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あおり運転をする車の助手席に乗っていた①


あおり運転の心理

相手は「あおり運転」をする。
前々からそう思っていたしドライブ中嫌な気持ちになることが多々あった。

そもそもパワハラもするし威張るし短気で衝動的、欲求を我慢できない前頭葉の自制が弱い人間。

『カズレーザーと学ぶ。』でもあおり運転の特集を見た。
→GW直前!最新研究で学ぶ交通トラブル防御策…あおり運転&渋滞

「向こうから先にあおり運転をされた」「指導するために追いかけた」
逮捕された加害者の多数がそう思い込んでいる。
自分が加害者だとは思っていない。
そして逆に常々「あおられることが多い」と感じていたという。中には「毎日あおられていた」と感じていた人も。ええ?

私や一般的な人はあおられたこともそうそうないはず。運転していて腹が立つこともほとんどない。

なのに、運転中にイライラする人が一定数いる。
それが相手。

今まで、15年ほどの付き合いの中、助手席に乗っている時にたびたび同じような嫌な運転行為があった。

ふと気づくと相手が怒っていて前の車を追いかけたり、横に並んでわざと運転手の顔を覗き込んでにらみつけたり、大きな声で文句を言ったり。

その度、「お腹が痛くて急いでいるのかもよ」とか「運転が上手じゃない人かもよ」「気付いてないかもね」とやんわり気持ちを変えられる言葉をかけていたが、相手の怒りはそう簡単に収まらない。

しかも、助手席の私から見て、そこまで癇に障る運転をされた印象はないことも多い。
何もされてないのに怒り出すという印象だ。

助手席の女、それは私

先日も、急に怒り出し車線変更して車を追い抜いた、と思ったら、車の前で急ブレーキをかけたのだ!そしてまた抜かされ追いかけてというレーシング。
ビックリして「嫌だ、止めて!もう止めて」と叫んだら、
相手は「こっちが先にされたんだ。ハイビームしてきた」と言い訳する。

横に並んだ時に助手席側の窓から身を乗り出してにらみつける。何それ?威嚇?

私は、怖かったし、すごく恥ずかしかった。周りから見られるのが恥ずかしかった。
あおり運転の助手席に乗っている女、それは私、すごく恥ずかしい。

大事に思われていない

そして失望するのは、あおりもあおられも好きにしていいけど、私が乗っているのに危険運転をするということ。
事故になるかもしれない運転、つまり私の命を軽んじているということ。

例えば、会社の社長を乗せていて「あおり運転」をする人はいないだろう。
いたら本当に病気だ。
例えば、大事な可愛い赤ちゃんを乗せて「あおり運転」をする人もいないだろう。

昔、私が離婚を決意したのは、元夫が私と子どもたちを乗せた車を猛スピードで走らせたからだ。

相手も「sonokoの為なら死ねる」とか言って酔いしれてたけど、嘘だってわかっている。
自分のちっぽけな見栄のために私を危険にさらしたり、私を貶めたりする。
愛情のない薄っぺらな気持ち。そのことに失望する。

自覚がない、それが問題

あおり運転。これだけニュースになっているのに、死亡事故も起こっているのに、やる人の気がしれない。

ネットやSNSを見ると、ドライブレコーダーの映像がアップされていたり、危険な運転行為をした車のナンバーが晒されていたりする。
ある日、急に警察が来て逮捕される、ってこともあり得る話。

でも加害者は自覚がないから、犯罪は減らない。
心理的にも自覚を持つところから始めないと改善はできないらしい。

けれど、相手に自覚を持ってもらうのにはどうしたらいのだろうか?

あおり運転、と告げたらきっと怒るだろう。言い訳のオンパレードだろう。逆ギレだろう。想像がつく。

相手に伝える方法

まず思ったことを書いてみた。

「この前の運転はあおり運転だと思います。
もう、あなたの運転する車には乗りたくありません。
記事引用URL
↑これを読んでも「俺は煽り運転なんてしてない」って考えなら話をしても平行線で無駄なので電話も返答も要りません。
考えてみてください。」

これは、更に怒らせそう…

それで、AIに聞いてみた。
「友人があおり運転をしている。どういうタイミングでどう伝えたらいいのか?もしくは何も言わずに距離を置くべきでしょうか?」

AIの返答
「あなたの友人はあおり運転という極めて悪質で危険な行為をしています。あおり運転は、他の車の走行を妨害する目的で車間距離を詰めたり幅寄せをしたりする行為で、重大な交通事故につながる可能性があります。 令和2年6月30日からは、あおり運転を取り締まる「妨害運転罪」が創設され、最大で懲役5年の刑に処せられることとなりました。また、あおり運転をした者は運転免許を取り消されることとなります。

あなたは友人の行為に危険性や違法性を感じているので、そのことを伝えるべきだと思います。ただし、その際には友人の感情や反応に注意する必要があります。友人があおり運転をした自覚がない場合や、自分の正当性を主張する場合は、事実や根拠を示して説得することが大切です。例えば、以下のような方法が考えられます。

- あおり運転の定義や罰則について教える。
- あおり運転によって起こった事故や被害の事例を紹介する。
- あおり運転を受けた側の気持ちや恐怖を想像させる。
- あおり運転をしないで済むような運転方法や工夫を提案する。

また、友人に伝えるタイミングも重要です。あおり運転中や直後に注意すると、友人が感情的になって聞く耳を持たないかもしれません。⁶友人が落ち着いているときや、クルマに乗っていないときに話す方が効果的かもしれません。

もしくは何も言わずに距離を置くべきかという質問ですが、それはあなたの判断によります。友人のあおり運転が許せないという気持ちは理解できますが、それだけで友情を絶つことは残念です。⁶友人に対して思いやりやゆずり合いの気持ちを持って接することができれば、友人も自分の行動を反省し、改善する可能性があります。

私はあなたの安全と友情を願っています。😊」

ちょっと泣けた。

他の行為で考えてみる

例えば、麻薬などクスリをやっている友人に伝える方法。
アルコール依存の友人、ギャンブル依存の友人に自覚を促す方法。
認知症ではないかと思う人に自覚を持ってもらう方法。

犯罪の場合は伝えても逆ギレするならやはり距離を置くしかないとは思うが、伝えなければ始まらない。
あおり運転も犯罪。
でも、依存症のように自覚しなければ治らない病気。

素人の友人が治せる病ではない。カウンセラーとか専門家に相談すべきだろう。
だから、伝えるだけ伝え、あとは相手次第と考えることにした。

「『カズレーザーと学ぶ。』
GW直前!最新研究で学ぶ交通トラブル防御策…あおり運転&渋滞
↑これ見て欲しいと思うんだけど。」

これでどのような返事が来るか。
自分のことと自覚できるか、中傷されたと思うか。
怒って電話してきたら出ないでおこうと思う。うんざり。


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