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自分の想いを形にできるクリエイティブディレクターになりたい(仮)

「ディレクター」

これまでの人生において、一度もなりたいと思ったことがない職業である。こう書くと語弊が生じそうなのだが、単純にディレクターという職業を知らなかったから、そもそもなりたいと思ったことがないが正確な表現になる。そもそも選択肢がなかったのだ。

だが、現時点での自分は「ディレクター」という肩書きを持っている。なりたくてなったというよりは完全に成り行きなのだが、「映像ディレクター」が自分の仕事を表すのに最も適した言葉になっている。

そんなディレクターを知らない人が映像ディレクターになり、次は「クリエイティブディレクター」の方向性をネオンアカデミーの「クリエイティブディレクター養成講座」を通して、模索してみようと思っている。その背景を含めて、久しぶりにnoteを書こうと思う。


仕事とか含めて、軽く自己紹介

前段はさておき、簡単な自己紹介をさせてほしい。

中村創(そう)、1997年4月1日生まれ。26歳。
まだギリギリ若手なような気もするが、もう若手ですと甘やかされていい年齢でもなくなっている感が最近すごい。

職業は映像ディレクター。
主に観光や一次産業の映像プロモーションをクライアントワークとして行っている。映像プロモーションやコンテンツの企画から演出、撮影や編集も行う。カメラも回す映像ディレクターだ。自分は自然やアウトドア、旅行が好きなので、仕事で携われるのはとてもありがたいし、何より楽しい。

これをいうと上の世代からは特に驚かれることが多いが、新卒でそのまま映像制作で独立した。世間でいう新卒フリーランスの形式になる。なんだかんだ4年目が終わろうとしていて、やりたいことやれてるし、順調な方なのだろう。仕事は楽しいし、時間も比較的ある方なので、独立時に思い描いていたライフスタイルになっている。ありがたいことだ。

住んでいる場所は東京の谷中という下町。小さな個人商店がたくさんあり、暮らすには楽しい街だ。同時に1ヶ月のうち3分の1以上は地方にいる生活をしている。実際、今この記事も宮城県東鳴子温泉の旅館で書いていて、ここ3日間はひたすら温泉に入っている。

以前は、もともとバックパッカーで〜とか、フロリダのディズニーで半年間働いて〜とか、プロブロガーのアシスタントでゲテモノを食べたり〜とかサッカーのJクラブでマーケティングインターンを〜などと周りに言っていたが、結構古いエピソードになりつつある。

今は、ライフワークとして、「50年1つの仕事を続けている人」の人生観や仕事観をインタビューしつつ、フィルムカメラで撮影する「ひとすじ」をやっている。最終的には写真集や展示といったアウトプットにまとめようと思っているところだ。

ライフワークで感じる引き出しの無さ

簡単な自己紹介を終えたところで、次はなぜ「クリエイティブディレクター」の方向性を模索しているかの本筋に入る。ちなみに「目指す」ではなく、「方向性を模索」と書いているのは、なるかどうかは純粋にこの3ヶ月の講座を受けて決めようと思っているからだ。向いてなかったらもちろんならないし、全く逆でクリエイティブディレクターと名乗りたくてウズウズしているかもしれない。

ああ。既に捻くれた性格が滲み出てしまっていて少し嫌になるが、本題に戻ろう。なぜクリエイティブディレクターに興味を持っているかだ。

先ほど書いた、50年1つの仕事を続けている人を追う写真集企画「ひとすじ」が、大きく関係している。

前提として、この企画は自分以外に6人の仲間に加わって進めており、圧倒的に自分の引き出し不足や判断基準のブレを実感しているからだ。

まず、写真だけではなく、記事としてもまとめたいと思い、初期にインタビュアー2人を誘ってライターというポジションで仲間になってもらった。そうなると次は記事を編集できる編集者が必要になり、タイトルや見出しなど言葉まわりに関してコピーライターも加わった。最終アウトプットは写真集という紙形式の想定なので、デザイナーが入り、展示もやりたいことからキュレーターも手伝ってくれるようになった。

