「引退ブログ」原萌華

『繋ぐ』


こんにちは、MGを務めておりました、原萌華です。


サポーターズクラブの皆さま、OBOGの皆さま、保護者の皆さま、いつも多大なるご支援を賜りまして誠にありがとうございました。

北監督、筑紫先生、北川コーチ、大澤コーチ、矢島先生、OBコーチの皆さま、常にチームを見守り、育ててくださりありがとうございました。


この4年間、楽しいこと、嬉しいことと同じくらい辛いこと、苦しいこともありました。そんな時は「こんなもんでいいんじゃないか」「本当に必要なのか」と気が緩んでしまいそうになりがちです。

そんな時、思い出す言葉があります。弟の高校時代の監督の言葉なのですが、強烈に私の印象に残りました。
『誰かが必死になって奪って、誰かが必死になって繋いで、やっと君の手元に届いたボール。なぜそんな簡単にミスができるの？常にその緊張感をもってグラウンドに立っていますか？』


私は4年間広報の仕事をしてきましたが、上智ラグビー部の広報は評判がいいと入部した当時から言われていました。それは、先輩方が一生懸命作り上げてきた「信頼」であり、私にとってのラグビーボールでした。

私の気の緩みで、その信頼は一瞬で崩れてしまう。それはチームに対しても、先輩方に対しても、なにより上智ラグビー部の広報を信頼してくださった方々に対して失礼なことです。誤字脱字などのミスの確認はもちろん、より良い発信の仕方はないだろうか、チームの魅力を最大限に伝えられないか、常に考えるように努めました。
でもその中でも、ミスはありました。そんな時は、同じ広報の仲間が気付き、助けてくれました。この表現はどうかとたくさん提案してくれました。

自分ができないことを人に助けてもらう。自分の得意分野で人の役に立つ。まさにラグビーそのものです。実際にグラウンドを走ることはないですが、私たちスタッフもボールを繋ぐことができたかなと思います。


2月のシーズンイン、一個下の代の皆さんが作り上げていくチームが待ち遠しいです。自慢の後輩たちが活躍する姿をぜひ観に行こうと思います。

今後も上智大学ラグビーを温かく、時に厳しく見守っていてください。本当にお世話になりました。

原萌華