見出し画像

『Wizard With a Gun』用語・伝承メモ


最終更新日:2024年4月12日
【前述した暗号術師についての解説】を追加。
※多忙のため、Better Togetherアップデートでわかった内容をまとめるのはしばらくあとになると思います。アプデ前のトンチキ考察をお楽しみください

はじめに

ベータテストを遊んでるとき専門用語が多くて少し混乱してしまったので、考察も兼ねて自分用にメモにして整理したものです。
ゲーム内で読める内容と公式Discordサーバーの開発チームによる解説(主にtea-drinkersのロールが付いていると定期的に通知が届くやつ)を混ぜたもので若干意訳・要約した部分があるため、間違っている部分もあるかもしれません。製品版一通り遊んだあとで変更点があれば修正・追記します。

※ネタバレを含むため、クリア後に読むことを強くおすすめします!!

Steamストアページ

公式Discordサーバー

用語

文書のタイトルと書き手は必ずしも一致しない。
例えば、「タリア・スターアイズ」というタイトルの文書は、内容からするに破壊の神ソラスが世界を去る前に書き残したものだと思われる。
「行方知らずの弟」というタイトルの文書は内容からするにインペリウムがまだ帝国として存在している時期のものなので、少なくともヒルダの弟のものではない。行方不明でもないし(行方不明といえば、フローラの兄弟が思い当たるが根拠が薄いためなんとも言えない)→製品版でタイトルが変更された。

シャッター

200年前世界が大爆発によって崩壊した事象と、その爆発により砕けて本土から分離した島々、その両方を指す。

また本土は平原と呼ばれることもある。元々はインペリウムが領有する農耕地であったアルケミ平原で、現在は銃の狂信者たちが支配するいくつかの集落に分かれており、権力争いが繰り広げられている。

インペリウム(帝国)

帝国とは、多くの場合インペリウムのことを指す。

かつてタワーのゲートを開き、近隣諸国であるアルダーやコルアイと戦争をした国。魔導機ゴーレムにより天まで届く尖塔や、インペリウムからヴァリン帝国跡を通り、コルアイまで伸びるハイ・ロードを建設した。ハイ・ロードは元々アルダーとの接触を避けながら部族と交易を行うための交通路だった。

インペリウムの権力の中枢は、ヴァリン帝国跡近くのアルケミ平原の東端にある、ゴシック様式の建物が並ぶ広大な都市にあった。世界が崩壊する少し前、ウィザードの支配階級はこの都市をウィザード以外は立ち入り禁止とし、街の清掃と維持管理を魔導機の労働力に頼っていた。街の中心にはアークウィザードの座と帝国アカデミー(秘術と錬金術知識の)が存在した。

後年、帝国は一般魔術、錬金術、機械工学、暗号術という4つの魔法学派に重点を置いた。暗号術は当時としては新しい魔法学派であったが、アークウィザードたちの目的である魔術知識の流通を抑制・管理するためには欠かせないものだった。アークウィザードの座では、暗号術師のギルドが帝国の膨大な数の魔導書を暗号化し、暗号鍵を持つ者だけがその秘密を解き明かすことができるようにする作業に精力的に取り組んでいた。暗号術師たちはやがてアークウィザードの手先となり、帝国とそのライバルである近隣諸国全体に秘密の通信網を張り巡らせ、主の政治的願望を実現させた。

世界が壊れ、5つの国が粉々になりインペリウムの都市が消滅したとき、暗号鍵は暗号術師たちが隠し持っていた魔術の知識と共に失われた。都市の外にいた生き残りのウィザードの多くは、この大変動の責任を問われ、追い詰められて殺された。

始原の書

魔導機術が考案された初期の時代にインペリウムのウィザードたちが生み出した、自力で学びページにその内容を記すことのできる魔導書。しかし知識をつけすぎたことで始原の書による反乱が起こり、アカデミーは火の海に包まれ多くのウィザードが犠牲となった。それからアークウィザードにより新たな法律が作られ、能力は制限されて自力で学ぶことはなくなった。ごくわずかな始原の書のみが残され、それらは厳しく管理された。世界が崩壊し残された始原の書は全て破壊されたかと思われていたが、ヒルダがその1冊を持っていた。(プレイヤーが使っているもの)

ヴェイル

ヴァリン帝国のあった地帯であり、現在のフェル。かつては緑豊かな土地だった。インペリウムの魔導機ゴーレムが建設した、インペリウムからコルアイまで伸びるハイ・ロードや、その他ジョシュアの酒場があるロウ・ロードやディープ・フェルなどの地域がある。無限の井戸が汚染されたことでヴェイル一帯が腐敗し、文明は崩壊。人々は毒に侵され怪物のような姿になってしまった。インペリウムはヴェイルの崩壊より数世紀後にできた。

シャイアン

ヴァリン帝国の隣国で、商人と職人の国。交易国家であったため他国からの食料、特に魔導機自動化農場を持つインペリウムからの食料に依存していた。世界の崩壊により消滅した。

カオス

カオスは生き物ではない。カオスは世界を崩壊させるプロセスであり、存在と非存在を分離している難解な糸をほつれて何も残らなくなるまで引っ張る力である。カオスには心も魂もない。あるのは現実の構造を引き裂き、その純粋なる本質へと帰そうとする底なしの飢えだけである。

