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5回目の構造転換

哲学の


 私たちは自分の価値を自分では決められない。
 自分のいる「構造」が自分の価値を決めるのだ。

という言葉について考えています。


転職だけでなく、同じ会社内であっても職種転換や異動がもたらす構造の変化によって価値評価が変わるということは体験済みです。
また、同じ人が同じ行動をしたとしても、職場と家庭の構造では評価は異なります。(私の仕事モードは家族にとって大迷惑らしいです涙)


私は、これまでの社会人生活の中で、積み上げたものを全て捨て、ゼロベースで全く違う構造に飛び込むということを、結構激しく(笑)、4回ほどやってきています。(Life storyの投稿は全然進んでいませんが・・・)

その度にアイデンティの崩壊、無知、無力感に苛まれ、闇に落ち、そこから這い上がり、その構造でまぁまぁ役立つ人になる、いうことを繰り返して生き延びてきました。

今回は5回目の構造転換なので、割と冷静です。
今度のそれは、物理的な職場や仕事が変わるという単純なものではなく、ステージが変わると捉えています。

人が新しい構造の中で這い上がろうとする時、また、うまくやろうとする時、そのエネルギーの根源の多くは、「恐れ」であるという不都合な真実を、この一年やってきた人生の棚卸しと人間探究で再確認しました。
無意識の恐れからスタートする這い上がりは、その構造で評価され、恐れがなくなった瞬間、意欲を失います。
もしくは、構造の中で「うまくやろう」と無意識に自分を合わせていると(それも恐れです)、本来の自分の価値を発揮できなくなり、構造に呑まれます。


では、どうすれば恐れという私たち動物にとって切り離せない本能と適切に付き合い、対処し、生きる意味やお役目を全うするための真の情熱の炎を燃やし続けられるのか。(本来は生きる意味などないということも根底に置きながら)

また、構造によって価値が変わるのだとすれば、構造の一部でもある自分がその構造とどう対峙すべきなのか。
構造を何と捉えるかによっても在り方や判断・行動が変わってくるように感じます。(構造を我と捉えるか、世界と捉えるかで随分選択が変わりますよね〜)

次のステージではそれらを実験・探究していきたいと思っています。



改めて、私は「人・組織が自らの内側から外側の世界を作ることを支援する」ことをミッションとして、恐れからではなく真の情熱からより良い世界を創るために清濁を合わせ飲み前進するリーダーたちの壁打ち相手となり、参謀となり、弱さや葛藤を抱える一人の人間としてのリーダーの支えとなり、時にダメ出しをし、お尻を叩き、共に創りあげるパートナーになって行こうと思っています。

それが今の私にとって一番情熱があふれ、同時に役立てることだとこの一年の実践と棚卸しにより感じています。
そのこと自体が、私自身の内側から外側の世界を作ることの体現であり、それは価値から構造を作ろうとするチャレンジです。

恐れと情熱、これはどっち?と常に問いながら、純度高く進んでいきたいと思います。

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