ソプラノめいちゃんによる歌紹介♪
今日はこの曲を紹介します↓
作詞のヴィクトル・ユーゴーは「レ・ミゼラブル」や「ノートルダム・ド・パリ」で有名な詩人、小説家です。
レ・ミゼラブルもミュージカル映画で大ヒットし、ノートルダム・ド・パリはディズニーのノートルダムの鐘の原作となっているので、この代表作を聞くとピンと来る人も多いのではないでしょうか。
1802年、フランス生まれです。
作曲のフォーレも同じ国フランスの作曲家。1845年生まれです。
パリのニーデルメイエール古典宗教音楽学校ではサン=サーンスらに師事していました。
ドビュッシーやラヴェルらに影響を与え、ロマン派の音楽が終わり、フランス近代音楽への移り変わりの転換期に生きていました。
今回紹介するMai(五月)はフォーレ最初期の作品。
初期の作品らしく非常に素直な印象の曲です。
これが曲の出だしの歌詞です。
« Puisque »というのは「〜であるから」という意味。
曲の1番最初の出だしで « Puisque(〜であるから) »……!?
なんだかこの辺がユーゴーらしさを感じますな。
花いっぱいの五月の春に外へと誘っています。
時代は違いますが、先日紹介したキャンディーズの春一番も外へと誘い出す曲でしたね。
やっぱり冬から春になって暖かくなると外へと誘われますね。
春の情景を描くワードの並びと美しいメロディー。
ここまでが1番の歌詞となります。
この曲は有節歌曲という形式で1番、2番と同じメロディーのものが反復されます。
2番の歌詞は « Viens! »(おいでよ!)という言葉で始まっています。
ここは春の訪れへのわくわくが高まって思わず呼びかけているような歌い方が良いと思います。
よくもまぁこんなに自然に関するワードを沢山思いついたなぁというような言葉の並び(笑)
自然への愛が溢れていますね。
私がフランスに行った時、丁度5月頃だったのですが、「寒いなぁ」と感じました。
実はパリの緯度は北緯48.5度、日本最北端の稚内は北緯35度。
稚内よりパリの方が北にあるんです。
私たちが住んでいたリヨンはパリより少し南ですが、それでも少し寒かったです。
↑五月のパリでの写真
ニットのワンピースに薄手のコートを着ています。
なので日本では4月になると桜が咲いて、春がきたなぁと思いますが、
フランスでは5月頃に花が咲いてきて春を感じ初めました。
日本では春の歌って桜に関するものが多くて、4月をイメージしている歌が多いように思いますが、
フランスやドイツの歌曲では春の歌では「五月」という言葉が出てくることが多いように思います。
フォーレの五月の楽譜はこちら↓
「五月」は5/18のバースデーディナーショーでも歌います♪
バースデーディナーショーの詳細はこちら↓
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