暗号術師によると、カオスは魔法のエネルギー、すなわちアルカナの源であり、見境のない悪意だとされる。

魔法の歴史と主要素

魔法の起源とは「言葉」であるが、神々が去ったのちに物事を語る神々の力は失われてしまった。代わりにウィザードたちは、言葉によって残された全ての創造物に生来備わる魔法元素であるアルカナに頼っている。回転盤の輻を永遠に回し続けるもの――アルカナはエーテルとも呼ばれ、実質的な質量を持たず、他の化合物に自由にくっついて、容易く物体に破壊や変化をもたらす。単体では半流動性の塵のような球体に固まる。

銃魔術が発明される前、ウィザードたちは未加工の呪文の試薬を摂取することでこのアルカナを胸から腕に送り込み、聖なる言葉を発することで指先から魔法を生み出していた。このプロセスは往々にして毒物を摂取することを意味するため、詠唱者の体に永続的かつ破壊的な損害をもたらすこともあった。アルカナと魔法の試薬を組み合わせて魔法を流し、導くことのできる装置――すなわち銃が発明されてからは、誰でも安全に魔法を扱えるようになった。弾丸の中には試薬が詰められており、弾丸を流れるエネルギーであるアルカナはカートリッジに隔たれて保管されている。そして、弾丸にはアルカナルーンが刻まれており、詰め込まれた試薬を流れる魔法エネルギーの導管として機能する。アルカナの通る道筋を制御することで、従来とは異なった方法で生み出す魔法を予測することが可能となっている。

魔法の主要三段階は創造・変化・破壊である。
創造とはアルカナを新たな元素に作り変える行為で、変化は元素をある状態から別の状態へと変化させる行為である。これには大量のアルカナを必要とする。破壊とは元素をアルカナへと戻す行為である。元素に含まれるアルカナは自然とカオスに戻ろうとするため、この過程では少量のアルカナしか必要としない。

「言葉」と元素の周期表

元素についての詳しい解説はこちら

「言葉(The Word)」は別名「神舌(Godstongue)」とも呼ばれる。シャッターで使われている言語はこの神舌と、インペリウムが人為的に創り出した派生言語である帝国語(Imperial)の2つ。帝国語は平原でのみ定着し、シャッターではどちらの言語を使うかは人によって程度が異なる。

魂と死後の世界

魂はある肉体から別の肉体に移したり、切り離した魂を肉体に戻したり、魂の鎖を使って肉体を魂に戻したりすることができる。ある身体から別の身体へ魂を移動させると、記憶は前の身体に残り、魂からの新しい記憶が新しい肉体に作られることはない。このことは、魂が持ついかなる経験も無形のものであり、魂には風に舞う塵ほどの経験もないことを示している。よって死後の世界は存在しないとされる。魂を破壊するには大きな魔力が必要であり、魂を破壊すると大きな魔術的爆発を起こす可能性がある。

タワー

時の外側にある虚空と呼ばれる空間に存在する、ゴッドウィザードたちが神機を用いて世界を創造した場所。

本土にタワーへと繋がるゲートは存在しない。オキュラスは最大のゲートで、インペリウムさえもその存在をひた隠しにしており、シャッターまで開かれることはなかった。シャッターが起きて以来、ヒルダたちが再び開けるまでゲートは閉じられていた。
オキュラスを開いたことでカオスが解き放たれ、プレイヤーが辿り着いたときには、全てのゲートが再び閉じてしまっていた。

虚空と外の世界では時間の流れが異なっており、虚空での1秒は外の216秒※である。また虚空の中では老化が止まり、飢えることもない。

※虚空での1秒が外の216秒だとすると、虚空で1年が経過した時点で外では既に216年経過したことになるので、恐らくこの表現は誤りであり、正しくは外での1秒が虚空での216秒なのだと思われる。外での1年=虚空での216年ならば216×200=43200年で、後に続く「世界が崩壊してからの200年でタワーの中では4万年以上が経過したことになる」というヒルダの記述とも合う。

時間術師の回転盤

時を巻き戻すのに使われる古代の神機。その過程は無秩序であり、時々予期せぬ結果を引き起こす。それは原因となる出来事が世界で起こっているかタワーの中で起こっているかに依存する。神々が設けた安全装置(魂の鎖?)の効果として、繋ぎ留められた存在は皆、回転盤が時を戻す際にはタワーの中にいなければならない。ヒルダによると、カオスに回転盤が破壊されたことで歯車が世界各地に散らばった。

アークウィザード・ザビアーの日記によると、回転盤で時を戻すには6つの魂の鎖を必要とするらしい。

魂の鎖

使用者の魂を保護するための神機。使用者は自分の魂の鎖にワープできるが一方通行であり、また他の魂の鎖には移動できない。

関係がありそうだが初期設定の可能性があるDiscordでの解説を一部引用

虚空は居住可能だが、時間の外に存在する。虚空に閉じ込められたウィザードは永遠に閉じ込められ、物質面に戻るポータルを開くことができない。囚われの身となった場合、物質界に戻る出口を切り開くためにカプセル化された魂を持ち込むウィザードもいる――千年の幽閉を避けるためなら、人間性の一部を犠牲にすることもいとわない。

