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日本画勉強の記録四:草汁(藍と藤黄)、矢車
模写を行う際の古色付けの方法です。
1,藤黄(とうおう)と藍を混ぜて作られる色が草汁(くさのしる)。
藤黄は海藤樹の樹皮を傷つけて得られる鮮やかな黄色の樹脂を集めて固めたもので、
指でこする方が色が出るそうです。
こすると出る色は濃い黄色に見えますが、実際に塗ると薄くなりました。
本藍の棒絵具と混ぜて作ります。
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2,矢車
100ccの沸騰する前の少し低い温度のお湯に榛(はんのき)の実である矢車を1つ、5分くらいつけておくと、
お湯が茶色に染まります。
それをガーゼやティッシュでこして、使います。
薄い茶色です。実際に塗るともっと薄く感じます。
お茶を煮出すのと同じ感覚です。
水墨画教室の先生には、紅茶の汁を使うと伺いました。
他の方法も「日本画画材と技法の秘伝集」(小川幸治著作/日貿出版社)に
紙に古み及び蝕みをつける法として4つ方法が記載されていました。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59423070/picture_pc_530650318b846e9c8f8e39b3803e3b18.jpg?width=800)
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