曽野宇波

筆名です。雑記ですが好んでいただけるならば嬉しいです

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最近の記事

「わいせつ誘拐」の裁判を傍聴してみたら、被告人が意外にも〇〇だった (後編)

 証人尋問で被告人の彼女が出てきたが、四年間も付き合っていた上にそもそも性犯罪の裁判だったのでかなり驚いたという話が前回。証人尋問で目撃者とかではなく被告人の身内が出てきた場合、被告人の人となりだとか今後の更生について聞かれるのでそこから始めます。 裁判官「被告人は以前からナンパ癖があったわけですが、かねてから予防策などはとっていましたか」 「彼の携帯にはGPSを設定し、位置情報を私と彼の母親の二人で共有して見張っていました」  後述するがナンパした女性とは逐一LINE

    • 「わいせつ誘拐」の裁判を傍聴してみたら、被告人が意外にも〇〇だった (前編)

         なんとなく東京地裁に裁判を見に行きたくなった。理由はわからない。  裁判傍聴が趣味のおっさんは結構いるらしいが、それでも趣味の中では相当マニアックな部類に入るだろう。  しかし裁判を傍聴するということの敷居は意外と低い。事前申し込みもいらないし、入場料だって取られない。  国の司法作用がまともに機能していることを証明するために、我々一般人が原則として自由に裁判を傍聴できなくてはならないからだ。 (画像はtripadviserより)  霞ヶ関駅A1番出口からは

      • 映画『影裏』感想

        はじめに:あらすじを知らない方は公式サイト等で読んでください。  端的に言うとあまり良い印象はなかった。  例えばアニメ「けものフレンズ2」は大不評だったが、その理由は大まかに 「本来のコンセプトを変えている」「あえて変えただけの有意義なメッセージを伝えられていない」「そのくせ世界観や描写は既存のものを踏襲しているから余計踏みにじられた気がする」 というものだった。原作や前作が好評だった場合、批判というのはだいたいこういうものだ。ただ本作に対してはとりわけ上記のような

      「わいせつ誘拐」の裁判を傍聴してみたら、被告人が意外にも〇〇だった (後編)