引用元

キャラクター

原初の銃魔術師、ヒルダ・ブラ

銃魔術の考案者にして熟練の錬金術師。シャッターにより世界から魔法が失われた後、魔法を再発見しようとする平原のウィザードの家系出身。父が魔法の実験により死亡したのち、魔法をより安全に扱うために銃弾を発明した。弟の民兵から20年間逃れ続けてきた彼女は、5年前平原を離れ、シャッターへと辿り着いた。

シャッターの後、本土の生存者たちは数世代にわたって苦境に立たされることとなった。ウィザードの国家は消滅し、魔法の知識はほとんど失われてしまった。強力な影響力を持つウィザードは皆、百年祭のために帝都に滞在していた。誰一人として、その災禍を免れた者はいなかった。

しかし、農耕地であったインペリウムの平原は、シャッターの影響を最も受けた国々よりもはるかに生存者が多かった。中央政府がなかったため、アルケミ平原は独自の統治体制を持つ別々の集落に分裂した。インペリウムが残した空白地帯で、各集落では権力と土地をめぐり、緊張と対立が高まった。最も繫栄したのはタウンズ・エンドで、シャッターから最も遠い西海岸の港町だった。そこで生き残ったウィザードたち(中央平原で殺されなかった者たち)は、魔法を再発見するために研究大学である錬金術アカデミーを設立した。

それから100年以上が経った後、ヒルダは家族と共にそこに移り住んだ。父が死亡したのち、彼女は銃魔術を発明し、アカデミーで数十年にわたり銃魔術を人々に広めた。始めは小さな田舎の大学だったアカデミーだが、やがて世界各地から才能のある者たちが集まる広大な大学へと成長した。

ヒルダは政治が苦手だった。彼女の目的は、魔法をより安全に扱えるようにし、予測しやすくすることだけだったが、彼女は集落間の争いに(時には文字通りの)火種を加えていることに気づかなかった。弟のアイザック含め、魔法は厳選されたウィザードたちによって管理されるべきだと考える人々がいた。そのためアイザックは魔法支配階級を確立、魔法の知識を統制し、平原のバラバラの都市国家を統一する民兵組織を構築することを目的に、対抗組織「武装ウィザード協会」(後の「銃の狂信者」)を設立した。弟の計画を知ったヒルダは彼と対立した。二人の口論はたちまち銃撃戦へと発展し、町全体が消滅した。

戦いに敗れ、負傷し片目を失ったヒルダは、夫と共にタウンズ・エンドからできる限り遠く離れた東へと亡命した。そこで二人はグラッドウェル家の私有地付近に小さな隠れ牧場を建てた。彼女の夫は優秀な銃鍛冶職人で、ヒルダの武器庫にある銃のほとんどを作った人物だ。日中、夫は彼の兄弟が経営する魔導機造船所で職人として働き、その間ヒルダは庭仕事と研究に勤しんだ。10年間の隠居生活の末、ヒルダは夫を亡くした。孤独で疲れ果て、頻繁に街に出るようになった彼女は、やがて鋼の狂信者の諜報員に見つかった。

アイザックは彼女を捕らえるため民兵を向かわせた。彼らは年老いた銃魔術師からの抵抗などほとんどないだろうと思っていた。戦いは瞬く間に決着がついた。一隊は全滅したが、ヒルダは牧場を破壊されてしまった。その後――今から5年前、彼女はグラッドウェル家の下に行き、シャッターへの船旅を予約した。

ブラの名は平原中に知れ渡っているが、それはアイザックとヒルダの息子のためである。しかしシャッターにいることで、ヒルダは本土で悪名を高めている。彼女はシャッターで最も危険な人物とされ、その首には多額の懸賞金がかけられている。

本土での争いは激しさを増していくばかりだ。各狂信者はそれぞれ別の集落を支配している。アイザック・ブラ率いる鋼の狂信者はタウンズ・エンドを支配しており、彼の目標は、平原を新たなるインペリウムのもとに統一することである。各狂信者もシャッターへの船を確保しており、そこで発見したものが他の狂信者との戦いに役立つだろうと踏んでいる。

本土は銃魔術発祥の地であり、その影響は常に存在し、急速に拡大している。世界の他の地域では、平原での権力闘争が終わりを迎えたとき、以前よりも強力な新たなインペリウムが台頭し、全てを支配しようとするのではないかという不安が広がっている。

シャッターに辿り着いたヒルダは、世界が崩壊した原因を解き明かすため各地を渡りながら、本土から侵略してくる人々に対抗できるよう銃魔術を広めた。そして彼女を支持する仲間ライダーズと出会い、共にタワーのゲートを開けた。最後のゲートであるオキュラスを開けたとき、カオスが解き放たれた。何らかの理由で魂の鎖との繋がりが途絶え、現在に至る。(トレーラーではヒルダの魂がカオスに破壊されたように見えたが……)プレイヤーが使用するタワーと魂の鎖は元々彼女が使っていたもの。

ヴォイドスキマーについての文書の中でヒルダは虚空の中からオキュラス内部に向かうことについて話していた。これはアイザがタワーで聞いた爆発音と合わせて考えると、ヒルダの魂の鎖との繋がりが途絶えたこと、またカオスに回転盤を破壊されたことと関係しているかもしれない。

銃の名前はワールドビルダーで、ヒルダはアルケミの眼を後から付け足した。仕組みはかなり魔導機に近いようで、意思を持っている。魂と繋がっているわけではないため彼女の死後も機能し続けるが、銃が新しい使い手を気に入らなければ正しく機能してくれないこともあるらしい。

