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同じスキルの担い手

「毎月の収入が5万円増えたらどうします?」
「10万円は?」
「20万円は?」
「50万円は?」
「100万円は?」


相手に問い、具体的に答えてもらう。
さらに、「値段を気にせず、化粧品が買えますよね」「仕事は趣味で週1程度、好きなお花屋さんでバイトとか」「自分のお店出せますね」「数年経ったら家も買えます」と、値段が上がるごとに事例を挙げ、臨場感を高めていました。

これは、昨日のランチの際、横の席で繰り広げられていた会話。
20代半ばのアパレルで勤めているという女性とそのお友達と、30代半ばの営業っぽいスーツの女性。

何気なく耳に入っていくる会話。
最初は勤めている会社の不満などを聞いていたので、転職斡旋の営業かと思っていたら、どうも海外製美容グッズのネットワークビジネスの勧誘だったよう。

商品説明、契約や販売の手続き関係の説明はそこそこ。ほとんどを「この仕事をしたら、あなたはどんな未来が手に入るか?」について具体的なイメージを膨らませる時間でした。 


最後の決め台詞は

  「ビジネスは手段である」

自分の夢を叶えるための手段であり、その間だけ関わるので良い、のだそう。



アメリカで作られたのであろうプレゼン資料も、営業ウーマンのリードも秀逸。
聞いている若い女性もどんどん引き込まれていきます。
私にもできそう!とか、ちょっとだけやってみようかな?・・・心が動いていくのが感じられます。

横でランチを食べている、関係ない私さえ引き込まれていきます。
でも私が引き込まれていたのは、そのプレゼンの人の心を動かす手法について。

これ、コーチングやコンサルと一緒やん!
はい、きっと出どころは一緒です。

人は現状より未来のビジョンにより臨場感があれば、ベビーステップを歩み始めます。
最初は月5万円かもしれないけど、そのうち100万円になるかも・・・という夢を見ます。

ビジネスは夢を実現する手段、そうですよね。
仕事は叶えたいビジョンや大切にしたい価値観、強みを活かし自己実現をするための手段であっても良いと思います。

人を動かすスキルは同じなんです。
人の欲求や本能をどう取り扱うか、そしてどう行動を促すか。
コーチングだってキャリアコンサルティングだってコンサルティングだってネットワークビジネス含む世の中の営業全て、部下マネジメントだって同じです。

何を夢と置くか、
お金の場合もあるし、組織のビジョンの場合もあるし、もっと大きな世界の平和や幸せの場合もある。

当該のネットワークビジネスも、人が美しくなり前向きに生き生きと輝く世界を作りたい!というビジョンの置き方もある。

同じスキルの使い手として、本能・欲求を持つ一人の人間として、
自分は視線の先をどこに置くのか・・・。
高いレベルで統合したいと思うのでした。


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