見出し画像

店舗賃料トレンド2024年春

“店舗賃料トレンド2024春”が公表されました。
こちらの調査資料は、東京都内5エリア及び地方主要都市8エリアについて、エリア別、フロア別のトレンド分析、トピック・今後の見通し、坪あたり平均店舗賃料について、「ReRem」による店舗公表資料データを一般社団法人日本不動産研究所及び㈱ビーエーシー・アーバンプロジェクトが集計し、2011年より13年にわたり年2回(春・秋)発行されている信頼性の高いレポートになります。

2024年春の傾向としては、コロナ収束後のインバウンド客を狙った新規出店も増え、主要都市部の店舗賃料は総じて横ばい~上昇基調にあるといえます。
好立地の物件では、賃貸契約更新時にオーナーサイドより予想外の値上げを求められるケースも少ないのではないでしょうか。
なお、地域格差はありますが一部では賃料上昇後のコストを販売価格に転嫁できない店舗の早期撤退も目立っている模様です。

店舗賃料トレンドは、この手の不動産調査資料としてはビジュアル的に見やすく、賃料相場が変動した原因についてもわかりやすくまとめられており私も毎期重宝しております。
また、繁華街の目抜き通りごとの平均店舗賃料が確認できるのも有難いです。

今後、店舗出店を予定されている事業主様は、賃貸物件を探される際に該当エリアの坪当たり平均店舗賃料の推移を掴む参考資料としてご活用いただければと思います。

また、こちらの一般社団法人日本不動産研究所が公表する「市街地価格指数」を用いた土地の譲渡所得計算は、会計事務所職員には非常に馴染みの深い方法ですが、知らない方のためにも別の機会に記事投稿させていただきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?