アイザック・ブラ

ヒルダの弟。インペリウムの再建と平原の国家統一を目論んでおり、ヒルダとライダーズに懸賞金をかけた人物。魔法は厳選されたウィザードたちによって管理されるべきだと考えており、平原の都市国家を統一する民兵組織を構築することを目的に「武装ウィザード協会」を設立した。ヒルダと争い勝利を収めたものの、彼の組織は彼の管理能力を超えて成長しており、戦いの後遺症は協会内の彼を非難する者たちに機会を与えた。そして対立する2つの派閥が立ち上がり、協会から分離。支持者も権力も殆ど失い、国家を統一するアイザックの野望は潰えた。彼は今でも平原で民兵を率いているが、今ではほとんどの人が協会ではなく鋼の狂信者と呼んでいる。他の2つの派閥も同様に鉛の狂信者コバルトの狂信者として知られている。

ゲーム本編ではこの他に鉄の狂信者という銃の狂信者最弱の派閥も確認されたため、実際には全部で4つの派閥が存在する。

ちなみにプレイヤーであるガンスリンガーは、どの派閥にも属していないただの賞金稼ぎである。ヒルダやライダーズの反応から、かつてヒルダがまだ回転盤を回していた頃、プレイヤーはヒルダたちを殺そうとしてそのたびに返り討ちに遭っていたと思われる。

ライダーズ

ヒルダを支持する仲間。共にタワーのゲートを開き、カオスと戦った。現在は全てのゲートが閉じたため、タワーに閉じ込められている。

魔導機職人、アイザ・グラッドウェル

インペリウム生き残りの家系であり、唯一残された魔導機工場を経営するグラッドウェル家の後継者で、ヒルダの姪。インペリウムはアルダーと戦争を始めたとき、船を操縦することのできる魔導書を執筆した。残されたその数少ない魔導書は全てグラッドウェル家の元に渡っている。

飛行船でシャッターに渡ったのはヒルダが初めてではない。インペリウムの生き残りの何名かはそこに赴き、廃墟と上流階級のウィザードたちが残した秘密の書物を守る魔導機を使いこなそうとしている。アイザもその1人だ。

ヒルダはインペリウムの廃墟で魔導機を研究していた彼女と最初に出会った。遠くから魔導機を指揮し、修理する効率的な方法として銃魔術を見出したアイザは、銃魔術を学ぶためヒルダの一員に加わり、共にタワーを開く秘密を発見した。ヒルダの弟により、両親は彼女を連れ戻すため懸賞金をかけた。現在はアルケミの図書館にいる。

武器であるショットガンの名はウォールエース ウォレス(Wallace)。魔導機を再構築し、指揮するアイザの力と同様に伝説的なものである。

未開の沼地の子、オリオン

ヒルダが初めてフェルに訪れた際、ディープ・フェルで受けた怪我を治癒したロウ・ロードの医者。アセクシュアル。ヒルダは怪我が治ったあとすぐにフェルを去ったが、再びタワーのゲートを開くために戻ってきたときに、彼女からタワーのことを聞いたオリオンは旅に同行した。二人はフェルを腐敗させた原因である、汚染された無限の井戸をタワーにて発見し、オリオンは故郷を癒すためそこに留まり井戸の研究に取り組みはじめた。腐敗の源で長い時を過ごした彼はやがて正気を失い、彼に懸賞金をかけた本土の人間から「狂気の賢者(The Stark Ravin’ Magus)」と呼ばれるようになった。

数年後、カオスとの戦いに助力してもらうためヒルダはオリオンを呼び出し、彼は新たな黒魔術師の暗い知識と、彼の武器であるミニガン、ブライトスプレッダー(Blightspreader)を持ち出した。現在オリオンは無限の井戸でヒルダを待ちながら研究を進展させようと奮闘している。

前書き:コルアイの部族について

世界が崩壊する前は12の部族がコルアイを治めていた。彼らは破壊の女神ソラスの信奉者であり、ソラスの祝福を受けた後継者が前の王(多くの場合は父親)を殺して王位を勝ち取るという、家父殺しのシステムの上に成り立っていた。

コルアイが何十年にも渡るインペリウムとの戦争に突入した時、国王の長男であったハロルドはこの戦いが無益なものであること、そして自国の滅亡が避けられないことを予見していた。彼は密かにインペリウムと取引をし、最後の戦いでは停戦で戦争を終わらせるために国王を殺害した。本来ならばハロルドが国王になるべきだったのだが、国民を裏切ったために自ら進んで流浪の身となり、2つの国の間にあるハイ・ロードで乱闘・飲酒・沼地の冒険に明け暮れた。

そしてシャッターが起こった。ハロルドは部族の元に戻り、その相続権を行使し残酷な新存在としてシャッターの生き残りを導いた。当初、多くの国民はこの破天荒な王が民を新たな時代と伝統に導くだろうと考えていた。しかし、ハロルドはかえって古いやり方を強めてしまった。

現在ソラスの眼に祝福されているハロルドはほぼ不滅の存在であり、傷害や死に対しほとんど影響を受けない。200年間、彼に立ち向かった子供たちは斬り捨てられ、その結果小王国は衰退と滅びの一途を辿っている。かつては12もいた部族も、今となってはハロルドの部族と彼の子供であるコランナが新たに確立した部族、その2つしか残されていない。

