PENTAGON『Spring Snow』所感②雑記集

今回は上の記事では入れることが難しそうな内容や、上の記事を書いた後に思い至ったことを気分のままに書き連ねる回です。追記もあればこっちに書きなぐっていく予定。

個人的に好きな回の春雪

音楽番組やKCONなどのイベント、ライブの〆に至るまで、各所で披露されるSpringSnow。寂しい、別れの歌詞に反して、ステージ上の彼らは、思わずみてるこちらまで笑顔になってしまう程に楽しそうだ。正に春の到来を喜び、舞台中を駆け巡り、全身で楽しむメンバーたちが何とも魅力的。眩く、焼き尽くすほどの、「幸福」と、胸がほんの少し苦しくなる「切なさ」。ただただ、楽しいだけじゃなくて、どこが起因なのかいまいちわからない「切なさ」があるのが、PENTAGONの演じるSpringSnowの不思議な所。すっごい拗らせたオタクが頑張って言葉で表そうとすると、あの只管に楽しくて楽しくて最高の一瞬を謳歌する彼らに、永遠を願うけども、でも曲が終わればあの最高な空間も終わってしまうからで。終わるが故に、あんなに眩くて、刻んでいたい時間なんだと思う。

一個記事が書けるぐらいにはSpringSnowに並々ならない思いを寄せる私。この間の日本ペンミのSpringSnowはもう忘れられない。やっぱり、一度は直にあの幸福感味わいたい。人の原型留められないくらいには泣いたけども。大体、春の雪を願う曲に降らせものの演出をしたら、泣くに決まってるよな。本国ペンミでも雪どっさどさに降ってたけども。とはいえ、実は一番好きなSpringSnowのステージ、今年の本国ペンミ、それも4月3日の回だったりする。

4月3日、何が2日と違ったかと言うと、ユウトパート。パートに入る前、初っ端、ユウトが「春だ~~~!!!!!!!」と叫ぶ。何とも嬉しそうに、誰よりも大きな声で。この瞬間からもう涙腺がダメだった。ここがTwitterだったら「良~~~!!!!!」だけで済ませてしまうところを、何とか言葉を重ねたいんだけど、ここのどうしようもなく、堪らない気持ちはどんな言葉が付くのか私にはわからない。あたたかい雪の降った、奇跡の春の日を夢見る「僕」の姿に焦がれ続ける私には、あまりにもあのユウトが眩かった。ちなみに、ここまででもう限界なのに、その後、ホンソクの手を取って、自パートやり始めるんですよこの男。ホンソク。この後、2年近くペンタゴンからほんの少しだけ離れる、ホンソクの方を指さしながら、”毎日毎日、思い出す あの日の君、君だけを”と歌い上げる。日本ペンミでは見てる観客が「僕」だったな、と思う。けど、本国ペンミはこの場面があったことで、雪が降る中全身全霊その瞬間を楽しむ彼ら、少しの別れをするホンソクが「君」、ユウト始め他メンバーが「僕」になってるように感じた。こんなん、ずっと覚えてるよ。「あの歌詞ってこの景色のことを言ってたのか」と言う気持ちになったのは本国ペンミ20220403が初めてだった。なんで毎度毎度映像配信してくれないんですかねあの事務所。

君の笑顔と香りが

人は聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚の順で忘れていくらしい。さて、この曲はあの日の「君」を思い出し続ける「僕」の曲だった。何度も何度も、頭の中のフィルムが擦り切れるまで。けれど、人はどうしたって、忘れてしまう生き物だ。実はこの曲、「君」の声にまつわる表現は無い。やっぱり、どれだけ思い出そうとしても、「僕」は順当に「君」のことを忘れて行っているのかもしれない。どれだけ忘れたくなくても、人間だから。

「僕」の中に残ってる「君」の記憶ってなんだろうか。ユウトのパートで語られている。

香りを確かめるような振り付けと、“君の笑顔と香り”という歌詞。人は聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚の順で忘れていく。いつか「君」の笑顔だって忘れてしまうかもしれないけど、「君」の香りはずっと残ってるんだろうな、というのがわかる。この振り付けすっごい好きなんだ…。


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