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フリーランスについて語らせて


フリーランス医師とは

フリーランス医師って思い浮かべるのは「私失敗しないので」の架空の女医さんですよね。
彼女は特定の勤務先(常勤)を持たないで派遣会社からの紹介で医師業務をしていたと思います。
正解な定義があるのかわかりませんが、非常勤のみで業務を行っている医師と言うところでしょうか。またX(Twitter)では専門医を持っていればフリーランス、持ってなければ泥っぽという意見もありました。
今回は定期非常勤を想定してして書きました。

フリーランスのメリット


◯オンオフはっきりしてる
◯仕事内容がはっきりしている
◯人間関係が煮詰まらない
◯常勤より時給がよい
◯委員会とか会議とかに出なくてよい
◯いろんな仕事が経験できる
◯業務委託など契約によっては経費計上(節税)できる

最大の利点はオンオフがはっきりしているところですね。病院用携帯から解放されます。
入職の前にきちんと契約書を交わすので仕事内容も明確です。逆に契約内容にないことをお願いされた場合「致しません」と断れるわけです。
ま、実際は簡単なものなら快諾して恩を売ったり、賃上げ交渉の材料にすることもできます。

「うーん、やってあげたいけど契約外のことなんですよね。ちょっと事務長さんに確認させてください☺️」

合わない人が職場にいても毎日会うわけではないのでそこまでストレスにはなりません。無理なら辞めようも非常勤ならやりやすいですね。

非常勤の方が常勤より単価が高いのはよく知られています。常勤の時は不安定な患者さんを受け持つと退勤後も心配で考えたり、コールに怯えたり仕事のことから完全にオフになれるのは夏休みくらいでした。そう考えると時給はすごく低くく感じますね。

わたしは大して経験していませんが、非常勤案件は多岐に渡ります。求人内容を見てるだけでも面白いものです。未経験可のものも見かけます。

節税のことは詳しくないので省きますが、上手くやれば大きなメリットですね。

フリーランスのデメリット

◯基本自分1人で完結させる力が必要。指導が受けられることはまれ。
◯急な休みは勤務先に影響甚大。
◯契約更新されないクビリスク
◯有休が少ない
◯患者さんとの強い信頼関係は築きにくい
◯自分で勉強しないとすぐにヤブ医者になる
◯けっこう孤独

当然ですけど契約内容はきちんと遂行できねばなりません。ですので急な欠勤はかなり迷惑がかかってしまいます。そこらへんが不安な人は複数の医師がいる施設を選んだ方がいいですね。

クビリスクはありますが、普通にこなしていれば大丈夫だと思います。新たに医師を用意するのは時間も手間もお金もかかるので。

非常勤でも有休があるの?と驚く方がいるかもしれません。日数は少ないですがありがたいですね。

外来で長い間診療してれば強い絆ができるのでしょうが、緊急時に対応できるわけではないので濃ゆい関係にはなりにくいです。またそれがいいところでもあります。

こういう仕事をしていると基本1人です。
症例についてワイワイ語りあうことも、カンファにでることも、飲み会に誘われることもあまりありません。MRさんから薬の説明を受けることもないです。だから自分で情報を取りに行かないとすぐヤブ医化してしまいます。

どういう人が向いてるのか

プライベートに重心を置きたい人、自分の健康にある程度自信がある人、環境の変化に適応しやすい人が向いてると思います。

健康、と書いたのはもし自分が病気で働けなくなった時は何の補償もないからです。常勤なら病気でクビになることはないですが、非常勤なら終了ですよね。スポットバイトならこの限りではありませんが。

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