若き族長/放棄した継承者、コランナ

ハロルドの子供生き残りの最年長。ノンバイナリー。自らの責任と権利を放棄し独自の遊牧民族を築き上げた。ヒルダがコルアイへ向かう途中、王の伏兵に襲撃されて船が不時着した際に残骸から彼女を助け出したときが初めての出会いだった。部族はヒルダから銃魔術を教わり、コルバラの木の根から大砲を作り上げた。

ヒルダがタワーのゲートを開き始めたとき、コランナはソラスの眼が眠る灯台を求めて彼女の一員に加わった。しかし、コランナは最終的に灯台ではなくメイガスの温室に定住した。そこで変身と錬金術の魔術を研究し、1000年にもわたる暴力のサイクルを断ち切る方法を探している。銃の名は「太陽の撃鉄(The Hammer of Sol)」。

盲目の狩人、タリア・スターアイズ

アルダーの海賊女王の家系最後の娘であり、卓越したメイジハンター。砂漠の探検中に母を亡くしてから12歳で女王となり、それからほぼ10年間にわたり、アルダー海賊の難破した古代の旗艦「クイーンズ・カトラス」から統治してきた。生まれつき目が不自由で、人に宿る魔法オーラのかすかな輝きしか見ることができない。「スターアイズ」は船長として彼女が選んだ名前であり、自身の境遇と、航海術で有名だった先祖の海賊女王にちなんだものだった。タリアは民を砂漠から連れ出し、公海の海賊としての栄光を取り戻すことで、アルダーの遺産に応えたいと考えていた。しかしシャッターにより海が奈落に沈んでしまったことから、その目標はほぼ不可能だった。

ヒルダが船でアルダーに到着したとき、全てが変わった。

ヒルダが若き女王の間に入ると、彼女のオーラの輝きが、タリアの視界を星の爆発のように満たした。ヒルダはタリアに航空術、銃魔術、そしてシャッターの歴史を紹介した。アルダーはシャッター以前からインペリウムのウィザードたちと長い対立の歴史があったが、彼女の語る世界の終焉は、女王の心に新たな憎悪の炎を灯した。ヒルダが去った後、タリアは増加する本土からの銃の狂信者による侵攻に対抗するため、メイジハンターの兵団を創設した。

やがてヒルダは砂漠に戻ったが、そこには完全武装したアルダーの海賊たちがおり、最初に来た時とは比べ物にならないほど歓迎されていない様子だった。しかしタリアは彼女に会えて喜んでおり、ヒルダがタワーについて話すと、砂漠のゲートを開けるための旅に加わった。ゲートの1つはソラスの灯台に繋がっていた。

タリアは故郷には戻らず、ヒルダと共に冒険を続けた。ライダーズの助力によりタリアの魔法の知識は他のメイジハンターよりも深くなった。彼女の専門分野の1つは視覚の魔法であり、アイザの助けを借りて、魔導機の本を参考にアルケミの眼の作り方を再発見した。そしてサードアイ(第三の眼)という名の銃をアルケミの眼で作り、標的を狙う力を与えた。またヒルダからの警告に反して、タリアは自らの顔にアルケミの眼を描き足し、視力を回復させる魔法を使った。この魔法が彼女に与える代償はまだわかっていない。

骨を編む者、[編集済み]

[編集済み][編集済み][編集済み]。ヒルダがフェルを離れた後[編集済み]を旅をする途中で出会った。

ゴッドウィザード(三神)

左から順にメイガス、アルケミ、ソラス

タワーから大理神石(別名タイタン)で作られた強力な機械を用いて世界を創造した神々。無限の井戸は湖と海を満たす水を注ぎ、ソラスの眼は大地に傷跡として谷や峡谷を刻み、メイガスの温室は大地を緑で覆う苗木を育てた。遥か昔にこの世界を去り、タワーへのゲートを封印して中に誰も立ち入ることができないようにした。インペリウムの書物では、神々は世界を創造したが、その行動記録を抹消していたとされている。ゴッドウィザードは全部で三名であり、タワーにはそれぞれを象る像が残されているが、それとは別に壊されて見る影もない像が1つ存在する。

創造の神、メイガス

他のゴッドウィザードと共に世界を創造したあと、創造の神メイガスは彼の民である賢者たちと共に緑豊かなヴェイルに住んだ。彼は民に生命と農耕の魔術を教え、ヴァリンが何千年も強大な帝国であることに導いた。神々が去ったのち、賢者たちは不死の秘密を解き明かそうとして無限の井戸に毒を入れてしまい、彼らの文明は崩壊した。

変化の神、アルケミ

変化の男神であり女神でもあるアルケミは、初期インペリウムの守護神であり、彼女の知識全てを収める図書館を建てた。アルケミは彼の本のコレクション以外にも、自らの外見や性別を含むあらゆるものを自発的に変身させる能力と、いたずらやその能力によってもたらされる策略が大好きなことで知られていた。インペリウムでは、アルケミを尊敬の念から女性の姿と男性の姿で交互に呼んでいた。

