意志の力と大いなる流れの力の共創造

最近、流れが変わった。明らかに潮目が変わったのを感じる。

5月の最終週からインプットとアウトプットのサイクルが早くなり、経験や知見、情報などのエネルギーがGIVE&TAKEでぐるぐる循環している。
セレンディピティの嵐で、無職なのに毎日なんだか忙しい。

例えば、昔お世話になった方に数年ぶりに連絡を取ったら、そこのお子さんの進路について情報提供や経験からのリアルなアドバイスができたり。
後輩から相談された病気の治療や病院選びの基準の話が、偶然前日に話した友人と話していた内容と同じだったり。
哲学やメンタルモデル、身体知性のオンライン学習の内容が、学習後２、３日のうちに友人達からの問合せや別の学習に役立ったり。
勧められて読んだ経営の本が、翌日の打ち合わせでそのまま使えたり。
誘ってもらったオンライン講師のための勉強会で、やらなきゃなぁと思っていたことに着手する機会を得たり・・・。

はたまた、友人から研修の仕事に誘ってもらったり。
公に募集もしていないのにコーチングを依頼されたり。
昔のお客様から協働したいと言っていただき打ち合わせを始めたり。
事業変革コンサルの打診があったり・・・。

楽しいことで言うと、梅仕事をしたいなぁと思っていたところ、知り合った時は大企業の技術者だった学びの友が小田原で梅農家に転身しており、幸せそうな彼の様子と丹精込めて作った梅の記事をFacebookでキャッチし、分けていただくことになったり。
そういえば、来週ちょうど通院で近くに行く予定があり、取りに行って6年ぶり？に再会できるのではないか？来年は収穫のお手伝いもできるかも？・・・と妄想しきり・・・。

そんなことがたった２週間のうちに起きている。

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4月末に会社を退職し、基本的に今は何者でもない私。

Peatixで何かのプログラムに応募しようとするとき、「会社名」は書くことがないし、「職業」欄に戸惑いを覚え、個人事業主でもなく、意識的には主婦でもない・・・と、「その他」に印をつけることもある。（その他って何？）

それでもその「何者でもない」自分であることをしばらくは自らに課して、今はじっくりと沈んでいようと思っている。
そして同時に、開いていようとも思っている。等身大の自分のままで。

というのも、「潮目を見て大きな海流に乗る・良い波に乗る」ことと「エネルギーを循環させる」ことは私の今年のテーマ。

自らのお得意パターンである「ゴールの形を決め、バックキャスティングでそれを確実に形成していくこと」を手放し、敢えて大いなる流れに身を任せたら何が起きるのか、どこにいざなわれていくのかを意志を持って実験している。

もちろん、ただ身を任せるだけでなく、潮目を見ている。
大きな海流をキャッチして乗る心構えはある。

もしくは、サーフィンに乗って波を待つとき、気持ちよく長く乗れる波を見定めようとしている状態にも似ている。

波を待っている間も、海の中に入れた足の感触や気持ち良い風、太陽、夕陽で染まる空の色、岸にポツポツとつき始める明かり・・・そういった風景や時間を感じ、プロセスを楽しむ自分でありたいと思う。
プロセスこそが人生だから。

そして、エネルギーとは、お金、経験、知識、技術、時間、愛やコンパッション、美しい言葉やギフト・・・自分や自分のネットワークの先にいる人や自然も含めて「私」の枠組みを大きく捉え、全てはつながっているという視点と全体性の中でエネルギーを循環させていきたい。

・・・という抽象的なテーマは良いとして、それで現実をどう生み出すの？については、確信があるわけではない。
このまま外出自粛が続けば、何も生まれないまま実験はフェードアウトするのかもしれない。

一旦、その不安を解消するため、とにかく「目の前の人を大事にする」ことに。それが何につながるかは神のみぞ知る。

そう決めてから1ヶ月。なぜか潮目が変わってきた。ぐるぐるエネルギーが循環している。

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今日、とあるプログラムで由佐美加子さん（『U理論』訳者、『ザ・メンタルモデル』共著者）が

・人生とは、「感じる→理解する→選択する」ことで作られる
・意志を駆動させて選択することが大事
・意志の力と大いなる流れの力との両方があってこそ、初めて天との共創造が生まれる

とおっしゃっていた。

意志の力を駆動せず、「なんでこんなふうになっちゃうのかしら？」と流されて幻想のドラマを生きることもできる。
でも、人間は生存本能からくる恐れや過去の適合性の名残りと向き合い、意志を持って今までとは違う選択し、人生を作ることができるのだ。

私の最近の急展開が大いなる流れの力だとすれば、私は自分の心や身体が何を願っているのかに耳を傾け、感じ、何を駆動させて自分の人生や不都合な現実を作ってきたのかを理解し、会社を辞め、自分のパターンを手放し、心と身体と大いなる流れに委ねて生きることを選択した。意志を持って。

これからますます美しい人生が開けてくるはず。
多分。
知らんけど。