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臨床編/甲状腺~慢性甲状腺炎(橋本病)~

  橋本病は自己免疫性甲状腺疾患で、慢性甲状腺炎とも呼ばれ、臓器特異的な自己免疫疾患のなかで最も頻度の高い疾患である。
 橋本病の抗原はサイログロブリンと甲状腺ペルオキシダーゼであるり、病理学的には甲状腺内へのリンパ球浸潤により甲状腺濾胞上皮の萎縮や変性・濾胞構造の破壊・リンパ濾胞の形成・間質への線維化が特徴的な所見である。
 易疲労感、寒がり、発汗減少、便秘、脱毛などの甲状腺機能低下症状が出現する。

~超音波所見~
・辺縁が鈍化し表面が凹凸で分葉状構造を反映
・びまん性に腫大
・内部エコーレベルがびまん性に低下し粗雑、エコーも不均質なことが多い


~えちょ~

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