破壊の神、ソラス

破壊の女神ソラスは、何千年もの間コルアイの部族と共に暮らし、彼らに戦争と暴力を教えていた。部族がヴァリンと戦争を始めたとき、メイガスとソラスは戦いに巻き込まれた。両者は休戦協定を結び、メイガスは和平を称えるためにコルバラの木をソラスに贈った。彼女はそれを荒野の中心に植え、部族に食料と避難所を提供する巨大な世界樹へと成長させた。他の神々と共に去るとき、彼女は自らの眼を引き抜き、部族を見守り彼らの行いを見定めるために灯台にその眼を残したとされている。灯台は、1000年前にソラスが島国アルダーを罰し群島に分割するために用いた神機である。ヒルダたちの調べによると、灯台の眼は文字通りソラスの眼というわけではないようで、それは巨大な兵器のようだった。

フローラ

マルチプレイで死亡した場合、ここから復活できる

シャッターが起こる以前、彼女は賢者たちから地位と能力においてゴッドウィザードにも匹敵する、生命の女神であると崇拝されていた。信者たちはインペリウムからは異端扱いされていた。

「フローラの日誌」によると、時の外側の地に取り残され心と魂を失った兄弟がおり、発見されたあと「彼ら」により船首に縛り付けられて再び行方不明となり、「彼ら」はそのまま去り扉に鍵をかけたとされている。

アークウィザード(アークメイジ)

かつてインペリウムを統治していたウィザードたち。名前とその存在が確認されているアークウィザードはザビアー、ザンタム(原文Corvellum: コルベラム?)、ルクレティアの3名。

タワーやインペリウムの各所、またコルアイのインペリウム拠点跡地と思しき場所には像が建てられている。はじめは人数が一致していることからアークウィザードたちを象ったものかと考えたが、三神の像と見た目が一致していることからこれも同じく三神の像だと思われる。

マーカス

タワーで琥珀に閉じ込められている老人。かつてインペリウムのウィザードだったが、コルアイでの行いによりフェルに追放されてしまった。

※インペリウムはかつてコルアイの西の辺境にアカデミーを開設し、荒野の豊富な資源と引き換えに、コルアイの部族に魔術の知識の一部を提供していた。しかし、アカデミーにて生徒である部族の王の娘が不審な魔術事故によって亡くなったことで、コルアイはインペリウムとの長きにわたる戦争に突入した。マーカスやザビアーが語るコルアイでの出来事は恐らくこれに関することだと思われる。

彼の父はアークウィザードであり、百年祭の夜にオキュラスを開けて長年探し求めてきた神々の秘密に触れようと、秘密裏に計画を立てていた。マーカスは父に対し復讐心を抱いており、自分がオキュラスを開けて神になると息巻いていた。また彼はプレイヤーとの会話の中で父に関して骨、灰、塵などの単語を挙げていた。

二人の計画に関与していた女性の暗号術師(恐らくフェルでマーカスを監視していた、彼が「魔女」と呼ぶ暗号術師と同一人物)を危険視したマーカスは、暗号術師をタワーの中に呼び出し、罠にかけて幽閉しようとした。しかし現在の彼の様子が物語っているように、その作戦は失敗して、逆に彼が閉じ込められてしまったようだ。

ヒルダが暗号術師の頼みで彼を解放せず、再び扉を閉じたことから、その女性の暗号術師はプレイヤーが出会う暗号術師かもしれない。(プレイヤーが出会う暗号術師も「彼女」と言及されている)

前述した暗号術師についての解説

世界が崩壊する前、ハイ・ロードはウィザードの帝国(インペリウム)と、フェルを隔てた向こう側にあるコルアイを結んでいた。ハイ・ロードは渡るのに何日もかかる、大きな交易路だった。その中央には、片持ちはりのような形で、沼地を見下ろすことができる、小さいながら賑わいのある町があった。インペリウムの保護下にありながらも、この町ではウィザードの法が非常にゆるく守られていた。さまざまな国からの亡命者が流れ着き、町は冒険者や元愛国者の楽園のような場所となった。

ギルドは中心部にある酒場を経営させるため、この町に若き暗号術師を送り込んだ。彼女は若く、アカデミーを出たばかりだったため(ギルドの仮面を被っていたにもかかわらず)あまり注目を集めることはなかったが、沼地でのギルドの眼となるほどに有能な人物だった。特定の個人を監視するために派遣されたのか(当時ハイ・ロードには多くの重要人物がいたため)、普通のスパイとしてなのかは、彼女自身にもわからなかった。(町の警官だった)兄の謎めいた死が不幸の連鎖を引き起こすまで、彼女は任務を忠実に遂行し、兄のそばで働いていた。

ザビアー

アークウィザードの一人。息子のコルアイでの行いにより、壊れた回転盤を護衛する任務に左遷された。回転盤が時を巻き戻すのに6つの魂の鎖を必要とする理由に心当たりがあり、それには異端扱いされる危険性が伴うらしい。ザビアーはここならの睨みと先人たちの狂気から逃れられるとして、時間をかけてこの秘密を探ることに決めた。

マーカスの日誌と合わせて推察すると、ザビアーはマーカスの父であるとみて間違いないと思われる。

最後の吟遊詩人

ヴァリン帝国の賢者たちとその子孫の家系で最後の吟遊詩人。賢者たちの家系は長寿に恵まれており、彼はインペリウムの崩壊とシャッターを目の当たりにした。ヒルダがシャッターに来て最初に出会った人物の一人で、彼女の同盟者でもあり、彼女の冒険を語ることでシャッターの人々をその背後に集め、また彼女の首にかかる懸賞金を高くすることとなった。