仲間に恵まれているのは本当に間違いないのだが、何かの物事を決定する上での引き出しや判断基準が圧倒的に足りず、メンバーの本来の力を引き出せていない感覚がある。

立場上、企画発起人であること、コンテンツのメインになる写真を撮っていることから自分がクリエイティブディレクター的立場でもあるのだが、まあ引き出しがない。そして意思決定する回数が多いにも関わらず、判断があっちこっちにいってしまう。的確な指示やフィードバックが出せていない。

さすがにこのままだと、チームメンバーに迷惑をかけるし、最終的にいいものができないだろうなと悩んでいる中で見つけたのが、「クリエイティブディレクター養成講座」だったのだ。この講座であれば、自分の課題を解決できるヒントやインプットがあるのではないかと思い参加を決めた。

やりたいことが溢れている最近。

そして、同時に最近やりたいことが次々と思い浮かぶ。

例えば、「ひとすじ」から派生して、1日8時間も働いていて仕事が日常の中で大きな割合を占めているのに、多くの人が自身が働いている写真や映像は持っていないことに疑問を感じ始めている。たった2時間だけの飲み会の写真はあるのに、人生の大半を占める仕事の写真が全然ないなんてあんまりだなどと思っており、仕事風景を撮影するサービスを作りたい。

あとは温泉ソムリエの資格をとるほど、温泉にハマっているので、温泉に関するコンテンツや何なら事業を作りたい。自分に合う温泉を調べられるサービス温泉を楽しく紹介する温泉YouTuberにもなりたいなんて思うこともある。

だが、基本的な自分の強みは写真や映像しかなく、他のことはそこまで得意ではないのが現実だ。「餅は餅屋」なんて言葉があるが、その通りだと思うので、具現化できる優秀な人の力を借りたい。

そうなとやはり、写真集企画と同様にクリエイティブディレクションスキルが必要という結論に至るのである。

理想型ディレクターとしての未来

そんな「クリエイティブディレクター養成講座」は2月7日が記念すべき第1回だった。そこでクリエイティブディレクターのキャラクターは大きく4種類に分かれると学んだ。格闘型・注目型・理想型・法則型だ。

理想型が自分に合うディレクターのスタイルだと気づいた。というかおそらくこれ以外ない。なぜならいつも自分の理想があり、そこに近づくために色々動いているからである。

新卒でフリーランスになったのも、ある程度お金と時間に余裕があるライフスタイルを目指したかったからだったし、今でもその理想はアップデートされている。

そしてこだわりが強くて、時に頑固というマイナスに働く一面もまさに当てはまる。

自分の欲求は何か?という問いをもらったが、「好きなものや突き詰めたいものをこだわりを持って楽しく表現したい」と比較的シンプルな欲求に辿りついた。

裏を返せば、どれだけお金が良くても自分が全く好きではないものや、あまりにこだわりを求められていないもの、精神的に全く楽しくないような仕事は基本的にやりたくない。

シンプルに好きや楽しいを追求する中で、クリエイティブディレクターとしての役割を見つけていきたいと思っている。

(一旦)自分の想いを形にできるクリエイティブディレクターになりたい(気がする)

最終的にはクライアントワークの立場としてのクリエイティブディレクターというより、自分の企画・やりたいことを実現するためのクリエイティブディレクターを一旦目指そうと思う。

もちろん映像ディレクターとしての自分を強化することにもつながると思う。

そんな想いをまとめると現時点での仮のビジョンはこういう言葉になる。

自分のクリエイティブ(主に写真・映像・企画)を活かして、埋もれていたりうまく伝えてないけれど、素晴らしい価値があるものを人の感情の揺さぶりながら届ける。

少し本来の講座の趣旨とは違うかもしれないけど、そうやって自分のやりたいことを少しでもクリエイティブにこだわって表現することが、結果的にクライアントワークだったり、結果的にお金につながったりすると思う。

まずは目先の写真集企画にしっかり活かせるように、まだ未知なことが多いけど、この3ヶ月間で少しでも自分の理想を叶えられるようにいい時間を過ごしていきたい。



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