2023年9月5日 広島市長会見 粗メモ(広島市中央図書館移転計画に関する部分のみ)

(広島市からの発表案件:2023年第4回広島市議会定例会提出案件)

9月15日金曜日に開会予定の令和5年第4回広島市議会定例会に提出する議案は、一般会計補正予算案など17件であります。

まず補正予算案についてですけれども、今回の補正予算の規模は、お手元の資料の令和5年度9月補正予算の概要の通り、37億4557万3000円となっています。

その内訳としては、まず広島市広域都市圏における公共交通を利用した交流の促進についてであります。圏域の公共交通の利用促進および地域コミュニティの活性化を図るため、本市内の地域活動団体等は、圏域市町内の同種の団体等と交流し、または、地域資源の視察等を行う場合などに公共交通の利用に関わる経費を補助する広島広域都市圏協議会に対して必要な経費を負担いたします。

次に、似島歓迎交流センターの管理についてです。似島歓迎交流センターの管理を指定管理者に行わせることに伴い、債務負担行為を設定いたします。

次に、中央図書館等の移転整備についてです。中央図書館等のエールエールA館への移転整備に必要な不動産を取得するため、所要の予算措置を講じます。

次に、己斐公民館等の移転建て替えについてです。資材価格の高騰などの影響による建築工事の入札不調を受け、全体事業費の増額および年度ごとの事業費の変更を行うため、所要の予算措置を講じます。

次に、農林業施設の災害復旧についてです。本年7月の大雨により被災した林道について、復旧工事に必要となる経費を計上します。

次に、サッカースタジアム等の整備についてです。資材価格の高騰などに伴い、事業費を増額いたします。

次に、国の地方創生臨時交付金を活用した物価高騰対策についてです。物価高騰の影響を受け、厳しい経営環境にある生活衛生関連事業者を支援するため、消費喚起に繋がるポイント還元事業を実施する広島県生活衛生同業組合連合会に対し、補助を行います。また、物価高騰の影響による厳しい経営環境の中で、生産コストの削減等による経営改善を図ることができるよう、認定農業者等に対して、省エネ性能の高い機器などの導入に係る経費を補助いたします。さらに、原油価格高騰による影響を受け、依然として厳しい経営環境にある公共交通事業者等に応援金を支給する広島市公共交通事業者等支援事業実行委員会に対して補助を行います。

以上の補正措置を行った結果、補正後における全会計の予算規模は1兆2287億5888万2000円となります。最後に、予算以外の議案としては、広島市衛生関係手数料条例の一部改正案など、条例案3件その他の議案13件を提出します。

以上が、今議会に提出する議案の概要であります。私からの説明は以上です。

記者:補正予算の中で、中央図書館の移転整備の事業があるんですけども、債務負担行為をして総額で約71億円ほどの不動産取得費が計上されるかと思うんですが、ちょっと元々中央図書館の再整備基本計画の方では、不動産取得費っていうのは約65億円を見込んでたと思うんですけども、この増額の予算を計上されてる理由を教えてください。

市長:増額の予算は、はじめの考え方を出したときに、ざっとその時点で、どれくらいの費用がかかるかということをやりましたけれども、今度の総事業費に関しましては、現時点で計算できる範囲でのですね、額を見積まして、備品の購入システム導入、賃借料等々ですね、そして不動産の取得にかかる費用等々ですね、現時点でわかる範囲で計上した質問でありまして、これはいずれも全般的にですね、建築単価が増額してる等々ありますので、そういった上昇分などを現時点で可能な限り積み込んで、出したものであります。

財政局長:ちょっと訂正します。今回の予算にですね、備品の購入費は入っていません。

市長:入ってないか。すみません。それは今後積み込みますが、今の基本的に不動産の取得費の分ですね、失礼、はい。それを計上しました、はい。

記者:その不動産の所得にかかる費用というのが、以前、今年の1月に作られた基本計画によると、約65億円というのを概算で見込まれてたなと思うんですけども、それが今回、予算計上時点では71億円ほどというふうに、増やされてるのは、その不動産所得の部分を増やされた理由というのが、うん、わかれば教えてください。

財政局長:私の方から、今回予算計上いたしました不動産取得費につきましては、対象不動産に係ります土地の公示価格の上昇ですとか、あと建物価格、要は建物購入ということになりますんで、算定に用いました建築単価が近年の大幅な資材費ですとか、人件費の高騰により上昇しておりますので、それに基づき算定した結果、増加したものでございます。以上です。

記者:すいませんちょっと細かいところなんですけど、この世基本計画の中で出されてる約65億円というのは、いつ時点で算定した数字になるんですか。で、今回の分は今回補正予算で提出される予定のものというのは、いつ算定されたものなんですか。

生涯学習課長:先ほどのご質問なんですけども、基本計画策定時に出したものについては、その策定時に合わせて算出したものになります。今回は不動産鑑定に出しまして、この度8月に要は算定したものになります。以上です。

記者:1月に策定されてると思うんで、1月に算定をされたということでよろしいですか。

生涯学習課長:1月の策定時までに策定したものになりますのでもう少し少し評価自体が前段階、前になるというふうに。

記者:はい、わかりましたありがとうございます。

記者:先ほどの質問の続きという感じになるんですけど、1月より前に策定したもので65億円だったものが、7ヶ月後で6億円アップするほど土地の単価が急増しているというふうに思ったらいいんでしょうか?これはフロアの数を増やしたということではなくて、単純に単価が上がったことによる購入価格の取得費用の増加と思ってよろしいでしょうか?

