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4年 櫻澤耀平

『感謝』

こんにちは。2020年度主将の櫻澤耀平です。日頃より多大なるご支援・ご声援、本当にありがとうございます。

今年度最後のブログ、何を書こうかを考えていました。もう一年ラグビー部に留まることになった自分にとって、やり残す事があるなら、来年グランドで体現すべきですし、お世話になった方々への感謝は、来年入替戦に出場する事で恩返すべきだと思います。

では誰に何を伝えるべきか、そう考えた時、この場を借りて、4年間お世話になった同期への感謝を伝えたいです。今年1年間を振り返りながら、その気持ちを伝えられたらと思います。


2019/11/24、最終戦の次の日から、自分達の代のシーズンがスタートした。

菅原組が長年の目標であった、打倒一橋と対抗戦4勝を果たし、自分達の目標は必然的に入替戦出場に決まった。この時、口には出さなかったが、先輩方のような強豪校出身もいなく、公式戦の試合経験も少ない自分達が、この目標を達成できるのか不安しかなかった。なんなら昨年以下の結果になるのではないか、という危機感もあった。

そして実際にシーズンが始まった2月からも、上手くいかない事だらけだった。主将としてグランド上で上手く伝えることもできず、この練習が果たして入替戦出場に繋がっているのか、自身がなかった。昨年をなぞっているだけではないかと感じることもあった。

そしてそんな矢先にコロナがやってきた。まずラグビーができないもどかしさ、先の見えない事への不安を感じた。しかしそれよりも、練習や試合という、自分達が自信をつける場がなくなり、自分達の代での成長が止まってしまうのではないかという不安が大きかった。

そんな時、支えてくれたのは同期だった。

リーダー陣の3人は、自分が苦しい状況下で今何をすべきか、活動再開後にどのようにプランを組み立てていくかを常に考えてくれた。その中でも、冨井はFWのリーダーとして、愚直に部を引っ張ってくれた。君島はチームに亀裂が生まれないよう、裏でフォローしてくれた。中屋はチームのアタックを先頭で考え、常に隣で支えてくれた。他にも、練習再開後に誰よりも身体を大きくし、背中で見せてくれた、太郎。人数が少ない中で、率先して声を出し続けてくれた、祐樹。グランドではタックルで見せ、裏方では常に主務として動き回ってくれた、やんま。どんな時も裏方で支えてくれたマネージャ3人。特にマネ長の奈菜は、誰よりもチームの事を考えて、プレーヤー・マネージャー問わず、全体に気を配ってくれた。

自分にできない役割を、同期全員が行い、常に支えてくれた。当たり前のことなのかもしれない。でもこの同期がいたから、主将という役割に専念でき、コロナ禍の苦しい状況を乗り越えられた。

そしてこの同期が支え続け、チームを纏めてくれたからこそ、活動再開後からの2ヶ月間、個人的には2,3月とは打って変わって、勝つ自身しかなかった。驕りではなく、このチームなら絶対勝てると。

そして1ヶ月という短い公式戦を走り抜けた。結果は3位。入替戦に行けなかった事、上位のチームに勝てなかった事は相当悔しかったが、伝統を途切れさせず、着実に部を一つ上のステージに届けられた事は、素直に嬉しかった。そして何より、自分達の代の全員がジャージを着れた事に、嬉しさしかなかった。

今回のコロナ禍という苦しい状況の中で、チームを作り上げ、やり遂げる事ができたのも、グランドでしか役に立たないような僕が、今年1年間主将を務める事ができたのも、9人の同期が常に支えてくれたからです。よく「お前のおかげだ」と言ってくれるけど、僕は特に何もしていません。ただ同期が支えてくれたから、自信を持って、グランド上で振る舞えてただけです。4年間本当にありがとう。


他にも、感謝を伝えたい仲間は沢山います。
このご時世にラグビー部に入部してくれた一年生。その勧誘のために、創意工夫しながら頑張ってくれた広報のマネージャー。様々なグランドの確保や試合の調整をしてくれた、主務やグランド係の人達。今年度ラグビー部に残ってくれて、常に支えてくださった、2人の先輩方。他にも陰で動いてサポートしてくれ、グランドでは身体を張ってくれた、選手やマネージャー達。数少ない機会でも、正しい道を教えてくれた、大澤コーチ。そして何より、今回の対抗戦開催や、対抗戦を観客ありの試合にしようと、常に動いてくださった、北監督。全員に感謝しかありません。

僕自身、今年で主将という役職は終わりましたが、どんな立場であっても、自分の役割は変わらないと思います。今度は今まで支えてくれた後輩のために、そして入替戦出場を果たせなかった同期のために、1年間闘います。そして今回の結果に驕ることなく、もう一度地に足をつけて、入替戦出場を目指します。

どんな環境でも全力で取り組み、全員で支え合う、この上智大学ラグビー部が大好きです。4年間、特に今年1年間、本当にありがとう。


そして最後に3つ程。

後輩達へ
もう1年お世話になります。オーバーエイジとして、どのポジションでもこき使ってください。来年は入替戦に絶対行こう。一つ伝えたい事があるとすれば、何でもいいから1つ、自分に自信を持てる事を作って欲しい。それはタックルでも、体重でも、例えチームで1番でなくても、何でもいい。なぜならこの4年間で、1つの自信が大きな成長に繋がるのを目にしてきたから。もしその努力の過程で結果が出ず、キツくて逃げ出したい時は、絶対仲間が支えてくれる。いつか報われる日の為に、来年一緒に全力で取り組もう。

両親へ
4年間、いや21年間本当にありがとう。自分が出る出ないに関わらず、全試合見に来てくれる、そして毎試合テントも運んでくれる、こんな両親は他にいないと思います。自慢の両親です。申し訳ないですが、もう1年お世話になります。これからも宜しくお願いします。

今年度応援してくださった皆様へ
1年間、熱い応援本当にありがとうございました。コロナ禍の中、皆様の前で試合をお届けできなかったのはとても残念でしたが、大会が実施され、勝利を掴めたのは皆様のご支援・ご声援のおかげだと思います。本当にありがとうございました。今後とも上智大学ラグビー部をよろしくお願い致します。



上智大学ラグビー部 2020年度主将 櫻澤 耀平

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