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日本画画材専門店:【京都】放光堂

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放光堂にて岩絵具を揃えました。

放光堂は一から岩絵具を作られる日本で唯一のお店。
お店の中は壁一面に岩絵の具が並んでおりました。
番号が高くなると岩は細かくなり、お値段も高くなるのだそうです。
お店によって番号が違うそうです。
色を選ぶとき、11、10、9などの中から選べる色もありました。
自分で見ていいなと思った色はだいたい10でした。
「白」と記載があるのは一番細かいのだそうです。

辰砂(しんしゃ)には「硫化汞」と記載されております。
「汞(こう)」は水銀の意味です。
猛毒であるため、流しに捨てない、扱いを知らない人には譲らないなど、
自分が死ぬまで責任を持たないといけない色であることを
初めて知りました。
丹も毒です。

私ができるだけ天然の色にこだわりたいなどと話すと、
昔からある人工の色もあるし、天然だからといってずっと色が持つものでもないと
教えてくださいました。

色は池上紘子先生がご紹介してくださった基本的な色で揃えました。
ブログに掲載されている写真には、番号が10ではない色もあります。
色によって、その時々で番号が変わることもあるそうです。

天然群青 10
天然白群
天然緑青 10
天然白緑
天然辰砂 10
天然辰砂 白
天然珊瑚 10
天然岩紫根 10

新岩 黄 10
新岩 黄 白
天然黄土 淡口

容器は蓋がコルクのものと、完全密封できる容器の2種類があり、
コルクは完全密封ではないとわかりながらも、
池上先生と同じようにしたくて、
容器は蓋がコルクのもので揃えました。

用意している様子は薬を調合して作るような姿にも見えました。

何もわからない私に店主さんに大変丁寧にご説明をしてくださって、
2時間くらい長居させていただきました。
ただただ感謝です。


放光堂

〒604-0847
京都府京都市中京区秋野々町525二条下ル
075-231-0817

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