丁寧に生きる

私は昔から言葉に対して苦手意識がありました。ボキャブラリーも少ないし、長文を書くのも苦手。思いをぴったり当てはまる言葉で表現できてないなぁとなんとなく感じながら生きてきました。 
「言葉について、言葉に対して、言葉とともに」を学びたいけれどどうしたらいいのかなぁと思っていた矢先に「言葉の企画」に出会いました。阿部さんの講座にはきっと若い方が受けにきているんだろうなぁ。私のような一般的なおばさん世代も受けていいのかな?と恐る恐る「私も受講していいですか?」と訪ねたらありがたいことに「はい!」とすぐにお返事をいただき、すぐに申し込みました。この出会いに感謝です! 課題と、第一回目の講座を受講して心に刻んだことをここに記させていただきます。  

課題①「自己紹介」 
私のもっとも苦手とする「自己紹介」。。。しかも「広告」として表現する。。。 
昔、広告代理店で働いていたクセに何年もその業界にいないだけで「広告ってなんだっけ?」と首をかしげている自分がいました。。汗
相手がいてコミュニケーションをとるために言葉を使うのは楽しくて好きなのですが、不特定多数のしかもまだ出会ったことがない人大勢にむかって一方的に言葉を発信することがどうも苦手で。。。
課題をみたときはドキーーー!!としましたが、難しいからこそ考えていて楽しい感覚もありました。 「伝える」のではなく「伝わる」ように。
まだお互いを知らない人達に「伝わる」ように自分を説明するってこんなにも難しいんですね。
自己紹介という機会をいただいて今一度「自分」を丁寧に振り返ることができました。  

私を除いた99名の自己紹介をみて、自分にはないユーモア溢れる視点が沢山あってとっても刺激になり、感動、憧れ、嫉妬など沢山の感情をもちながら一つ一つ楽しく拝見させていただきました。まだ会ったことがなくても自己紹介をみただけで、なんとなくその方の像を想像できたりして「言葉って細胞だな。」と思いました。  

課題②「素敵ですね」を言い換える
これまで数々の想いを「素敵!」の一言で表現してきたので、「素敵!」の裏に隠していた想いを一本一本ほぐしていく感覚がとても楽しかったです。 ほぐしていくと「ありがとう!」という感謝の気持ちからの「素敵!」もあれば「いいなぁ」という憧れや嫉妬の気持ちからの「素敵!」もあって、更に「素敵度」もその時その時で違うなぁと思いました。100%の思いで「素敵!」といっている時もあれば50%ぐらいの思いでいっている時もありました。
これからは似たような一言で色んな感情を表現するのではなくて、ちょっとほぐして具体的な表現で伝えることを意識して、もっと丁寧なコミュニケーションを楽しみたいと思います。  

課題③:感動した「ものは言いよう(A→B)」
「言い方一つでその場の空気が変わるから言い方ってとっても重要だなー」とはこれまでの人生でも思ってきましたが、この課題で言い方一つでネガティブからポジティブに一気に変わるのをみて改めて言葉の力の凄さを痛感しました!!もうこの課題はこの痛感がすべてでした!!

 一回目の課題と受講を通して、言葉と丁寧に深く向き合ったことで、自分自身のことや普段何気なく過ぎていることに丁寧に意識を向けることができました。
若いころはひたすら時間に追われながら一生懸命働いて生きていたけれど、昨年息子が産まれてこれからは「丁寧に生きていきたいな」と思っていて、今回の課題と講座を通して、言葉と丁寧に向き合うことって丁寧に生きることなんじゃないかなと思うようになりました。  

半年後、「言葉の企画」が終わることに更に自分の意識がどう変化するか楽しみです! 

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