ヴァリンの吟遊詩人は、ゴッドウィザードとその偉業を語り継ぐことで名を馳せていた。ヴェイルが崩壊したとき、音楽家ギルドやメイガス本人の訓練を受けた吟遊詩人の家系も崩壊した。

生き残りは隣国のシャイアンに逃れたが、貴族や裕福な商人の音楽家として隷属させられ、伝承は一貫したギルドや指導者によってではなく、服従させられた詩人たちへの分断された徒弟制度によって伝えられた。

ヴェイルの崩壊から数百年後、吟遊詩人の芸術そのものが枯れ、死に始めた。もちろん音楽はまだあったが、吟遊詩人の力とは言葉であり、歌を通して神の真理を伝える能力である。ある吟遊詩人は神々と交信することができたとも言われ、またある者は、長い間埋もれていた秘密を暴くことができるともされていた。またある者は歴史を書き換えることさえ可能で、聴衆に自らの歌が常に真実であると信じさせることができたと言われている。

ヴェイルの崩壊はインペリウムの成立よりも数世紀前の出来事だったため、帝国のウィザードたちは吟遊詩人の魔法の知識を研究したり書き写したりすることはなかった。興味深いことに、暗号術師の基礎は言葉を操り、虚空から秘密を隠したり取り出したりする同様の能力に根ざしている。

考察①:時系列について(旧)

※タリアの伝承解説によるとソラスがアルダーを罰したのは1000年前でこの時系列と辻褄が合わないが、ゲーム内で判明している情報を優先し、省略している。

(訂正)
「インペリウムがゲートの半分を開けた」とあるが、正しくはゲートではなくタワー。

考察①:時系列について(新)

カオスが現れ、ヒルダが回転盤を巻き戻し始めたのは、オキュラスを開いて以降なのでは?と考え直して整理した図。

200年前、世界は壊れて、この世界シャッターが生み出された。

それ以来、ほとんど状況は安定していた。タワーが開かれてカオスが漏れ出るまではね。

ヒルダ

インペリウムの外れにある目の形をした巨大なゲート。アタシたちは長い、長い間、タワーの中で待ち構えていた何かを解き放ってしまった…
(中略)
アタシたちは何十回も回転盤を巻き戻してカオスが何もかも破壊するのを防ごうとした。いつも失敗だったけど。

ヒルダ『タワーへようこそ』

回転盤で時を戻すのに6つの魂の鎖を必要とするならば、ヒルダ+ライダーズが6名揃っていないと時を戻せないはず(これに関しては考察③で)。6つのタワーを開けたあとに回転盤を巻き戻せるようになった→オキュラスを開くとカオスが解き放たれた→カオスと何度も戦い何度も回転盤を巻き戻した……という流れなのでは?

つまりトレーラーのようにオキュラスを開ける→その戦い末ヒルダの魂が破壊される→本編へ、と連続しているわけではなく、オキュラスを開いてからヒルダの魂が破壊されるまで、ライダーズは何度もループを経験したということ。
実際上に挙げたような台詞があるので、旧よりこっちの時系列の方が正しいと思ってる(今は)。

こちらの時系列が正しいのであれば、全てのゲートが閉じられた原因はオキュラスを開いたことではなく、ヒルダの魂が破壊されたことにある?とすると200年前のシャッターでインペリウムの開いたゲートが全て閉じられたときも、何者かの魂が破壊されたことになる。

また、ライダーズがヒルダの仲間となった順番は、アイザ→タリア→コランナ→オリオン→[編集済み]であることが開発チームにより明らかとなった。

考察②:骨を編む者の正体について

現在判明している情報では「骨を編む者(Weaver of Bone)」である[編集済み](以降は仮にウィーバーと呼ぶ)は、ヒルダがフェルを離れた後の旅で出会った人物であること、「彼」と呼ぶことしか分かっていない。

※考察というか妄想に近いです。

①4人目のゴッドウィザードでフローラの兄弟説

まず、ウィーバーは手が骨であるため長い時を生きたと仮定する。(1)タワーに罪人を罰する部屋があること。(2)フローラはゴッドウィザードに匹敵する存在とも言われ、彼女の兄弟は時の外側の地、すなわち虚空に閉じ込められた人物であること。(3)三神の像とは別にもうひとつ壊された謎の彫像が存在すること。
以上3つの事実により考えられたのが、4人目のゴッドウィザードであるウィーバーは、罪を犯し罰として三神によって虚空に幽閉され歴史からその存在を抹消されたが、何らかの理由で外に出ることができたという説。

捏造感が強い……フローラが生命の神なら後述するアップデート名「死と骨」を参照して冥界の神とか?魂のないその神が存在しないとされる死後の世界を司る神だとしたら面白いなと思ったけど……

ウィーバーではないにせよ、生命の神フローラの兄弟は、三神によって虚空に取り残されて魂と心を失った、冥界を司る4人目のゴッドウィザードである、という所までは合っているかもしれない……?

②アークウィザード、ザビアー説

死と骨

ここから出して!お願い、お願い、お願いだよ。
パパはお金持ちなんだ。パパが何でもくれるよ!君は...とか好きかな?そう、をくれるよ。
ほかにもとか…とかもどう? お金があれば何でも買えるよ!

