人に伝わる自主性


#毎日出す 20190930

「主体性と自主性は違う」

少し前に、コルクラボ のゲスト会で「みんなの学校」の木村校長の話を聞いてとても印象に残っていてよく考える。

「主体性」は、自分で考えて物事に取り組む姿勢。「自主性」は、人に言われずとも目標に向かって自ら行動する事。


つまり、自主性の場合は目的が与えられている。


それが、自分の性格と合わなくて自主性は軽視していた。この半年は、もっぱら主体性について考えていた。ただ、いよいよ主体的に行動し始めるとまわりの人を巻き込む事が大事になってくる。

その時に、自分が主体的である事はとても大事なんじゃないかと最近思い始めている。いや、率直に言えばみんながついてこない事に困る事が多くなった。

思えば、主体的に考えた事は自分の立てた目標に従って行動する事で、他人にとっては決められた目標だ。

もし、相手が主体的だった時は、改めて自分で意味付けして納得する必要がある。しかし、そのためには(多少の個人差があれど)自分と同じほどに、他人も同じ問題に関心を持つ必要がある。考えるのは、そこからだ。

たぶん、世の中に主体性のなさを感じる大半は、世の人々に比べて自分が主体性が強いから感じるわけではなく、関心がズレていて他の人が関心を持たない事からきてるんじゃないかと思い始めた。


何にでも興味を持って、考え、行動するように学び、成長するのは大事だと思う。ただ、この情報が加速度的に増えていく世の中で、細分化していく問題を前にして、全てに主体的に関心を持つ能力を上げるのは無理があるのかもしれない。

その時に、大事になるのが自主性じゃないかと思う。


ただし、他人が自主的になって(盲目的に)目標に向かって行動しやすくなって、物事が進む。という話ではない。

他人が関心を持つように、自分が自主的に、動いてその問題(分野)に関心を持つ様にするのが大事なんじゃないかと思う。自分への関心(信用)を、問題に対して使うといってもいいかもしれない。

あの人が、あれだけ熱心にやるなら大事なのかもしれない。
それならば、自分を投じる価値があるのかもしれない。

そう思ってもらう。いわば「安全」を確保(感じてもらう)する事が鍵になるかも知るない。

これまで、主体性を喚起するために、自分をさらけ出してなんでも受け入れられる場を作ることを重視してきたけど、これからは自らが熱心に関わる姿を見せる事も大事にしようと思う。


あれ? もしかして、昔からリーダーシップで「言葉より行動(を見せる)」って言われてるのと一緒なのかな。


冒頭に話した、木村校長の本はこちら。「主体性」を育てることの覚悟について読むことができる。


おわり。

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