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新年に起きた大変なこと。 そしてそれに纏わる色々なこと。 その2

そのとき

※注)これから先地震の時の様子を書いています。
不安な方は読まないで下さい。

年末から続いている喉の違和感を強く感じ、実家に到着してしてから母の部屋でしばらく眠ることにした。
他の家族は居間にあるコタツを囲んで思い思いに過ごしている。
眠ってからどれくらい経っただろうか。。
グラグラっと感じてみんながいる居間の方に行った。
結構揺れたが、母は「こんな正月から何なん〜(何なのよ!)」と、びっくりさせないでよ!という気持ちと同時に揺れが収まった安堵感からか違和感のある笑い声を立てていた。
私もそれに釣られて、ふと気が抜けたか抜けないか、くらいのタイミングで緊急地震速報のあの不穏な音が聞こえ始めた。
さっきの地震の通知が遅れてきたのか。。と頭を掠めたのとほぼ同時くらいに先程とは段違いの横揺れに襲われた。
母の部屋を出た狭い廊下の壁と壁の間にいた私は、左右の壁に身体を打ちつけないようにしゃがんで踏ん張らなければならなかった。
何とか前方に視界を広げると甥っ子はテーブルの下にいるのが分かった。
他の家族の様子を見ようとするが、いろんなものが床と平行に飛び交っているに呆気にとられ、奥の方まで見る余裕がない。
私は学生の頃、阪神大震災を経験していた。
その後も震度5レベルは何回か経験しているので、揺れは今までで1番ひどいかもしれないと感じながらも、その経験から後もう少し、もう少し我慢したら終わるはずと体感的に思っていた、が、今回は違った。少しだけ弱まってこのまま終わってくれるのかと思いきや、今まで以上の横揺れがやってくる。もうそこからは何も考えられなくなった。

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