈴木 陽太(2年/#37/MF/市立橘高校)
古山 悠人(2年/#80/MF/新潟高校)
伊藤 大心 (3年/#78/MF,DF/國學院久我山高校)
池田 総一郎 (4年/#10/FW/県立川和高校)


ぐずついた曇天の中、13時10分キックオフ。

試合はいきなり動く。前半2分、不用意な形で自陣にてボールを奪われ、相手からのカウンターを食らう。数的不利の状況で守り切れず、まさかの失点。2試合連続で開始早々でビハインドを負う厳しい展開となる。

攻勢を強めたい上智は、前半10分、セカンドボールを回収し、ペナルティエリア右にいた松本へ。松本がそのボールを受けシュートを放つもこれはゴール左。

前半18分、中盤で菅がボールを奪取。右にいた大山へ。大山はオーバーラップしてきた三井をシンプルに使い、自分は再び中へ。敵陣右サイドを深く侵入することに成功した三井のクロスはファーに流れ、再び走りこんでいた大山へ。大山はこれを中にいた神田へ折り返し。これを神田が沈め、前半の早いうちにスコアを振り出しに戻した。

神田のゴールで同点に

同点ゴールのあとペースを完全につかんだ上智。早いプレスからのボール回収とボール保持からのサイド攻略と攻撃を繰り出していく。

前半34分、羽藤のロングボールを相手DFがトラップし、GKへバックパス。少し短くなったこのバックパスを大山がチェイシング。GKのクリアをカットし、高く上に上がったボールを無人のゴールに沈め前半のうちに逆転に成功。

大山のゴールで逆転

逆転ゴールから勢いに乗る上智。40分、右サイドでボールを刈り取り神田へ繋ぐ。神田がそのまま運び、DFラインとの駆け引きに勝利し抜け出した松本へスルーパス。これを松本がGKもかわし、ゴール。背番号9の待望の今季初得点で2点差とし、相手を突き放す。

松本の今季初ゴールで2点差に

3-1のままスコアは動かず、前半終了。先制点を許すも3点を取り返すことに成功。

後半開始から林に代えて伊藤、大山に代えて池田を投入。ゲームを決めにかかる。

勢いそのままに立ち上がりでゲームを決めたい上智。途中出場の池田を中心に攻めるも決定的なチャンスは訪れず、静かな立ち上がりとなる。

後半13分、関に代わって古山を、菅に代えて前節で途中交代から大きなインパクトを残した小堀を投入。

17分、三井と池田で右サイドを攻略し獲得したCKのこぼれ球を神田が振り抜くも枠の外。

19分、右サイド、スローインから松本が競り勝ちクロス。これに羽鳥が反応しゴール。ついに4点目を決め、相手をさらに突き放す。

羽鳥のゴールで相手を突き放す

攻撃の手を緩めない上智。21分にはゴールやや右で神田が倒され、いい位置でFKを獲得。これを古宮が蹴り、壁の上を超えゴールに向かっていくもポスト直撃。5点目とはいかなかった。

29分には左サイドを攻略し、羽鳥がアーリークロス。これをファーにいた池田が反応するもシュートは枠をとらえられず。

40分には松本に代えて鈴木を投入。逃げ切りを図る。

45分、鈴木が右サイドを深くまで突破しクロスを上げるものの、中にいた池田には合わず。

そして、4-1のスコアのままタイムアップ。先制を許すも、4点を奪い返し勝ち点3を獲得。

試合後挨拶するイレブン

前節は早い時間に先制点を食らい、攻め続けるもゴールが遠く痛み分け、そして今節も開始早々に先制点を食らう、と、悪い流れが続きそうなパターンであったが多彩な攻撃を魅せ、前半のチャンスをしっかりと決め切り、結果として相手を圧倒した。前節と同じ轍を踏まずに前半で勝負を決めた点は特筆すべきであろう。

しかしやはり立ち上がりの悪さには疑問が残る。前節も立ち上がりに失点。今節も立ち上がりに失点。しかも自陣で不用意なパスからボールを奪われ、カウンターを食らうという形である。同じ過ちを2試合連続繰り返している、ここは是が非でも次節までには改善したいところである。

このゲームで輝いたのは大山。同点ゴールのシーンでは右サイドで組み立てに関わったと思いきや、ファーに走り込み左に流れたクロスに反応。アシストを記録し、逆転ゴールのシーンでは相手のバックパスが短くなったのを見るや否や全速力でプレッシャーをかけ、自身の今季初ゴールでもある逆転ゴールを叩き込んだ。前半45分の出場にとどまったが、そのインパクトは絶大。まだ粗削りなところがあるとはいえ、爆発的なスピードで相手を置き去りにする右サイドの韋駄天、攻撃のリードオフマンである大山の今後の活躍に期待である。

45分と短い時間ながらも結果を残した大山

そしてもう1人のヒーローは神田。大山からの折り返しを沈め同点ゴールを記録し、松本の3点目を正確無比な右アウトサイドでの芸術的なスルーパスで完璧なお膳立て。90分間を通して中盤の選手としての刈り取る、繋ぐ、運ぶという基本的な仕事を高いクオリティでこなすことはもちろんのこと、神出鬼没にゴール前に姿を現し、1ゴール1アシストと決定的な仕事を果たし大きく勝利に貢献。上智が誇るBox-to-Boxが魅せたゴールに絡む活躍。次節からも大きな期待がかかる。

1G1Aと大車輪の活躍を見せた神田

以下出場選手のインタビューです。

大山 諒(3年/#88/MF/武南高校)
・ゴールシーンを振り返って
前からプレスにいくことはチームとして意識していたことなので、実現することができてよかったです。
自分にはゴールに絡むプレーが特に求められていますが、今季リーグ戦が始まって以降、得点を取ることができていなかったので、一安心、いや二安心しています。

・今後に向けて
去年悔しい思いをしてるからこそ、1試合1チャンスの重みを実感しています。
チームとしても個人としても気を抜かないよう、最後まで全力で戦います。
応援よろしくお願いします!!

林 陵(1年/#20/DF/桐蔭学園)

都リーグ初出場となった林

・今日の試合を振り返って
初めてスタメンで試合に出場させてもらったのですが、本当に不甲斐ないプレーの連続だったと思います。立ち上がりから普段通りのプレーができず、チームも開始早々失点してしまいました。結果的に勝つことはできたものの、他の選手に迷惑をかけてしまったので、そこは大きな反省点であると感じています。

・今後に向けて
今節で沢山の反省点は出ましたが、いつまでも失敗を引きずっていては仕方ないし、全てを完璧にこなせる人間はいないと思います。反省を踏まえつつ、切り替えて取り組むことが今の自分には必要だと思います。また日々のトレーニングから真摯に取り組み、次節こそはチームに貢献できるように頑張ります。応援の程、よろしくお願いします。

次節は6月12日(土)13:10キックオフ。一橋大学との一戦に臨む。次節も無観客での開催となるので、Player!、Twitterでの熱い応援よろしくお願いします!

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