マーカス

マーカスは会話の中で父に関して骨、灰、塵※といった言葉を挙げていた。ウィーバーの異名は「骨を編む者」であり、ロードマップで「死と骨」という名前の新たなエリアと呪文が登場するアップデートが予定されていることが明らかになっている。

このことからザビアーがオキュラスを開き、その先で神々の秘密に触れたことで、彼は死に関する魔法を使えるようになり、それが彼が現在まで生き永らえている理由になっているのではないかという説
(※灰と塵に関しては、ザビアーが破壊の魔術を専門とする魔術師であることに起因しているかもしれない)

あるいは①の説と合わせて、ザビアーは計画実行の夜、オキュラスを開いて冥界を司る四人目の神を虚空から解放し、神に祝福されたことで彼は死に関する魔法の使い手となったとか?

またオキュラスが目の形をしていること、フローラの日誌の「彼の“目”は永劫の空想を見て」という記述、神々がタワーへの入口を封じたことなどから、フローラの兄弟である4人目の神はカオスそのものであり、未だオキュラスの向こうで封じられているとか?トレーラーのウィーバーはカオスと似た目の色をしているから、ウィーバーはカオスに祝福されたザビアーであるとか……

うーんそれ言ったらコランナだってトレーラーでは似たような色してたし、カオスは魔法エネルギーであるアルカナだし、ウィーバーはアプデ内容と関連してまた何か違う属性のキャラかもしれないし、確証はない……

6つの要素から成る魔法のサイクル
回転盤にも同じ文字が刻まれている

また本来の魔法の形であった「言葉」とそれを構成する主要素を説明した図では、カオスと[編集済み]の要素は分けて書かれていたため、これらは分けて考える必要があるかもしれない。

アートブックだとこの[編集済み]の部分は[編集済み]になっていた。
(デジタルアートブックはsteamで絶賛発売中。米Amazonではハードカバー版も販売されています)これアプデのネタバレでは!?

③ウィーバーの名前はオシリス・ボーンズ?

一部の文字がイタリック体となっている

2023年10月14日の公式Discordサーバーでのアナウンスの内容は、よく見ると一部の文字がイタリック体となっている。それら全てを繋ぎ合わせると、“osiris bones is dead”(オシリス・ボーンズは死んだ)という一文が出来上がった。

オシリスはエジプト神話で冥界の神。二柱の神の間に生まれた四神のきょうだいの長兄であり、豊穣の女神イシス、戦いの神セト、葬祭の女神ネフティスを弟妹に持つ。ヘリオポリス神話ではセトに謀殺され遺体をバラバラにされて川に投げ込まれたが、イシスとアヌビスによって身体の各部を拾い集められミイラとして復活した。遺児であるホルスに現世を支配させ、自身は冥界の楽園であるアアルを支配したとされている(wiki調べ)。

オシリス・ボーンズがウィーバーであるかどうかはまだ分からないが、オシリスが冥界の神であることから、この人物が「死と骨」アップデートに関連していることは確実である(はず)。

またオシリスを死から復活させた女神イシスは、背中にトビの翼が生えた姿で描かれている。死亡したプレイヤーを復活させることができるフローラ像も、同じく背中に翼を持つ。

考察③:『魂のつなぎ留めに関する秘密』について

タリアのタワーにあった『魂のつなぎ留めに関する秘密』というタイトルの本だが、ザビアーがこの本を書いたのではないかと考えている。
(長くなるのでふせったーに書いた雑記のリンクを貼っておきます)

ザビアーが生と死に密接に関わるであろう魂について調べていたのであれば、上に挙げた説に少しは説得力が生まれてくるのでは……??知らんけど

おわりに

製品版を遊んだあと気になるところがあれば修正・追記します。発売楽しみだ~(執筆時10月15日)

話は変わりますが私はタリアとヒルダに擬似親子みを見出しています(自我)
伝承の説明からタリアはヒルダのことを慕っているようなので、そういう意味でタリアの台詞のNevermind…が「どうでもいい…」に訳されてたことには少し不満が残る……あれってどちらかというと「いや、何も言わなくていい」的な意味のNevermind(気にするな)では……?

いや私が勝手に存在しない感情を見出してるだけかもしれないけどさぁ……12歳で母を亡くし孤高の存在として玉座に君臨してきた若き女王が突如として現れた視界を満たすほどの強大な魔力オーラを持つ女性にそれまでの人生全てを変えられて何も感情がない訳なくないですか??ヒルダに亡き母の面影を重ねていませんか???(ここまで一息)

おまけ①:部族の台詞翻訳

※初めて近づいても出てたのでチッチャイチャン言われてるだけ

フェルの農夫とも会話できますが恐らくきちんとした文章になっていない、はず

おまけ②:アーカイブ

自分用に作ったアーカイブです。考察とか情報整理する時の参考になれば……

主にこの記事を書く時に参照したDiscordでの伝承解説に直接飛べるリンク集(と原文)です。この記事に書いてない内容も少しあります

始原の書とゲーム内で読める文書の英日テキストです。設備は一部のみ抜粋しています
かなり見にくいのでPDFで保存してからのが見やすいかも……?
※Bounty of Gunsアップデートで追加されたNPCや敵に関する項目はまだ未完成です(バグで出てこないため)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?