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「努力」辻本健

2年LO/FLの辻本健です。

今回の「努力」というテーマを書くにあたって、今まで歩んできた人生で自信を持って努力した、と言えるものが大して無いことに気づきました。小中高とやってきたサッカーも死ぬ気になって練習することもなければ、自主練をすることもなく、なんとなくサッカーを続けていました。大学受験も絶対に受かってやるなんて熱い気持ちも持たず、なんとなく勉強をしていました。先のことを見ずにその時その時を楽しみ、都合の悪いことからは逃げて友達と夜まで遊び呆けている日々を過ごしていました。そして、最後には痛い目に遭うというのが毎度のことでした。

そんな「努力」という言葉から、ラグビー部の中で特にかけ離れている自分ですが、大学でラグビー部に入ってから少しは変わった部分もでてきました。一年生の頃には脩喬と一緒に練習に必死になって着いていっていましたし、強制的っちゃ強制的な九段下にも参加しウェイトに取り組み、体重を増やすためにも毎日意識的にたくさん食べました。(食トレって本当にきついと思いますが、皆一緒に頑張りましょ) 今になってそれが努力かと問われたら、もっと頑張れたんじゃないかということで、自信を持って努力したとは言えないかもですが、当時の自分を振り返ると必死にやっていたと思います。なので、今は満足してなくても努力だったんだと気づきました。これからも自分にできることは必死に取り組んで、後でそれは努力ではなかったと思っても仕方ないというマインドでいきます。思ったより努力ってそんなもんなのかなと感じます。

さらに、今年のシーズンイン合宿で怪我をしてから色々と考え方が変わったと思います。怪我をすると、もちろん練習には参加できなくなり、トレーナーに見てもらいながらリハビリを行います。つまり、外から練習を見ることになるのですが、それには苦しいと感じるものも付き纏います。皆と同じ様な努力をしたくてもできない状況に置かれ、普段から練習に参加できていたありがたみを感じると同時に、練習や試合での同期の成長を見たときの焦り。菅平合宿のBBQで長い間怪我で自由にラグビーをできていない馬場淳史さんが「自分はチームの輪に入れてるのかなと感じることがある」と言っていて、かなり共感してしまいました。普段から人一倍トレーニングやリハビリをして、さらには副将、FW,DFリーダーとしてチームに関わっているアキフミさんは格好いいです。もちろん、先輩の努力を見て刺激を受けるのはいいことですが、自分はそういうのを見ると焦りが先に出てしまうので、自分のペースで全力で努力をしていこうと思います。

自分が努力できる環境にあるのは、監督、コーチ陣、先輩、後輩、同期、トレーナー、上智ラグビー部に関わっている全員の努力があるからだと感じました。その努力を無駄にすることのないよう、全力の努力で、早く復帰してチームに貢献します。初戦から、最終戦まで「全員で」努力していくので、今後とも上智ラグビー部への変わらぬ応援をよろしくお願いします。

辻本健

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