市長:1月時点のですね取得費の購入計算方法と、今回具体的に土地の単価上昇とか、人件費とかを現時点で組み込んだ計算の方法は、少し違った点がありましてね。1月までについてはそういう作業してませんので、実際、今あるだけの容量を必要とする建物を購入するとすればね、相場でどれくらいかかるかといった計算を1月になるまでに様々やってきてそれを積み上げた額でありました。

今回は、具体的に購入することになるこのエールエールのですね建物に即して、実際のその演算といいますかね、査定で作業して、計上したというものになります。だから、厳密に1対1の関係で比較するという、そういったものにはなってないという状況があります。

記者:すいません、しつこくて、わかったようでわからないんですけど、計算の方法が違うだけで、以前は3フロアを取得すると言って計算したものを、そこには書庫の分が入ってなかったように思ったんですけれども、閉架書庫とかですね。で、今回はフロアを購入する、フロアを増やしたり、場所を増やしたのではなくて、単価とか計算の仕方だけで上がっているということでよろしいでしょうか?

生涯学習課長:基本的にはですね、1月に出したものと今回のものについてフロア自体は全て同じになってます。フロアが増えたとか減ったということはありません。同じフロアを購入するということの中で、出した金額というふうになっております。以上です。

記者:あと私のただ不勉強なだけで恥ずかしいんですけど、土地価格は上昇すると思うんですけど、建築の資材も高騰してると思うんですけど、建築の資材が上がることで、現在使ってる建物が古くなっていくのに、単価が上がるんですか。

生涯学習課長:はい、不動産鑑定に出してこの度ですね、数字を出したものになりますけども、そういったし要は先ほど市長の方からもありました通り、評価の仕方ってのはいろんな手法があって、それぞれやられているものになるんですけども、基本的にはその建物をですね、同じものを今そのときに建てたら、再調達価格というんですけども、そういったものを建てたらどれぐらいの経費が必要になってくるかというのも建物とか全体の評価に関する部分になってきますので、そういったところで建物単価が上がってくるっていうのは、その評価に影響するということでございます。以上です。

記者:前回は不動産鑑定には出してなかったんですか。

生涯学習課長:前回につきましては、(広島駅)南口開発開発株式会社の方が鑑定士との調整の中で概算で出されたものをこちらの方がお聞きして、出したものというふうでございます。

市長:ざっくり申し上げると、前回は南口(開発)の方が自分たちのその提供するスペースですね、それに応じて、相当するものを購入するとどれくらいかかるだろうということでざっくり計算して、それをこちらに届けてそれをベースに、言い値ですよということでお示したものです。今回は対象不動産決まりましたので、その不動産取得ということをやろうとすると、実際のその相場における取得価格を算定するためには、現在の対象不動産に関わる土地の公示価格がどうなってるか。そして、建築価格がどれぐらいなってるか、そしてそれをそのベースにですね譲渡価格が決まってまいりますので、直近のその数字を使ったもので計算し直したというふうに捉えてください。

記者:しつこくてすいません。あの、民間では一般的に例えば家を買いたいとなったら売る側が3億円と言ったら、買う側は安くしてほしいと思って交渉することあると思うんですけど、大体3億円ですねって言われてて。払う前に買う側が計算していやこれは4億ですねって言って、前に見積もられた額よりも大きく支払うということは民間ではないと思うんですけど、これはなぜ南口開発が元の安い値段を価格を提示しているのに、わざわざが支払額を上げるんでしょうか?

市長:それはですね、あの個人が、物の買い取りをするときと、議会というところで意思決定して買うということを決めた上で交渉するという違いがあることをわかってください。前回申し出を受けて、こういったことで取引をしていいですか、ということで議会でお諮りする、その前に値切り交渉などできません。買うの決まってないんですから。個人の方はもう決めるかどうか自ら権限があるからですね、買うなら値段これくらいしてくれという交渉しますが、こちらとして買うの何も決めてない中で値切りのその演算するためのコストをかけられませんからね。だから、買うということを決めたんできちっと相場感がどうかということを改めて計算して、これくらいのものになるということで、実際その市民の税金かけるわけですからね。公正な取引をやるときにどれくらいかかるかということで計算して、それを値切れという根拠はございませんから、公の場合。本来ならこれからかかるのにですね、購入する方に、あんたおまけしてよと負けてよというふうに言ってですね、交渉する。だけの権限を与えられてないというふうに思ってください。向こうが負けるっていうんであればいくら負けてもいい。

記者:そうですよね。公正な取引のためっていうのは・・・。

市長:これぐらいかかるということが、わかったという。

記者:そういうことですよね。でもそれその理論でいくと、何かを交渉するときに、本来は5億円ぐらいのものを3億円なんですと言って議会で承認してから、実は5億円でしたっていうふうに・・・。

市長:そこは〓。そういう提示があるので、こういう交渉して良いかと。そしてそれで実際に計算するための予算をつけて、やるという手続きを踏んできたわけであります。やる前にものごとわかりませんからね。そういう交渉することそのものを認めてもらうってのが先で、これくらいの申し出であるからやりますということを申し上げたいと思います。

記者:わかりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?