見つかりませんように4

ヘドロが沈みはじめ少し心穏やかになった

心の水槽に沈む
いつかの惨めさや恥ずかしさ
普通の子供時代を過ごせなかった事
父がお酒を飲んで暴れる声
母が変わってしまったこと
姉が壊れてしまったこと
そもそも望むことすらできなかったなんやかんや

日々なるべく心の水を揺らさないよう過ごしている
子供達と冗談を言い合い笑い合う
ラジオも好きお笑いも好き読書も好き音楽も好き
友達もいる
上澄みがだんだん綺麗で穏やかに澄んでいく
嫌なことは沈殿していく

そこに石を投げ込まれる

ぽちゃん

小さい石ひとつですぐ臭いヘドロが浮かぶ
悪意はない報告だ

足が悪くて仕事を減らしてる
お正月も働いたのよ
お姉ちゃん最近また調子が悪いみたい
お母さんはもうそんなに働けないと思う
その手ちゃんにも援助してもらわなきゃ

ぽちゃん

私は私のために
心穏やか過ごす人生をなんとかつくってきた
夫婦関係が上手く行かなくなってしんどい時でも頼らなかったし言わなかった　
シングルマザーになってからも何ひとつ助けてもらっていない
不満や不安を相談したこともない
だって私は大丈夫だから

なんなんだ
つらつら書きながら自分のテメェ可愛さも見える
みっともない奴のみっともないnoteだ

でもここにいる
我思う故に我ありだ

母が無年金でカルト信者
姉がメンタルブレイカー
自分が低所得シングルマザー　
故人の父はアル中

子供の頃の話はまだまだ山ほどある
ここにいる私の話をまだげろげろ吐き出す
読んで欲しいのは明日からの私だ