百二十話 見られてしまった

控え室で、ずっとスマホのVRゲームをして、サボっている摩耶…。


ちょうどそこに、翼さんが入ってきたので、問いただしてみた…。


なんで、摩耶はずっとサボっているのかと…?


翼さんが言うには、摩耶はネグレクト(育児放棄)されているらしい…。


だから、かわいそうだから大目に見てあげてほしいとのこと…。


そして、摩耶は施設に入ってたり、翼さんが預かったりしてるらしい…。


だから、摩耶は翼さんのことを、姉のような母親のような人だと言っていたのか…。


納得いくような、いかないような…?




そして、摩耶が働かないのは、まだ中学生なのでお給料を出して雇えないらしい…。


中学生で、働けるのは、新聞配達ぐらいだしなぁ…?と思う私…。


思わず摩耶がメイド服姿で、新聞配達をしている姿を想像してしまうのであった…。


すっごい短いミニスカートで、自転車を立ち漕ぎしている摩耶…。


あぁ、ミニスカートがひらひらして、すごいかわいいなぁ…。


縞々ニーソと足の素肌の、絶対領域が眩しい…。


そして、ひらひらしているミニスカートの隙間からは、縞々パンツがチラチラ見えている…。


摩耶のニーソを履いたすごい華奢な脚も魅力的だし縞々パンツに包まれた小さなお尻もかわいい…。


改めて言うけど、これは私の妄想である…。


女の子のかわいい服とか、いろんなかわいい部分が好きな、私の妄想である…。


ある意味、自分大好きナルシス入ってる私は、自分の姿見るのも好きだけど…。


やっぱり、綺麗な女の人とか、かわいい女の子見るの大好きだな…。


改めて、認識を新たにしてしまう私だった…。




私がハッとして、摩耶の方を見ると…。


摩耶は私に向かって、渾身のあっかんべーをしていた…。


ぐぬぬ…。少しは摩耶のことかわいいと思っていたのに…。


このクソガキめ…。


私も、思いっきり舌を出して、あっかんべーした…!


ふふふ、どうだ摩耶め…。まいったか…!?


私の方が、すごい舌が出ていただろう…?


魔界に堕ちて、堕天使となった私なら、蛇のように舌を出すことも可能なのだ…!


チロチロと出ている私の舌は、さぞかし妖しくセンシティブに映ることだろう…。


私は、自分の完璧なあっかんべーが出来たことで、悦に入っていたのである。




「ノアちゃん…。やっぱりあなた摩耶ちゃんのことを…?」


翼さんが、何か怒ったように私に言ってきた…。


え?あぁ、私があっかんべーをしたのを、バッチリ見られてしまったのだ…。


しかも、翼さんからは、摩耶があっかんべーをしているのは見えていないようだ…。


これじゃ、私が一方的に摩耶をいじめている?ように思われてしまうじゃないか…。

どうしよう…?困ってしまう私であった…。

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